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冬のにほひ  作者: 澳 加純 


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5/9

フランキンセンスよりも ⭐︎

現代短歌なので、小難しいことは抜きにして。

感じたままを詠んでみました。


お気楽に味わってみてください。


いざゆかん 結びあげた黒髪と

  決意も固く決戦の場へ





 なんの話じゃ?ってなりますよね。いきなり決戦の場へ、なんて。


 ご存知の方も多いかと思いますが、わたし、イラストを描きます。

 下手の横好き、と言わば言え! 好きで描いているのだから、いいじゃん!(開き直りッ!)

 たまにいきなりFAを贈り付けて迷惑を掛けていることもあるけれどさ。ハッ!被害者の会とか、あったりするのかな?把握はしていないけれど……。


 あ、それで、この和歌のバックボーンのお話ね。

 さる企画で、ポニーテールというお題で描いたイラストがありまして。



   挿絵(By みてみん)



 こちら、ね。企画に提出したイラストは別にあって、これはボツになった方なのですが、せっかく描いた作品を埋もれさせちゃうのもカナシイのでSDGsしてみようかと思いまして、短歌を付けてみました。

 ボツ作品の有効利用。セコイと言わないで。


 1月のお題だったので着物を着せてみたのですが、これが9月とか10月のお題だったら運動会をイメージして体操着とか、ジャージだったかもしれない。

 衣装を着物にしたせいか、なんとなく競技かるたの決勝戦に向かう――みたいな雰囲気になっている気がします。いや、別に、書道パフォーマンス大会でも良かったのですが、墨が飛ぶと着物に染み付いちゃいますものね。弓道用の袖丈の短いものにすれば、もっとそれっぽくなったかもしれませんが、イラストとしての見栄えを考えるとつい柄を入れたくなってしまう。絵描きのワガママ。


 競技かるたの決勝戦にしても、書道パフォーマンスにしても、挑む人たちはそこで最高の戦いをしようとしているのに間違いないと思うのです。

 その決意を、髪を結いあげることで、さらに気合を引き締めようとしている。高まる緊張と興奮と戦いながら、全力で作品に競技に打って出ようと心落ち着けている、そんな後ろ姿でしょうか。

 後付けの説明ですけれど。そんなことを考えながら描いたイラストでした。


 どんな表情なのかを描いた方がよかったのでは?そこはマンガではないので、敢えて描かない。見る方の想像に任せるのです。


 きっと、はつらつとした輝く瞳をしているのでしょうね。



墨と和紙 木の温もりを足したなら

  フランキンセンスより「静か」香りて






 ところで。このシリーズ「冬のにほひ」ですが、「におい」ではなくて「にほひ」にしたのか。

 「にほひ/匂ひ」とは古文単語で、


 ① 色つや、色つやのある美しさ、美しく映える色。

 ② 生き生きとした美しさ、はなやかな魅力。

 ③ 香り、香気。

 ④ 栄華、威光、華やかな様子。

 ⑤ 濃い色から薄い色にだんだんとぼかしていくこと、染め色。

 ⑥ 余韻や余情。


 と意味がありまして、「におい/匂い」だと現代語で香りだけになってしまいますが、古文用語の「にほひ」にすれば、いろいろテーマが広がるではありませんか。



 ついでに「にほひ」をひらがなにしたのは、単にわたしが、ひらがなが好きだからです。小学生の頃、習い事でお習字をやっていた際に、とあるコンテストに作品を出す機会がありました。

 書き初めのように、長い半紙に4文字という規定だったのだと思いますが、大抵漢字4文字、または漢字3文字にひらがな1文字の組み合わせになりますよね。「世界平和」とか「初日の出」とか。

 ところが、先生いわく。「加純さんはひらがなの方が字面(じづら)(書かれた文字から受ける雰囲気)が良いから、ひらがな書きましょう」


 そこでいただいたお手本が「お月さま」。


 言われた本人は意味も解らず。先生に言われるがままに、みんながダイナミックに漢字を書いている横で、わたしひとり、ひらがなの曲線に悪戦苦闘することになったのです。

 細筆でも曲線を書くのは難しいですが、書き初め用の太筆できれいな円形を描くのはもっと難しくて、小学2年生のわたしにはめっちゃ大変な課題だったのでした。


 「お月さま」。どれも丸みを帯びた文字で、たっぷり筆に墨を含ませないと、運びの途中で掠れてしまい、丸みに柔らかさが出ないのよね。かといって、含ませ過ぎると書跡が太く濃くなるだけだし。

 小学校低学年だから、難しいことはわからないのだけど、先生のお手本から離れていくことだけは、妙にひしひしとわかるのよ。

 なんて悩んでいると、小さな手が筆に持っていかれちゃう。ますます違うじゃーん!となる。

 先生のお手本をガン見しながら、どうして自分にはこの丸さが書けないのだろうかと半泣き状態でした。


 仲間はどんどん作品を完成させる中、わたしはいつまでも書き直しばかりで。ようやくそれなりの作品が仕上がったのは、みんなが片付けを終えた後。

 そういえば「イラ交」企画の時も、そんなことしていたわよねぇ(遠い目)これは宿命か!?


 おかげさまで、その作品は東京での本大会まで進出して、そこそこ良い成績を残せました。先生にも親にも褒められましたっけ。(めでたしめでたし)



 そんな記憶があるからか、あの書道パフォーマンスを見ると、すごいなぁと感動しちゃう。太筆どころじゃないモップみたいな特大筆を操って、文字書いちゃうなんて!



 またお習字をやりたいな――とか、ときどき思うのですけれどね。腰が重いので、なかなか……。


 決意と共にきりりと黒髪を結い上げて


 あ、現在は髪の毛を顎のラインまで短くしてしまいましたので、ポニテは無理だわ。



班白を集めて寄せて束ねても

  馬にはならず箒となりて



(一応主張しておくよ! わたし、まだそこまで真っ白じゃないからね!)

  


 

 



 

 

ご来訪、ありがとうございます。


タイトルのフランキンセンス。アロマテラピーに詳しい方はピンとくると思われますが、乳香ともミルラとも言われます。主にリラクゼーション効果が有名で、心身をリラックスさせストレスや不安を軽減させる香りとして有名です。また集中力を高める効果もあるそうで、古くから瞑想や儀式にも使用されたました。スモーキーでスパイシーな神秘的な香りです。


……あのぉ。

マジに「澳 加純FAテロ被害者の会」なんてありませんよね。もしあるのならば、会長さんにご挨拶に伺わねば!(←結構やらかしているので)



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― 新着の感想 ―
 ボツにしようとした作品のキャラが「外にでた~い!」とかいって騒ぎ出すこと、私にも経験あります(笑)。よっぽどサイトの規約とか公序良俗に反するとかでなければ、なんとかして出してあげたいと思っております…
ここまで拝読しました。季節にちなんだ短歌と、それにまつわるエッセイ、時々イラストもついて、素敵な世界ですね。楽しませていただきました! 私は小説の文章でも無意識に七五調にしてしまうくらいで、俳句や短歌…
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