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その6

恭平は三週間前の出来事を思い出す。


その日の放課後、早生まれの恭平は四月生まれでほぼ一つ違いの奈美に呼び出された。


「恭ちゃん。私の彼氏になって下さい!」


初めは冗談かと思ったが、従姉の真剣な表情は本気で(あふ)れていた


(奈美が、奈美(ねえ)が僕の事を好きだって?)


周囲の憧れを集める容姿端麗(ようしたんれい)な奈美からの思いがけない告白。


昔から好意を抱いていた恭平がこれを断るはずもなく二人は交際を始める。


それから放課後に数回デートして、一週間前に奈美の部屋で恭平が押し倒される形でお互いの初めてを捧げていた。


(奈美と一緒にいると物凄く幸せを感じる。この幸せがいつまでも続けばいいと願っている。だけど……)


今、もう一人の従姉、現在(いま)は義姉の真奈が恭平を悩ませている。


昨日の夜、真奈は「セフレになって」と問いかけた後にこう続けた。


「私、セック〇が好き。だからセフレが欲しいの。セフレが必要なのよ」

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