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わたしの今日

作者: 岩崎めぐ

今日の朝ドトールで町内会の多分偉い人が感情的になる奴はダメだと言った 日頃から律しよう律せねばと思い上手くいかないのを罵られたような気がして反応してしまった。仕事して友達と遊んで家に帰る。

はぁわたしが反抗すると嫌な夢見るんだよな。目を閉じる。町内会の若頭が焼き鳥屋からわたしを一瞥し店から出ていく。

またやらかしたか。視覚過敏なわたしは寝る前から先ずうなされる。眠りにつく頃さっきまで連んでた友人の声がする。物足りないんだよね〜。すると友人の彼氏がお前が選んだ一番の友達だろ?と言う。いっつもいっつもわたしにベタベタしてさ〜しんちゃんみたいなんだもん。洋服も小物も安もんだし。

わたしは何か化粧水のような物を選んでいる。心の声だったか友人のひやかしだかが今更かよと言った。しかしわたしはそのカウンターの中に並んである小物に何か得たいのしれない魔力を感じじっと眺めている。そのうち体が吸い込まれカウンターを通り越し壁まで突き抜け消えていった

そこはお洒落なデパートだった。そんな馴染みの薄い建物に入って友人がわたしの前後を行き来する。だがわたしは無視していた。そのうち向かいのエスカレーターを友人は降りて行く。しかし姿は透明だった。わたしは透明になった友人を眺めて手の届かないところまで行ってやると目の前のエスカレーターを降りて行った。横目でチラリ。降りて行くエスカレーターに乗る人を伺う。誰もその建物にふさわしく綺麗な人たち。わたしは自分がどんな格好をしているのかはわからない。しかし堂々としていた。

エスカレーターを降りたころ若者たちに、こいつ違くない?と指を刺される。若者たちはわたしにつきまといながら冷やかす。わたしは全日本のチャンピオンに失敬だな。口走り透明の扉を開ける。

すると今度はわたしと同い年くらいの男性が横に並びわたしを冷やかす。わたしはお前らと一緒にすんなよ

現役時代は高校球児に負けないくらいの運動量だったんだからな。

また扉を開けようとした時6パックどころか8パックくらいありそうなマッチョが突進してきてガラス戸をぶち破ってきた。わたしに体当たりしてくる。わたしは痛いだろ前見て歩けよ!と怒鳴る。すると後ろから蝶野が突進しやはり体当たり。しかしわたしは怯まない。強いからってなんでもしていいと思ってんじゃねーよ!と、口走る。

わたしはリングに連れてかれそうになる。竹刀を持った白パンの男が待ち構えている。わたしは意味わかんない 体当たりしてくるのが悪いんでしょ!

すると頭の上に神様が 神神しく後光のさした神様がわたしの頭を平たいヘラで叩く。叱っているんだろうけどなんで怒られているのかが理解出来ない。わたしはいてーよ、いてーよと言いながら今日ドトールであった出来事やらマッチョの話しから叫んでいる。しかし神様は叩くのをやめない。そのうち後光が赤くなり青くなって行く。わたしはついにごめんなさーいとしか言えなくなる。


今度は主婦のおばちゃんたちが円陣を組んでいる。その中央にわたしはしゃがんでいる。おばちゃんたちもやはりわたしを叩く。円陣を組んだおばちゃんたちは蝶野よりも神様よりも怖かった。きっと生活がかかっているからだろう。わたしは主婦だが律しようとも自分の意思では律せないのはわかっている。闘争心剥き出しのおばちゃんたちには素直に謝りハイタッチを交わす。


夢はこれで終わりではなかった。


女子の野球チームのグランドに降り立つ


猛烈な打球が体に向かって打ち込まれそうになる。しかしわたしは腕一本で交わす。やはり反抗的な態度だった。


わたしは朝のドトールでの一部始終を思いだす。わたしは日課であるドトールでタバコを吸いながらお茶をしていた。そこに多分町内会の偉い人が入ってきた。日頃自分と関わり合いのない人間だが何故かアンテナに引っかかるその人物がすぐに感情的になる奴はダメだと口にした。わたしは薬の投薬によってほとんどの症状は治まったものの、その律しようとも律せない日頃の生活形態を罵られたような気になり気がつくとテーブルを一回叩いてしまったということから一心にいちいち反抗しているのがわかっている


しかしなんで嘲笑やもしくはアスリートたちが体当たりしているのかは理解でちないのだ


腕一本で抗っているわたしは何度も似たような夢を見ているが成長の兆しが見えない。そのうち高校球児 小学生相手に打球を打ち込まれる。わたしはもはや小学生の反抗者。バット貸せよ。わたしにも打たせろよ!と必死の反抗だった。


わたしは豪速球で打ち込まれる打球をバットっで打つ。凡打だ。しかしわたしは笑っている。スポーツは見るよりやる方が好きなんだよ。

ボテボテのお腹で答えてる。

すると男の子が千円だと答えた。

向かってくるものにいちいち反応するわたしであったわたしだがついに左膝が着く。もういい謝れ。男の子の声に。スポーツマンはみんなのヒーローです。反抗的な態度は取りません。誠に申し訳ございませんでした。わたしは土下座した。


目を覚ました。はぁ寝てたのに疲れた。起きてるのにボールが一切にゴロゴロ転がってくる。球拾いかよ。


わたしは五年前に結婚をした。それからはっきりとはしない周囲の人たちが一斉に近づくのを感覚で悟った。しかし病癖なのかわたしはそれらを嫌った。抱え目な旦那より日頃は陽気に振舞っていたわたしが一斉に振り返る町内に困惑した。


今でもそうだ少しづつ自分の力で手繰り寄せてる周囲との兼ね合いにバランスを崩されるとたまらない。


集団行動は会社と馴染みの居酒屋でいいのになんで?結局はできない奴と判断されて排除されるのはわたしのほうなのに。


やれやれだ


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