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第十一話 あんぎゃ~

「アルっ体の方はもう大丈夫なら、今日はチャトラとカトラちゃんの所に元気な姿とお礼をしに行くかっ」


「うんっそれがいいわっ、アルちゃんの事を皆すごく心配してたのよ。そして私たちを助けてくれたわ、すぐにでも元気な姿を見せに行きましょっ」


「はいっ、あっでもチャトラさんはお父さまとお母さまの親友なので住んでいるところを知ってると思うんですが・・・カトラお姉さんの家は?」


「あっ、カトラちゃんの家っ!!!ママも知らないわっ!!!どうしましょう・・・そういえば何かあると必ずカトラちゃんの方からこちらに来てくれたんだわっ・・・・・・アルちゃんっ!!これは運命よっカトラちゃんはアルちゃんのお嫁さんになる運命なのよっ!!!」


「あっえっ?!」


「ライラ・・・少し落ち付くんだ・・・。アルが固まってるぞ?」


「あっえへへっごめんなさい~ママっとっても嬉しくて・・・アルちゃんのピンチに必ず来てくれるカトラちゃんはアルちゃんの王子様?あれ反対だわっ!!」


「あははっ、それ逆ですねお母さま・・・」


「ぶっぶふふっ、あはははっすまんアルっ確かにそうだなっカトラちゃんは運命の人だなっ」


「う゛~」

俺は茶化されちょっとふてくされてしまった。



「うーん、困ったわね~カトラちゃんの家が分からないとなると・・・私達から会いに行くのは無理だわ・・・」


「そうだな、残念だがまずはチャトラの所から元気な姿を見せにお礼のあいさつをしに行こうか」


俺は、う゛~と唸りながら両親と一緒に王都一の服飾店、チャトラへと大通りを歩いていった。






「こんにちわ~チャトラ~いる~?」


「いらっしゃいませ~、あっライラ様っすぐにチャトラ様をお呼びいたします」


入り口のカウンターにいたお姉さんがすぐに後ろの扉からチャトラさんを呼ぶ・・・。


「ライラっラングっどうしたの?あっアルちゃん?うわっ~美少年っ!!!ん~ほっぺもプニプニ~チャトラお姉さんですよ~無事でよかったわ~」


俺はチャトラお姉さんに思いっきり抱き着かれほっぺをプニプニされて無事?を確かめられていた。


「助けられてラングに抱えられて帰ってきた時はお顔を良く見れなかったけど・・・とっても可愛いわ・・・ねえチャトラお姉さんと結婚しないっ?」


「えっえっ・・・」


「ちょっとチャトラっ私の息子はまだ9ヵ月よ?まあ、見た目はもう少年位の大きさになっちゃったけど・・・」


「チャトラ・・・アルが固まってしまったぞ、あ~アル・・・大丈夫か?チャトラは思い込んだらこんな感じなんだがまあ、許してやってくれ」


「ひどっ、私はまだ17歳のピチピチよっ!!!それにアルちゃんは一目見てビビッと来たのよっ」


「はははっ、チャトラさん昨日は救出に色々と手を貸してくれたそうでありがとうございました。こうして無事戻ることが出来ました。」

俺はペコリんとお辞儀をすると・・・チャトラさんはさらに喜んでぎゅうぎゅうに俺を抱きしめてくれた・・・。





「それで、今日はあいさつに来ただけなの?」


「ああ、一番の目的はそうだなチャトラ本当にありがとうアルをすぐに助けることが出来たのはチャトラの最初の的確な判断のおかげだ・・・。ライラだけだったらと思うと、今でもぞっとするよ・・・」


「うん、チャトラ・・・私だけだったらどうしたらいいのか分からなかったわ・・・アルちゃんがこうして戻ってきたのはチャトラの迅速な判断と行動のおかげよ・・・」


お父さまとお母さまは改めてチャトラさんへの感謝を伝えていた。



「そうねっ!!私のおかげもあるかもっじゃアルちゃん」


「はっはい?」


「専属で服を作らせてちょうだいっ!!!絶対私の服で最強にしてあげるわっ!!!」


「服ですか?今はお父さまの服を折り曲げて着てますが・・・」


「そうよっ、そんな折り曲げた適当な服じゃ・・・って私が昔作った服か・・・サイズがあってないわっそれに、アルちゃんこれからどうするの?このまま、赤ん坊の時みたいに暮らすわけじゃないわよね?」


「そうですね・・・まだ、そこは話し合ってないのですが・・・」


「そうだな、アルはどうしたい?」


「俺は・・・自分が守れて、そしてお母さまとお父さまを守れるようになりたいです・・・今回、俺は皆に助けられてここにいます。次は俺が助けれる立場になりたいと思っています」


「じゃ、ますます私の服が必要よねっふふふっアルちゃん・・・チャトラお姉さんに全部任せなさいっ最高で最強の服を作ってあげますからねっ!!!」


「ちょっと、チャトラっ変な服をアルちゃんに着せないでよっ!」


「まあ、俺もチャトラに作ってもらったバトルスーツを着ているが。それと同じものだろ?」


「えっ?違うわよっ?技術的な物はラングの着ているバトルスーツの物と一緒の部分はあるけど。今回は新しい技術を使うつもりよっ!!!凄いのよ~ふふふふっ」


「あっあの、大丈夫でしょうか・・・」

俺はチャトラさんに終始圧倒されっぱなしだった。




この後、俺はチャトラさんとカウンターの所にいた従業員のお姉さんに体中の細かな長さを測られていた。


「ん~、アルちゃんは今何歳ぐらいなのかしらね~見た目は8歳ぐらい体が大きくできていくのはまだまだかしらね~」


「あのっ服はどんなものを作ってもらえるんですか?さっきのバトルスーツってのも良く分からないんですが」


「えーと、普段着は5着ほど作るわっ全部オーダーメイドだからこうして細かくアルちゃんの体を測ったの。そしてバトルスーツは鎧下と言われる物かな~通常は綿とか皮とかなんだけど私が作る物は通常の刃を通さないかなり丈夫な物よっ」


「こちらがバトルスーツのサンプルです」


従業員のお姉さんが俺にバトルスーツのサンプル生地を見せてくれる・・・。


「あれっこれ・・・」

俺は手渡せれた生地を引っ張ったりしてみると、ゴワゴワちょっと固いし繊維が一本一本見える・・・まるでカーボン繊維のようだった。


「これは、ケーブルスパイダーの魔糸を編んだものですこの後、柔らかい皮の表面に圧着加工をいたします」


「これって丈夫なんだけど・・・コストと手間がかかるのよね~一度切られるとその部分は張替だしね・・・もちろんラングのような達人の剣は防ぐことは不可能だしね~私にとっては不完全品なのよ」


「今回は、簡単に張替が出来るようになった最新の物をアルちゃんに作ってあげるつもりよ・・・ラングは剣聖で強すぎちゃって張替なんてめったにないんだけど・・・アルちゃんはこれから毎日のように成長していくとなると・・・ねっ」


チャトラお姉さんの説明によると胸、肩、腕、横腹、背中をさらにそれぞれ数分割して痛んだ所をはがして張り替えるという新しい技術を使ってくれるそうだ。


「あの、この生地は鎧や盾に使わないんですか?」


「えっ?鎧や盾には使えないわよ?確かに刃を通さないけど基本一刀を防ぐだけよ?もう一度防ぐ耐久性は無いわっこれは何度もテストして分かっていることだし確かなのよ」


「これは、間違った使い方かもしれませんが・・・、この生地を型に沿わせて貼り付け何枚も重ね合わせ接着するんです10枚なら最低でも10回は刀を防げるはず、厚さが許せば何百枚と重ねれるし・・・皮と合わせていたようにハイブリットで通常の皮鎧より丈夫にもできますよね?」


「えっえええっ、アルちゃんっ!!!重ね合わせるその技術っお姉さんに使わせてっ!!!確かにそうよ・・・これは生地・・・とても軽いわ、ゴワゴワしてるけど型に沿わせて色々な形にするのは問題ない

それに、接着はケーブルスパイダーの唾液が自身の魔糸の接着に使ってるはずあれが接着剤になるはずよ・・・、すごい凄いわっ防具の歴史がひっくり返るわアルちゃんっ!!!あなたにビビっと来たのは間違いじゃなかったんだわっ!!!!!!」


あわわわっ俺は今日一番の強烈なチャトラお姉さんの抱擁を受けていた。





その後はすごかった・・・チャトラさんはケーブルスパイダーの魔糸の買い占めと、冒険者ギルドにケーブルスパイダーの唾液袋の買取も一緒にすることを手続きをしていた。

もちろんこの技術は気が付けなきゃ同じものは作られることが無いし、そもそもケーブルスパイダーの生地はチャトラさんが王様に献上し技術の独占権をちゃんと確保しているそうだ。

この新しい防具も出来上がったらすぐに王様に献上して技術独占権を確保するからと、それによって真似をされても大丈夫なようになっている。


そして、この新しい防具は通常の防具より遥かに軽く丈夫でさらに意図的に魔力を通すと更に強度が上がる最強の防具となり正式な王国軍装備と切り替わることとなった。







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