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第二十話 頑張った報酬

「つっ(つか)れた・・・」俺は大量のドロップ肉を担いでやっとの思いで冒険者ギルド西城門支部へと到着していた。


「さっここで、クエストの達成報告と報酬を貰うよっ」

クエストは狩りに出る前にこの冒険者ギルド西城門支部で申請していた・・・カルマータさんと一緒に3人の冒険者カードを出し「初心者フィールドの肉狩りだよ」と伝えるとすぐに魔道具に差し込み、ささっと狩りに出ていた。


「はい、あっお帰りなさいっ!わあっいっぱい狩りましたね冒険者カードとドロップ品をお預かりしますねっ」


「コケッコ鶏の肉を10羽ほど残してあとは換金しようか」


「「はいっ」」今日の狩った肉をそれぞれ分けてお土産にしようとカルマータさんの提案でコケッコ鶏の肉を10羽だけ分けてあとは査定に出した。


「今から、冒険者カードで討伐確認とドロップ査定をしますので少々お待ちください」


「はい、エトラさんお願いします」

俺たちの討伐確認と査定をしてくれるのは、小人族のエトラさん小さな眼鏡をして頭はおかっぱ、背は小人族と言うだけあって8歳ぐらいの俺よりもさらに低い・・・見た目は5~6歳の子に見えるが成人した女性だ。


「査定が終わるまで、反省会をしようか・・・」


カトラお姉さんは、いままで魔法学校に行って下地がしっかりと出来ていたおかげか、武器のマッチングもハマって2つものスキル技を短時間で覚えていた。


「カトラはほとんど言うことは無いね、ただもう少し冷静にという事と苦手なモンスターが出ても取り乱さないようにかな・・・、スキル技も素晴らしかったし魔力は戦闘レベルまでしっかりと使うことが出来ていたよ」


うん、俺からみてカトラお姉さんはえっ?ほんとに同じ初心者冒険者と疑えるような強さを見せていた。


「次は、アルだけど・・・。初めてのクエストだし失敗もあったけど先ず先ずかな、まあ地道に階段を上がって行けば大丈夫だと思う。それにアルは敵を察知するのが得意?みたいだしね敵の居場所をしっかりと察知できていたね?ハッキリ言って私より鋭いかもしれない、そこを伸ばすと戦闘で有利になるしいいかもしれないな」


俺は、カルマータさんに褒めてもらえる所があって嬉しくてたまらなかった・・・うん、また次も頑張ろう。



「お待たせしました~、カルマータさん金額が出ましたよ~。まずは討伐報酬からケーブルスパイダー16匹、牙ブタ1匹、ウニョウニョ34匹、コケッコ鶏21匹で7200ギルダになりました。次にドロップ品の査定ですが魔石が3600ギルダ、魔糸が8000ギルダ、唾液袋が4000ギルダ、牙ブタの肉15000ギルダ、牙ブタの牙が20000ギルダ、ウニョウニョの皮が6000ギルダ、コケッコ鶏の肉が11匹分で6600ギルダになりました」


おおっ?結構凄い金額だよね?カトラお姉さんも金額を聞いて興奮が抑えられずに、さっきから声が「うわっ」とか「すごいっ」とか出ちゃってますよ・・・。


「えーと合計で・・・・・・70400ギルダになりますね。3人で分けると23466ギルダになりますね、これは冒険者カードにそれぞれ入金でよろしいでしょうか?」


「ああ、そだね2人ともそれでいいかい?現金は持ち歩かないだろ?使う時に手数料がかかるけど冒険者カードで持ってた方が安全だよ」


「「はいっそれでお願いしますっ!」」


俺たちは23466ギルダの稼ぎと、少しの成長を手に入れて今日の冒険を終えた。








「お母さまっただいま戻りましたっ!!!見てくださいコケッコ鶏の肉をお土産に持って帰りましたっ!!!」

俺はもう嬉しくて、大声で小さな門をくぐるとお母さまのいる台所へと向かっていった。


「きゃっ、もうアルちゃんびっくりしたわっもうっ!だめよ、ゆっくりと入ってこないと・・・それにアルちゃん・・・土をつけたままお家に入っちゃだめよっ、今度からは外でママを呼んでね清浄をかけてあげるからね」


うぐっ、土だらけの俺はお母さまに冒険後から帰った時の家での注意を受けてしまっていた・・・。


「はいっ、もういいわよ。さっアルちゃん初めての冒険をママに教えてね」


俺はお母さまに今日の冒険談を話してゆくと、カトラお姉さんのスキル技が2つもに「まあっ」とか、カトラお姉さんのウニョウニョ嫌いに「ママも~」とか、俺がコケッコ鶏に突かれて腕に穴が開いたと言ったら「えっ!!!アルちゃんなんともないの?」と俺の腕をまくられたりしながら楽しく報告が出来た。


「じゃあ、これはアルちゃんが倒したコケッコ鶏の肉なのねっ」


お母さまは、俺が狩ってきたコケッコ鶏の肉を持ち上げると「うん、大きいわっ今日はごちそうねっ」と上機嫌に調理を始めてしまった。






あっ、ギルダのことを言うの忘れてた・・・まあ、お金の事は良いかな・・・。俺は部屋に戻り装備を外しベットに寝転ぶと、また久しぶりに自分のステータス開く。


<ステータス>



【名前】アルスロット

【種族】日本人

【年齢】8

【レベル】2

【ユニークスキル】

<ニュースサイト>(タイムシフト/LV1)(緊急速報/LV2)(アンサー/LV2)

(最新記事表示/LV1)(ワイルドカード∞/LV1)

<スロット>(成長/LV2)

【スキル】なし



年齢は8歳か・・・成長のスキルは正直どこまで大きくなれるのか分からないけど際限なかった場合はお爺ちゃんになっちゃいそうだね・・・。あとは子スキルが1個増えてる(ワイルドカード∞/LV1)これでモンスターの場所を表示できるようになったみたいだ、これも使っていくうちにどんなことが出来るのか分かっていくのかな?

あとは、センワルス様にもらった成長がレベルが上がっていたけど・・・使う時はあるのか?もしかして小さくなることもできるとか?


ワイルドカードと成長レベル2の詳細を知りたい<ニュースサイト>


「1648 子スキルの詳細」


@@@@@@@

子スキルの詳細


(ワイルドカード∞/LV1)


ワイルドカードは万能の効力を持たせる子スキルであるニュースサイトに連携し効果が発揮されるが、レベルごとに時間制限あり。


(成長/LV2)


成長レベル2は残念ながら成長の逆の能力は持っていない。レベル1では自分のみの成長だがレベル2では無機物と有機物の物の成長を促進できるが、レベル2では2年分の成長となる。


@@@@@@@


へー、こんどの新しい子スキルのワイルドカードと成長レベル2はかなり役に立ちそうだな。


ワイルドカードは敵の居場所を知りたいとニュースサイトを立ち上げれば連携してワイルドカードが発動し、今日みたいな視覚的にモンスターの居場所を教えてくれた・・・例えば、モンスターの弱点を知りたいとニュースサイトを立ち上げれば1体1体立ち上げずともある程度の時間の間はずっと教えてくれる、見えるようになるって事かな・・・下手すれば倒すには勝つにはどうしたらいい?と聞いたら最強なんじゃ?・・・これは実験が必要だね。


つぎは、大問題の子スキル成長だけどレベル2になって俺以外の物に成長を掛けることが出来るようになったのか・・・最長が2年か、有機物なら植物に成長を促せばいつでも種から成長した実を瞬時に収穫できるようになる・・・えっ?それすごいよね・・・食糧不足で困ってる人なんか助けることが出来るかもしれない・・・センワルス様・・・。


俺は、レベルが上がったことでとんでもなく凄いスキルを頂いたんだと今更ながらにセンワルス様に感謝をしていた。







「ただいま~今日はアルが心配で早く帰ってきちゃったよ、アルはもう帰っているかい?」


「ええ、それはもう。夕方ごろに土だらけで帰ってきてそれはもう、昔のラングみたいだったわっ」


「うんんっ、まあアルも俺に似たんだっそうか無事初めての冒険を戻ってきたか・・・」


「あっでも、コケッコ鶏に突かれて腕に穴が開いたらしいわよっそれでカトラちゃんが直してくれたって。腕をまくってみたけど怪我した痕は一切なかったわ・・・」


「そうか・・・あいかわらずカトラちゃんの魔法はすごいな・・・」


「ええっカトラちゃんが居れば安心してアルちゃんを冒険に出せるわっ」


「それで、あるは今どうしてるんだ?もしかして疲れて寝てしまったか?」


「んーたぶん、起きてるんじゃないかしら・・・?ラングも久しぶりにアルちゃんと夕食を食べましょう」


「ああ、呼んでくるよ」






「アルっ居るか?今日は早く帰ってこれたし一緒に夕食をしないかい?」


お父さまが先ほど帰ってきたのは小さい家だし知っていたが、なぜか恥ずかしくて俺はベットでそのまま寝転んでいた。

そんな気持ちは誰しも持ったことあるよね・・・初めての冒険を父親に話す、しかも剣聖だしね・・・。


「お邪魔するよ・・・おっ起きてたか、どうだった冒険は・・・つらかったか?」


お父さまは、俺の部屋に遠慮するように声をかけてから入ってきてくれた・・・さすがに赤ん坊の時のようには無いか・・・。



「・・・お父さま、いえ冒険は楽しくもあり、つらくもあり色々な面を体験しました」


「そうか・・・、という事はこれからも冒険者を?」


「はい、続けます。正直に言うと今日は楽しかったです。カトラお姉さんはとても初心者冒険者に見えない強さを俺に見せてくれましたし、カルマータさんには丁寧な指導を、お母さまにコケッコ鶏の肉をお土産に出来ましたし、俺の冒険談を話すのは正直はずかしいですけど・・・」


「ははっそうかっ、まあパパも駆け出しのころはそれはひどくてね・・・今じゃそれなりの強さは手に入れたが。一歩づつ頑張りなさい」


「はいっ!!」俺はお父さまにも冒険の報告と覚悟を伝え、また成長できたようなむず痒い気分でお母さまの調理したコケッコ鶏の肉にマヨネーズつけ蒸し野菜と一緒に頬張りながらこの幸せを嚙み締めた。



















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