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エッセイ

音読派の人が、早く本を読む方法

作者: いかすみこ

速読術で真っ先に挙げられるのが、『脳内音読を止める』

出来る人と出来ない人がいるんだよ~!

それぞれの能力に合った方法を伝授してくれよ~!


金子みすゞさんの「みんな違ってみんないい」を座右の銘にしております(`・ω・´)!

 私の趣味は読書です。

 読む速度はとても早いです。


 文体にもよりますが、文庫一冊にかける時間は1時間を切ります。ライトノベルなら30分。

 具体的なタイトルを挙げると、『バトル・ロワイヤル』上下巻を2時間かからず読破しました。


 これを周囲に告げると、高確率で言われます。


「いいなあ、私は脳内で音読する癖があるからゆっくりなんだ」


 実は私も音読派です。あまり知られていないようですが、音読派でも早く読めるようになるコツがあります。


 紹介する前に、試しに文章を早く読むコツをググってみました。


 真っ先に出てきたのは、『脳内音読を止める』でした。


 速読術をうたうサイトには音声化せずに「文字を見る→理解する」視読を進めています。


 しかし、音読派の人が脳内音読を止めるのは難しいです。


 なぜなら無音派の人は同時処理、音読派の人は逐次処理と脳で情報を整理する方法が違うのです。


 ※参考資料 『医師の作った「頭のよさ」テスト』 光文社新書

 『書くことと描くこと』 ブックマン社

 『読めない人が「読む」世界 読むことの多様性』 原書房




 例えるなら、逐次処理の人が黒板の板書を必死に一文字ずつ板書している時に同時処理の人はスマホでパシャっと写真をとっているようなものです。

 ※同じ同時処理の人でも、一度に処理できる量は違います。2行ぐらいずつの人もいれば1P丸ごとの人もいます。


 そして、これは生まれつきの能力なので後天的に変えるのは難しいのです。


 私と同じ、音読派の皆さん『え~、ズルい~! 』と思いませんでしたか?


 実は音読派にもメリットがあります。


 笑ったり、泣きながら小説を読んでいるあなた! 音読派ではありませんか!?


 実は脳で声に出して読む方法の方が、理解が早いのです。


 黒板の板書を思い出してください。


 確かに情報を得るだけなら、スマホで撮影したほうが早いです。


 しかし、ノートに手で必死に書いた方が黒板の内容は頭に入るはずです。


 期末テスト前の一夜漬けのような丸暗記なら問題ありません。


 しかし知識として使う場合には、無音派は読了後に理解に費やす時間が必要なのです。


 さて、話は戻ります。


 そうは言っても、音読派の人も文章を早く読みたいですよね。

 テストの読解問題は、早く読めたほうが有利です。


 音読派の人が早く読むコツは、シンプルです。実際の音読の速度を早くすればいいです。


 音読派の人の読む速度は1分に400~600字が多いです。

 これは実際にその人が、声に出して読める速度とほぼリンクします。


 ちなみに超高速で本を読める私は、早口言葉が得意です。

 ボカロの『初音ミクの消失』という曲のサビ部分を、初見で歌と同じ速度で音読できました。


 なぜ私は早く音読が出来るのか?

 それは幼少期の過ごし方でした。


 ゲームやテレビ視聴が出来ない私の、子ども時代の楽しみは本か漫画。


 しかし田舎で育ったため、近所に書店や図書館はありませんでした。そのため家にある本を、何度も読んでいました。

 また年の離れた妹に、絵本の読み聞かせも毎日のように行っていました。


 九九の暗唱と同じです。同じ文章を繰り返し読むことで、私は速読のスキルを手に入れました。


 しかし音読スピードを早くすれば良いと言っても、早口言葉の練習はつまらないですよね?


 私が最近、発見した方法です。


 アップテンポの曲を歌詞カードを片手に聞きながら、覚えるまで繰り返し歌うです。


 3~5分とはいえ、1曲丸ごと歌詞を覚えるのは大変です。

 プロの歌手でさえ、新曲を覚える時には100回ぐらい歌うそうです。


 2年ほど前に、yoasobiという歌手が『アイドル』という曲をリリースしました。その際に、英語バージョンも発表しました。

 ミーハーな私はカラオケを英語で出来たらかっこいいなと考えました。いえ、決して音痴を誤魔化そうなどという低俗な理由ではありません。英語学習の為です!

 YouTubeを聞きながら、毎日毎日練習しました。


 そして、目標だった100回を歌い切ったところで変化が訪れたのです!


 英文を読む速度が、異様に速くなっていたのです!


 今まで1分に150単語ぐらいだったのが、いきなりネイティブと同程度の300単語。


 慌てて英語の先生(日本人)に質問しました。


「スクリプト(原稿)を見ながら、ネイティブの音声と同時に音読するというのはオーバーラッピングという方法だね。英文を速く読むための訓練として、一般的だよ」


 私は歌の練習をしようとして、英文を早く読むための訓練をしてしまったみたいです。


 そして私のモットーは、『転んでもただでは起きない』です。


 せっかくなのでと考え、速読術のおススメ方法のエッセイを書きました。

 英語で効果があるなら、きっと日本語でも大丈夫ですよね!?

 ※小心者ゆえ保険をかけています。


 という訳で、歌を練習し音読のスピードを速くするのはどうでしょう?


 声を出すのはストレス解消効果もあるそうです。一銭もかからないので、速読できるようにならなくても損にはなりません。試してみるのはどうでしょう?

 ※小心者ゆえ保険をかけています。


 えっお前のカラオケは上手くなったかですか? 100回も練習したんだから音痴は返上できたんじゃないか? ですか?


 歌って才能ですよね……


 目指せ! 夢はでっかくカラオケDAMの採点機能で平均越え!



楽しく自分の能力を伸ばすのをモットーに、工夫するのが大好きです。(*^▽^*)


皆さまが本を読むときに、どんな工夫をされていますか?

良いアイデアがありましたら、メッセージ下さい。






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― 新着の感想 ―
考えたこともありませんでしたが、この文章を読みながら意識してみると、私も音読派でした。 本を読む時はめっちゃゆっくりな時と、結構速い時があります。 意味さえわかればいい小説はノベルズサイズを読了する…
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