表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/148

第五十五話 魔剣の目覚め 前

「なっなに・・・を・・・ガンザ・・・」


ガンザギムルは手に魔力の刃を作り出し混乱する大司祭たちを切り付ける・・・。


「私の糧となれ・・・神の思し召しである・・・」ガンザギムルの瞳には狂気の光が宿り、大司祭たちはその目に射貫かれながら命を散らし砂となってゆく・・・。




なんだ?取り込んでいる?一人また一人とガンザギムルが大司祭を切り裂くごとに・・・魔力が増大して行くのが見える。


「アル君っなんか変よっ!!!」


「アルっまずそうだぞっ!!!奴の魔力が異常だこんなプレッシャーは今まで経験したことが無いっ!!」


カトラお姉さまのカンが危険を、カルマータさんは今まで感じたことのない魔力のプレッシャーに危険を知らせてくるが・・・。目の前に強制的に俺のニュースサイトの緊急速報がこれからどうなるのか・・・俺に伝えていた・・・。


「1601 魔族ガンザギムルの暴走」


@@@@@@@@@@@@@@@

1601 魔族ガンザギムルの暴走


エルランダ教国の神像のコアをすべて取り込むことにより人工魔族ガンザギムルが誕生。止めることが出来なければ教国民が犠牲になりエルランダは滅びの道へ進む。


@@@@@@@@@@@@@@@


「魔族ガンザギムル・・・エへラン教皇陛下このままでは教国民に甚大な被害が出ます」


「魔族・・・ガンザギムルは人族のはずだ・・・」


「神像を・・・その身に取り込んでしまったせいで魔族になってしまったようです」


「・・・・・・・しんぞうを・・・」

エへラン教皇陛下は言葉に出来ないほどの衝撃と魔族ガンザギムルが発する魔力のプレッシャーにガタガタと震えていた。


「ここは危ないです、エへラン教皇陛下は教国民と一緒に避難をお願いいたします」俺はセラフィムの皆が集まる視界の隅へと見えない目を今のうちに治療するためにも皆と合流する事を選んでいた。


「アル様・・・目が・・・」近づく俺にカトリナ様は真っ先に俺の目の異変に気が付く・・・。


「アル~どうしたのじゃ~目が・・・右目のお目目が真っ白なのじゃ~」俺の真っ白に濁ってしまった目にヴァル様はへにゃと顔崩す。


「アルっあんた無茶をしたね?カトラっ!!」


「もうっ!!アル君っ!!!(まる)っ!!!!!」カトラお姉さまのいつもより魔力が濃い〇魔法で囲まれた目は瞬時に視力を取り戻していた。


「ん~~~~」俺の前に来てブンブン手を目の前で振り見えるか~と心配するルーチェさん。


「ふう、ちゃんと見えるようになりました・・・ヴァル様すぐに虚栄の門をこの大通りの衛星都市を繋ぐ門の近くに設置をしてエルランダの人たちを虚栄の都市へと逃げれるようにお願いします」


「うんっ!わかったのじゃ~」ぴゅーんと、事態の深刻さを理解しているヴァル様は俺のお願いに直ぐに飛び上がり数キロ先へ虚栄の門を設置しに行ってしまう。


「エへラン教皇陛下は教国民を虚栄の門へと誘導をお願いします。いま飛んでいったヴァルが衛星都市とつなぐ大通りの門の横へ虚栄の都市へとつなぐ門を出してるはずです」


「虚栄の門?・・・門をくぐると虚栄の都市?どういう事なんだアルスロット殿・・・」


「そうですね、門をくぐれば色々な国と都市を繋ぐ虚栄の都市と言う場所へ行くことが出来る門です。出入りにはヴァル様の許可制になっているのでガンザギムルは門をくぐることはありませんので、逃げていただければ安全です」


「何という事だっ!!!それは・・・アルスロット殿が掌握しているのか・・・?こんなことがあり得るなんて・・・」


「掌握はしていませんが、それを使ってそれぞれの国を豊かにしようとは思っています・・・」まあ、多様な食材ゲットするために門をエルランダ教国に正式に設置したいと言う話は・・・後でかな・・・。







「ん~~~むむむっ!!こうなのじゃ~」ド~ンとアルに言われた通りに虚栄の門を設置したのじゃ~・・・だけど誰も虚栄の門をくぐってくれないのじゃ~・・・こまったのじゃ~・・・。


「う゛  ~ちゃま~・・・」


んっ?ピョンピョン飛んでるのは・・・だれじゃ~え~と・・・。


「<かぜのこえ>っ。ヴァルお姉ちゃん~アリアだよっ!!この門は何なの~?」


あっアリアなのじゃ~、飛んでるわらわに聞こえるように魔法で声を風に乗せて届けてくれたのじゃ~すごいのじゃ~。


「わっぷっ!!ヴァルお姉ちゃんっお羽がっ」


「ごめんなのじゃ~」わらわの羽はしゅっと髪の一部となり畳まれるのじゃ~普段は羽は無いのじゃ~。


「それで、どうしたの?ヴァルお姉ちゃんがこの大きな門を出してるのが見えて声をかけたんだけど・・・」


「う~それが大変なのじゃ~、どーんと悪い奴が出てまりょくがばーんとおっきくなって危ないのじゃ~」


「えっ?・・・ヴァルお姉ちゃん・・・それじゃあ良く分からないよ・・・あっそうだヴァルお姉ちゃん私を抱えて少し飛ぶことはできる?」


「うん?そんなのは簡単なのじゃ~ヴァンプ族の飛行能力はすごいのじゃ~」

わらわはばっと羽を広げて、アリアを後ろから抱きかかえるとピュンと飛び上がったのじゃ~。


「きゃっ!ヴァルお姉ちゃん・・・もっと優しく・・・」


「う~ごめんなのじゃ~でも、あそこに魔族がでてるのじゃ~」

わらわは、アリアに魔族が見えるように大聖堂のある大広場の方へと向く。


「あ・・・ヴァルお姉ちゃん・・・どっどうしよう・・・」


アリアは魔族を見たとたんガタガタと震え始めたのじゃ~・・・わらわもあんなプレッシャーのあるまりょくは・・・とっても怖いのじゃ~。

「アルが虚栄の門を設置して教国民の皆を虚栄の都市に逃がすようにっていってたのじゃ~だけど・・・だれも門をくぐって避難してくれないのじゃ~」


「ヴァルお姉ちゃんっ!!あれは、避難する場所に繋がる門なんだね?」


「そうなのじゃ~父上にも連絡しないとなのじゃ~アリアは教国民を門の中にゆうどうしてほしいのじゃ~」

わらわはアリアを地面に下ろした後、またピューンと虚栄の門をくぐり父上に教国民の虚栄の都市受け入れをほうこくしにいったのじゃ~。







「もう・・・ヴァルお姉ちゃん・・・」私はヴァルお姉ちゃんがピューンと潜り抜けて消えた虚栄の門を自分でくぐってみる・・・あっ・・・すごかった・・・大広場に虹色の輝く門に、重厚な2体のアルお兄ちゃん?の像がそびえたち、少し小さめの門も並んで設置されてもいた。

そして・・・真っ暗だと思った空は・・・漆黒の夜空に散りばめられた光の粒で埋め尽くされていた・・・。


「きれい・・・」


「お嬢さん、エルランダ教国の方かね?」


空を見上げてポカーンとしていた私に横から男性のヴァンプ族の方が話しかけていた・・・。

「えっあっ!お邪魔していますっ!!エルランダ教国司祭を務めさせていただいてるアリアと言いますっ」


「ははっ元気そうでよかった。今、ヴァルから連絡を受けたんだが・・・魔族が出たそうだね・・・どの程度の脅威度か分からないが出来るだけ早くこの虚栄の都市へと教国民の皆さんを避難させた方がいい・・・微力ながらお手伝いさせてもらうよ」

そうニッコリと私に微笑むヴァンプ族の男性はとってもかっこよかった・・・。


「はいっよろしくお願いします。私はエルランダ側の虚栄の門の入り口に立ち虚栄の都市へと避難するように呼びかけますねっ」

私は、ヴァンプ族の男性の返事も聞かずにヴァル様の様にピューンと門をくぐりエルランダ側の門の入口へと戻っていった。







足が震える・・・先ほどアルスロット殿と別れ虚栄の門が設置された衛星都市とをつなぐ大通りの門へと教国民を誘導しながら向かって行っていた。


「この先に見える巨大な門をくぐるのだっ!!!その先には虚栄の都市と言う避難場所へとつながっている。慌てず、周りの者を助け門をくぐるのだっ!!!」

私は喉がおかしくなるほど声を張り上げ何度も声を上げる・・・。


「エへラン教皇陛下様・・・」近くにいる者は私に対して膝まづき首を垂れ始める・・・。


「今は良いっ!!!教国民よ今は私の言葉通りにあの巨大な門の中へと避難をするのだっ!!中は虚栄の都市と呼ばれる所に通じて、グリナダス王国のヴァンプ族が私たちを受け入れてくれるはずだっ!!安心して巨大な門をくぐるのだっ!!!」

私のその言葉通りに、周りの物を助け慌てず巨大な虚栄の門へと教国民たちが入り始めるのが見えていた・・・。


「あれは・・・」虚栄の門の上部から勢いよく天に向けて飛び出てきたのは・・・私は手を目の前に持って行き沈む夕日に縁取りされるシルエットにヴァンプ族が避難の誘導を手伝い始めたのを知ることが出来ていた。








「アル~~~~わらわ、がんばったのじゃ~」帰りもピューンと物凄いスピードで帰ってきたヴァル様は俺の首に抱き着き着地をしていた。


「ヴァル様おつかれさま・・・教国民の人たちは順調に虚栄の都市へ避難しているみたいだね」

遠目からでも虚栄の門の中へと消えて行くのが列が流れる様から見えていた。


「そうじゃ~アリアにも会ったのじゃ~虚栄の門の入り口で教国民を誘導しているのじゃ~」


「アリアが・・・そっかじゃあ安心だね、エへラン教皇陛下も向かっているし後はお任せしても大丈夫だろう・・・」


「ああ、そっちは良いようだけど・・・こっちは・・・どうやら化け物がそろそろ動き出すみたいだよ・・・」


「アル君・・・」「アル様・・・」

先ほど、動かなくなったガンザギムルはどんどん膨らみ始め巨大な卵のようにな姿へと変わっていた。






奴はどうなっている・・・<ニュースサイト>開示。


「1604 魔族へ進化中」


@@@@@@@@@@

1604 魔族へ進化中


ガンザギムルは全ての神像のコアを体に取り込み、人族から魔族へ進化を行っている。外見上は卵のようになっているが中では急速に魔族へ体が再構成されている。

魔力吸収、火、水、風、土、闇、光と特性を持つ魔族が生まれる。


@@@@@@@@@@


「まいったね・・・この内容が本当なら何をしても無駄だという事になるね・・・」

カルマータさんは開示した記事内容に・・・淡々として答えていた。


「カルマータ様・・・このような化け物を倒されたり、話に聞いたことは?なにか・・・何か方法・・・」

カトリナ様はカルマータさんのやけに平坦な表情に・・・最後は言葉が出なかった。


「アル君はどう?その・・・ニュースサイトの力でアイツの弱点とか分からないかな?」


「そうだね、アンサーをかけてみるよ」


ガンザギムルの弱点、倒し方は?<ニュースサイト>開示。


「1606 魔族ガンザギムル」


@@@@@@@@@@@

1606 魔族ガンザギムル


魔族は頑強な体に取り込んだだけの能力を発することが出来る神の兵。

生まれたばかりの魔族は体のコントロールが上手くできない、もし時間を与えれば脅威度は順に跳ね上がることになる。


@@@@@@@@@@@


「・・・・・・・・はは、アンサーのレベルが低いみたいだね・・・」残念ながら魔族ガンザギムルの弱点は・・・。






「アル・・・魔剣を目覚めさせなさい・・・」


俺のあきらめの言葉の前に・・・ルーチェさんが声を出して(・・・・・)いた・・・。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ