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4話 ~これから~


「はぁ~~...

すこし、眠たくなってきたな。

ちょいとばかし寝るかな」


すると紳助しんすけはベットに寝っ転がり今さっきのことを思い出していた。


「あの時、もし...もしも、あの男に捕まっていたらどうなっていたんだろ...あーダメだこんなこと考えてるからどんどんマイナスになっていくんだ、もっと気楽にいかんとな」


静かな空間に1人で居る紳助、すると母親である『内宮 奈緒美うちみやなおみ』が帰ってきた。


「紳助~今帰ったわよ~」


すると紳助は返事を返した。


「お~おかえり

って、今日は遅くなるんじゃなかったのか?」


「それがねぇ、仕事に向かったら急に上司が「あ~その話しならこっちでしておいたからもう終わらしておいたよ」だって、こっちはあんたから頼まれたからやってんのに終わらせたのならメールの1つぐらいしたらどうなのよ。」


「あらまぁ~それは、残念なこと...

それなら、今日は母さんが夜ご飯作ってくれるんだろ?」


「えぇ~まーそうだけど

紳助が作ってくれてもいいんだけどね~」


母親がそう言うと紳助は顔を引きるようにして断った。


「だが断るっ!

だってよーこの俺が料理出来ると思うか?

作れるとしても、焼き飯くらいだぞ」


「はいはい、分かりましたよ~

じゃー今日は和風ドリアでいいかしら?」


「別に俺は、構わないけど...

それじゃー俺、風呂入ってくるから」


(なんだかんだ言って、結構な時間が経っており、今の時刻は5時30分を指していた。)


「分かったわよ

お母さんも、紳助が上がった後に入るから風呂ためておいてね~」


「はいよ~っと

じゃーお風呂にい・き・ま・す・か~」


そう言うと紳助はお風呂場へと向い服を脱ぎ体を洗い流したあとお風呂に浸かった。


「ふぅ~一気に疲れが取れた気分だぜぇ~

明日はなにすっかなー...

外にはあまり行かないようにするか、今日みたいなことがまたあったら嫌だしな」


紳助は明日のことを考えながら肩までゆっくりと浸かった。

そこは天井からの水滴が落ちる音しかしない世界であった。

冷たい水滴が紳助を貫く。

しばらく浸かっていた紳助が火照ほてってしまいそうになったのでお風呂から上がろうとした。


「よいしょっと、今日は大分だいぶ浸かったな~

すこし、火照ってきたな

そろそろ、上がるか」


そう言うと紳助はお風呂場から出るなり頭を乾かし下着を履き服を着てリビングへと向かって行った。


「母さ~ん、ご飯できた?」


「もうすぐ出来るわよ~

あとは、少し温めるだけだから5分くらい待っててね~」


「分かった。

あっ、そうだ後で母さんに話すことがあるから」


「分かったは、それじゃー台を片付けてちょうだい。」


そう言われると紳助は台を片付け始めた。

片付け終わった頃に母親が今夜のご飯である和風ドリアを持ってきた。


「はぁ~い、出来たわよ~」


「お~美味うまそぉ~

それじゃーいただきまーすっ!」


すこし食べてから紳助は今日あった出来事を母親に話し始めた。


「そうだ、母さん

今日さ、俺コンビニに行ってる途中にナイフを持った怪しい男に追い回されたんだよ。」


「え~そうなの。

この辺も大分物騒ぶっそう

それで、何もなかったの?」


「俺は、なんとかコンビニに入って助けを求めることが出来たからなんともなかったけど。」


「それなら、安心したは。

でも、これからもちゃんと気をつけるのよ

じゃないと、いつまたそんな目に遭うか分からないんだから。」


「それを言うなら母さんもだろ。

まー明日は、外に出る予定はないし家でゆっくりしてるよ。」


「そんなこと言って~

紳助もバイトの1つぐらいしたらどうなの?

そんなに、家でゴロゴロしてないで。」


「やめてくれよ、母さん

俺が1番嫌いなのは働くことなんだよ。

まーこんなこと言ってるけど1週間に1回あるかないかでバイトのことや就職のことは考えてんだぜ。」


「そうなの?

紳助とっては、珍しいじゃない。」


2人はそんな会話をしながらご飯を食べ終えた。

そのあと、母親はお風呂に入り紳助は自分の部屋に戻って行った。


「今日はゆっくり寝るとするか...

色んなことあったし、どっと疲れたな。」


紳助がベットに倒れるとそのまま静かに寝てしまった。


(まったく、これから俺はどうなっていくのか......)


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