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第三十三話 なっ

「それにしても大パーティーでしたね・・・、それにほとんどのFランクの人たちが荷物持ちのポーターの仕事をしていたように見えました・・・」


「そうだね・・・Cランク以上の冒険者は少ないからね。あふれたFランクをいいように使ってるようだったね・・・」


「Fランクの人たちも中には嫌そうな顔をしてた人たちがいました・・・」


「カトラ様そうですわ、あそこにおられた方全員が悪いようには見えませんでしたわ・・・」


「んっんっ」


俺は自分が恵まれていること・・・そして、ほとんどのFランク冒険者のあまりにも過酷なスタート地点に冒険者の闇を感じた。




「それにしても、時間を大分無駄にしたようだね。アルすまないが時間を頼む」


今は何時だ<ニュースサイト>


「1456 ただ今の時刻」


「カルマータさん14時56分です。1Fのようにモンスタートレインは無いと思うので進めると思いますが・・・日帰り予定だと時間的には戻らないといけないですよね?」


「ああ、そうだね。だけど私らのパーティーはカトラがいるからね帰る時間は気にする必要は無いだろう?」


「はいっ、マジックドアは任せてくださいねっ!!」


「本当に、カトラ様のマジックドアは素晴らしいですわね」「んっんっ」ルーチェさんもピョンピョンしてる。


そうだ、いつでもカトラお姉さまのマジックドアで帰還が出来る俺たちは通常のパーティーではありえないクエスト行動が出来る。


「それと、アルが背負ってる神の遺物はアイテムをいくらでも収納できるようだし・・・。まあ、私らには通常のパーティーの制限事はほぼすべて無いと言っていいかもしれないね。さあ、夕方の時間まで突き進むよっ!!」


「「「「おーっ!!!」」」」と掛け声を上げた俺たちは、まだ見ぬ未知へと進んでいくのであった。











「ダルガンっまだFランクダンジョンの宝を見つけていないそうだな・・どういう事だ?簡単だと抜かしたのはお前だぞっ!!!」


「ダルカン兄貴・・・そう怒るなって・・・、いまFランクのガキどもを使って探し中だ、それにモンスタートレインで他のパーティーの奴らが進めないように細工してるしな」


「グース様には急がせろとのお叱りを受けている、ダンジョンの宝はどうなっている?とな。生まれたばかりのダンジョンには宝があるはずだとグース様から攻略資金を頂いたんだ・・・それなのに、いまだに何も出ないとはどういう事だっ?!」


「あ~、そりゃあ簡単に出ねえよ~。Fランクダンジョンが発生して2年誰か見つけたか?誰も見つけちゃいねえと言うことはどこかに必ず宝があるはずだ。これは他の古いダンジョンので成り上がれた冒険者が宝の発見か、最下層のボス攻略のレアドロップで成し遂げているんだ必ずあるとおもうぜ?まっ、もしかしたら外れのダンジョンもあるかもしれねえがよ・・・」


「くそっ!!お前はダンジョンに行くからいいが俺はグース様の身辺警護で四六時中ついているんだぞっ!!くそっくそっ!!!またあの顔に怒鳴りつけられると思うと反吐が出るっ」


「お~こわっ。まっドロップ品はFランクの奴らをポーターとしてこき使っているからさっ一応は黒字なんだぜっ?Fランクなんか吐いて捨てるほどいるから研修期間中だと言って飯と宿賃だけギルダを渡せばいいしなっ、安上がりの奴隷の出来上がりさ」


「何とか一週間以内に宝を発見するんだっ!!!いいなっ?!」


「あ~分かったよ、ダルカン兄貴・・・」

ハッ!!兄貴はバカなんだよっ、お宝を本当に見つけたら報告するわけないだろっこれだからマジメな兄貴は困るぜっ。それに奴隷のFランクを使うのは楽しいんだぜェヘコヘコ俺の指示に従うしなっ。


そこには、Fランク冒険者を奴隷と認識するヘラヘラと笑う醜い男の顔があった。






「かっカルマータさんそろそろ戻りませんか?体力の限界です・・・体中が笑ってます・・・」

2Fを歩き回った俺はしゃがみ込みギブアップをしていた。


「んー、いい感じに進めてるんだがねえ・・・」「んっ」ルーチェさんは物足りなさそうに抗議して俺をツンツンしてくる・・・。


「でも、アル君は・・・まだ赤ん坊ですから。それに遅くなるとライラさんが心配をするかも・・・」


「そうでしたわね・・・いまだにアル様が0歳児とは信じられませんわ・・・」


カトラお姉さまはライラお母さまが心配すると・・・フォローに?カトリナ様は俺が0歳児なのが信じられないとしゃがみ込む俺をマジマジと見つめていた・・・。


「そうだったね・・・あ゛~さっきの1Fがイラついたから気分がこうね・・・」カルマータさんはホホを軽くかきながらバツの悪そうな顔をしてごまかしていた。


「ふうっそれじゃあ今日は帰りましょう。ドロップも大量にあるし報酬が楽しみですよ」


「ははっそうだった。大量にモンスターを倒したからね、そうと決まればカトラっ頼んだよっ!」


「はいっ!!!(しかく)(まる)×(ばつ)っ」元気よくカトラお姉さまがマジックドアを構築して勢い良く開くと・・・。


「きゃっっ!!!」メリダさんがドアの向こう俺たちのパーティーハウスの談話室でビックリして固まっていた。


「メリダっただいま戻りましたわっ」カトリナ様は冒険を終えた嬉しさにメリダさんに飛びついてさらに尻餅をついていた。


「アル様っこれはいったい・・・」メリダさんの呟きが終わる前にマジックドアから俺たちが急いで談話室へと入り終わると最後にカトラお姉さまがこちらに入りドアを閉めて無事帰還を終えた。


「アル様っ!!!これはいったいっ!!どうして皆様が変なドアから・・・」

あ~メリダさんは完全にどうなってるのとパニックになって静かな人物像が崩れてしまっていた。


「メリダさんこれは私の〇×△□まるばつさんかくしかく魔法なんだけど・・・誰にもしゃべらないでねっ?!」


「メリダ・・・そういう事なの、絶対にこの事は誰にも漏らしてはダメよ?」


「はい、もちろんですわ・・・アル様、アスハブ陛下にもですか?」


「はい、アスハブ陛下にもです。必要となったら俺がお伝えしますので・・・もし、なにかあった場合は俺が口止めしたとお願いします」


「いえ、そのような事にはならないと。そうですね、カトラ様の魔法はとても素晴らしくて信じられないお力ですのね・・・」


「そうよ、メリダ。だからくれぐれも漏らさないよう気を付けてね」


カトリナ様はさらに念を押して、今度からは1階の別の空部屋を帰還専用に使おうという事となった。




「それで、このモンスターのドロップ品が談話室に散乱していたのですね・・・」


「ああ、悪かったね。最初のマジックドアで魔力消費が早いという事で放り込んじまったんだよ。アル回収しておくれ」


「あっとそうでしたね・・・散らかしてしまってメリダさんすいませんでした」俺は三種の神の宝箱のベルトの青色部分を魔力を流しながら触ると一瞬でメリダさんの前にあったドロップ品が消える・・・。


「きゃっ!!アル様っ!!まだ何かあるんですのねっ!!」突然消えるドロップ回収にまたメリダさんを驚かしてしまい、ダンジョンの宝を手に入れたこともさっと説明する。


「まあまああ、それはカトリナ様の夢が叶ってしまいましたわね・・・」


「ええっそうなのっ!!!」嬉しそうにピョンピョン飛んでメリダさんに抱き着くカトリナ様には何か冒険者の夢が色々あるようでメリダさんにこんな事したわっと興奮して話していた。




「んー話が弾んでるところ悪いが、ギルドにいこうかね」


「あっそうよカトリナっギルドに報告に行かなきゃ!!」


「そうですわねっ、さっアル様行きましょうっ!!」


「んっ」ルーチェさんは早くいこうと俺の手を握って歩き始めた・・・。







「カルマータさん・・・その巨大な剣は・・・」


「アシェル帰還したよ、討伐報酬にドロップの換金、あとは見ての通り新しい武器の登録を頼む」


「はい、皆様の冒険者カードをお預かりします」


「あっと、ドロップなんだがとてもここで出せるような量じゃないんだ。それに目につくから別の部屋で見てくれないかい?」


「あっそれでしたら、談話室の貸し出しをしてそこで私が鑑定いたしましょう」


「では、武器の登録をまずはしちゃいますね。えーっと・・・カルマータさんとルーチェさんとカトリナさんの武器をっと、はいっ冒険者カードに記録が終わりました。どうやらその武器は名前があるようです、冒険者カードに記載されていますので後でご確認ください」


「ルーチェさんっ武器に名前があるんですか?もしかして私の細剣にも名前が?」


「んっ」ルーチェさんはコクコクと頭を動かしてあるよ~と。


「わっ!!!ほんとだっ!!!あなたカルリダーナっていうのねっ!!!わっわああ」


カトラお姉さまの声に細剣カルリダーナも答えるように淡い光をホワッと出していた。はは、すごい・・・ダンジョンの宝は普通じゃないようだ・・・。

カルマータさんのグレートソードはタイタン、ルーチェさんのハンマーはトール、カトリナ様の魔法ロッドはテネルトーナという名前がそれぞれ付いていた。



「それでは、談話室の方へ移動をお願いします」


アシェルさんに促され談話室へと移動すると・・・。


「カルマータさんっ!!!ダンジョンで宝を手に入れましたねっ?!もうすでに周りの高ランク冒険者たちがジロジロ見ていましたので明日にはこの事は冒険者中に広まりますよっ!!!」


「ああっそうだね、武器登録をしたから如何こうされたりはしないだろうが・・・めんどくさいねえ。ダンジョンに潜ったきりの奴らにも帰ってきたらあれこれ聞かれるだろうね・・・はあっ」


「それはそうですよっ!!!ダンジョンの宝ですからねっ!!!それを持つだけで冒険者は一流とされるんですから仕方ないですよっ。それに絶対にアルさんたちのパーティーに名前が付きますねっ!!うれしい・・・私の担当した冒険者が宝を・・・前剣聖ジャストラン様、現剣聖ラング様と有名な方がダンジョンの宝と初のダンジョン攻略をされていますが・・・ついに私に・・・受付嬢としてこれ以上の幸せはありませんっ!!!」



これは、俺が背負っている三種の神の宝箱は秘密にしなきゃと思うが・・・ここでドロップ品を出さないといけないから・・・これを知ったアシェルさんがどうなるんだろうと心配になってきた。



「それじゃ、ドロップ品を出しますね・・・数が多いので、少し離れてください」


「えっ?どこにあるんですか?そういえば・・・さっきからおかしいと・・・おも・・・って・・・」


俺はアシェルさんの言葉が言い終わる前からドロップ品を談話室の長テーブルの上に出し始めた・・・が、やはりアシェルさんはドロップ品と俺を目で行ったり来たりを繰り返し「なっななななっ?!」と繰り返し呟くとそのまま立ちくらみを起こしたのかしゃがみ込んでしまった。


「おいおい、アシェル大丈夫かい?びっくりしただろうけど、まああれだ宝だからね・・・こいつは特に秘密にしたいんだ誰にもしゃべらないようにしとくれ」


「すみません~あまりの事に体中に力が入りすぎて・・・くらっと・・・」


カルマータさんに助け起こされ、大丈夫ですと言いながら長机の上のドロップ品を見始め数え始めた。


「それにしても量がすごいですね・・・Gランクモンスターのドロップが特に。モンスターハウスの罠にでもかかったような数ですね・・・」


「そいつは後で、イオスに報告しとくよ」


「はい、分かりました。特にドロップ品には問題なさそうなのでカウントしちゃいますね、たぶん無いとは思いますが後で傷品が見つかった場合はパーティーリーダーになっているアルさんの冒険者銀行よりマイナスさせていただきますのでご容赦ください」


スピード査定のため、ぱっと見で分かるようなギズ品でもない限りは数を魔道具で数えてすぐに報酬を渡しているそうだ。


「Gランク討伐報酬が677匹で67700ギルダ、Fランク討伐報酬が79匹で39500ギルダ、G魔石677個で33850ギルダ、F魔石79個で7900ギルダ、ダンゴロアーマーの殻323枚で64600ギルダ、突撃コウモリの皮89枚で89000ギルダ、ケーブルスパイダーの魔糸が70本で70000ギルダ、唾液袋が42袋で42000ギルダ、ゴブリンナイフが6本で6000ギルダ、ゴブリン鉱石が3個で30000ギルダとなりました。合計で~450550ギルダで5人で分けると90110ギルダになりました」


「アシェル有難う、レア品のドロップが無いから思ったより渋かったねえ」


「んっ」ルーチェさんもちょっと残念そうに返事をする。


「確かに、かなりの数をこなしましたし疲れましたわ」


「そう?私はとっても嬉しいわっだってこんなにお金を手に入れたことないんですものっ」


カトラお姉さまは嬉しそうに自分が冒険で頑張って稼いだんだと満足していた。






「お母さまただいま戻りました~」俺はダンジョンで汚れた体を一瞬できれいにする基礎魔法の浄化を忘れずにかけてから家の中に入る。


「アルちゃんっお帰りっ、どうだった~?今日はとっても疲れたお顔をしてるわねっ」


「ええ、疲れ果てました。本格的にダンジョンへ行ったんですがモンスターが多くて多くて大変でした」


「ふふっそうだったのねっ、じゃあママのご飯をたくさん食べてベットでぐっすり眠りましょうねっ」


俺は、お母さまの大変おいしい食事を頂きながら今日の冒険談を話し、ふらふらとベットにたどり着きそのまま眠りについた。











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