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村雲銀之丞の混沌的な日常系神話。  作者: タニシタタミ
石塔編
40/40

第40話『石塔崩壊』


「ギンノジョオオオォォオオオォオオオォォッ!!」


「シュブニグラスウウウウゥゥゥゥゥゥッ!!」


互いの名前を叫び、殴り合う。最早、避ける行動すら敗北する行為だと言わんばかりに殴っては殴られる。殴られたら殴り返す。「止めるか」と呟かれた言葉の通り、シュブ=ニグラスの身体は顔の見えない男に抱き締められており、銀之丞も同じ様に抱き締められていた。


「へっ?あぁ、しぇげちゅ?」


「むっ、むううぅ、ヨグ=ソトースってば約束が違うじゃない」


「「石塔が崩れるんだよ、さっさと出るぞ」」


言われるがまま、身体を横抱きに持ち上げられると崩れ落ちている石塔の隙間を潜り抜け、石塔の最上階(?)から落ちた。


「ひょわあぁあぁ!?」


「ぷっ、ギンノジョーっダさいぃたァたぃッ?!」


余りの高さに奇声を上げながら清月に抱き着く銀之丞を笑おうとしたシュブ=ニグラスの脳天へと拳ほどの大きさは有りそうな石が落ちてきた。正しく“天罰”である。


清月の胸に顔を押し付けながら落下していると、更に上から奇声を上げる女の子の声とギャーギャーと喚いている男の子の声が聞こえた。


「ちょ、おもてぇんだよ!?」


「ムッ君、私は重くないからね!実子が重いんだからね!?」


「ハヅキ!!私より大きな脂肪の塊を持っているのは貴女でしょーが!?」


どうやら葉月達も無事に脱出することが出来たようだ。安心しているとズンッと腰に来る衝撃に襲われた。着地は成功したが地面に叩き落とされた様な衝撃を受けるとは聞いていない。もっと、こう、スマートに降りれなかったのだろうか。


まあ、何はともあれ。終わったことは考えないようにしよう。





『暴れた数だけ』


村雲一家の暴れたおかげで石塔は崩れ落ちたが、ヘンテコな生き物は消滅することはなく。日常に組み込まれていった。


追伸、ヨグ=ソトースとシュブ=ニグラスがマンションに引っ越してきた。



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