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村雲銀之丞の混沌的な日常系神話。  作者: タニシタタミ
怪異編
20/40

第20話『偉大なる母です』


雑木林から飛び出てきた変態女は憎悪に満ちた眼光を向けてくるが、それ以上に息子を拐おうとした相手に対する殺意の方が遥かに勝っている。自然体のまま、変態女に炎の吹き出すエネルギーを利用して接近すると左足の脛を掴み思いっきり、ブン回しながら空中へと飛び上がり、そのまま更に上空へと投げ飛す。


「そこで反省しなさい…!」


存在しない時間軸(ファントム・タイム)へ消え去りなさい】


重装甲から放たれていた紅紫色の火群を両の腕に纏わせ、二つの線が交わり螺旋に変わる最中、全身に駆け巡っていた火群を一点に集中させながら亜空間の亀裂へと落下して来ていた変態女を独楽のように回転しながら殴り飛ばした。


「私の家族は、私が守るッ!」


【我々こそ最終防衛戦力なのです】


空中分解のように重装甲を離別パージすると先程の中途半端に装甲を纏った状態に戻り、セラエノ断章の自動飛行へと切り替わった。


「セラ、ありがとね」


【勿体無き御言葉です】


「そう?でも、お礼はキチンと言わないとダメなのよ?」


【理解しました】


常識皆無な幼い子(セラ)に物事を教えるように優しく説明していると、清月が私の名前を叫びながら走って来ていた。──人間の出せるような速度を越えて、だけど。セラに装甲の解除を伝え。滑空するように清月へと抱き着き、そのままギューッと抱き締める。


「ただいまぁ~!清月」


「ああ、お帰り」


十五分ほど抱き着いていたが、名残惜しそうに私から離れると危険なことは止めて欲しいとお説教を受けた。でも、褒めて貰えたから満足している。





『存在しない時間軸』


通称「ファントム・タイム」。亜空間や異次元と呼ばれる時空間という概念の存在しない場所。強力なエネルギーを使うことで空間と空間に亀裂を作ることが出来る。



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