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この世界での名前

 



 リージルの森。そこは幾つもの多種族が住み着いている大きな森であり、様々な魔物が此処で暮らしている。

 かつてマルティッカ平原にはその広大な大地で魔族と人間の大きな戦争の舞台とされた。魔族の大将と人間の大将、どちらもその強さは同じで互いに一歩も引かない攻防を繰り広げたと言われている。やがてその大陸に女神の一人が地上に降り立った。


 彼女は言った、己の欲望の為にこの世界を壊すお前達に罰を与えると――――


 女神の罰によりこの地は焼け野原と化した。そうして生き残った僅かな魔物達はこのリージルの森へ、人間達は唯一残った砦に逃げ帰った。それが後のシルベウスという街らしい。

 そしてあの広大な平原はかつてその戦争で罰を受けた大将の名前、マルティとティッカを繋げた名前が付けられてマルティッカ平原と呼ばれるようになった。



『――と、いうのがこの辺りの歴史となるようです』

「へぇー……目的地とかに着くとそうやって歴史とかも調べてくれるのか

便利なナビゲーターみたいだな」

「なびげーたー?」



 無事リージルの森までやってきた賢達は自分達の腹を満たす食材を集めている。コボルトのクーウルはこういう場所には慣れているようでその嗅覚を使って食材を見つけていくようで、クーウルが帰ってくるまでは特にやる事もないので杖から聞けるこの世界について説明してもらっていた。こんなにも広大なのは戦争の影響もあるようで昔はもっと転々と村や木々が沢山あったと聞く。



 内容を聞く限り女神の強さが半端ないと言うしかない。というか結構物騒な女神だな



「クーウルおかえりーっ!」

「ただいま、これとこれ、焼く」

「えっと、この実とこの茸か……」

「クーウル、武器作る、ムニニ、手伝え」

「はーい!」



 武器の材料を持ってクーウルがムニニに手伝って貰っている間、賢は彼に渡された黄色の林檎みたいな形をさせたアップリト。緑の椎茸のようなマッシュム。どちらもそのまま食べるのは非常に体が悪いが焼いてしまうと味が良くなり、アップリトは甘味が増してマッシュムは身が引き締まっていて付着している粉はいい塩味となる。


 何れもクーウルから聞かされた食材の使い方だが創られたというのにこうも詳しいというのも妙な話だ。どちらにしても彼の力があるからこうしてまともな食べ物を食う事が出来るわけだから感謝はしておかなければならないだろう。

 クーウルの方をふと見るとどうやら彼はムニニの捕食で融かしてしまう力を使って弓の調整をしているようだった。



『アップリト、焼けば確かに甘味が増して美味しいですが生だと香りが良い程強い毒性があるという情報

食べた者は胃の中から吐き気の症状を引き出し目眩と吐血など……』

「おい、よりによって飯の前にそんな情報出すなよ……食欲失せるだろう」

『生焼きにしてしまってはマスターが危険ですから警告をしたまでです』

「あー、まぁそういうのありがたいけど出来れば飯の時はゆっくりさせてもらいたい――」

『そのマッシュムは生で茸のパウダーを洗い流さずに粉上にすり潰して混ぜ混み

水を掛けると爆発が起こるという物で――』

「……ああ、もう好きなだけ語ってくれ」




**********




 焼いた木の実等を食べ終えて腹も膨れた賢は黙々と作業をしているクーウルの様子を見ていた。

 弓など元の世界ではテレビでしか見る事がない物だったがこうして間近で見られる機会など早々ないのだ。材料がどういうのかと思っていたがどうやらそれは人間が使っていた壊れた槍を使っているらしい。大方この森で力尽きた人間の道具か何かだろうというのは直ぐに想像出来たし木で作るよりは丈夫そうだと思ったが、生きるか死ぬかが当たり前の世界にやってきたという事を実感させられる。


 鉄で出来ているその槍を焚き火の火で燃やすようにしながら形を調整させていくクーウル。弓の弦は森にあった蔓を使っていくようで数時間掛けて弓と矢を完成させた。



「完成、どうだ、ご主人」

「おー! さすがクーウルだな」

「かっこいー!」

「……誉めても、何も出ない」



 口ではそう言うが尻尾は嬉しそうに揺らしている。頭隠して尻隠さず、というのを見事見せているようだった。

 何にしてもこれでクーウルの武器も手に入ったわけだし早速やろうと思っていた特訓をしてみようかと考えてみる。今、自分達はとても弱いわけだから特訓をする事で少しでもステータスを上げていく必要があるだろう。

 クーウルには弓矢の命中率を高めてもらう為に木の幹を使った練習をしてみる。賢は尖った石を拾うと幹の皮を削るようにしていき円を作るようにしてターゲットを作っていく。



「よしクーウル、お前には作った弓矢に慣れてもらう為にこの円の中心に向けて矢を打ってもらうぜ?」

「どうして? 動く標的狙う、慣れになる、幹、動かない」

「そりゃ、弓矢なんて近付かれたら不利になるんだから潜みながら弓矢を打つ練習をしようか、と思って」

「……確かに、そういうの、コボルトあまりしない、分かった」



 クーウルが言うにはコボルトは隠れて弓を射る、という事をせずに姿を見せたまま遠くから攻撃をするという事が多いようだ。どうしてそんなやり方なのかと聞けばどうやらその発送自体浮かばなかったみたいでその答えに賢も笑うしかなかった。遠距離で戦うなら最も安全であろう場所から攻撃していくというのは基本中の基本みたいな物、クーウルには先ずは基本から教えていく必要があるだろう。


 次はムニニの特訓だが彼にはやらせたい事が元々あった。

 元々が魔力の塊で出来ているのなら当然その魔力で魔法を使うという事をやれなくはない筈。そもそもステータスで高めの魔力をどうして有効活用出来てないのかという疑問が浮かんでいたが、有効活用する前にやられてると考えると納得してしまう。



「ムニニ、お前にも特訓してもらうが魔法は使えないのか?」

「んーと、んーと……れべるあがってやれるかもー!」

「おっ、じゃあ魔法の練習とかやってみるか!」

「はーい!」

『現在のスライムなら火属性と水属性の魔法を習得出来る模様

魔法の習得をする事を推奨します』



 杖から覚えられる魔法と助言もあったのでムニニにはその火と水の魔法を覚えてもらう。とは言え的がなければやりにくいだろうと思い、食べ終わっているアップリトの芯を命中させる的にする。初めて属性魔法を使うのがまさかスライムか、という心情はなくはなかったがそれ以上にテンションが昂っているのが自分でも分かった。



「ウォールダイブー!」



 いきなり詠唱なしで呪文を唱えるムニニ。すると地面から水が沸き上がると同時にアップリトの芯を呑み込むようにして水の球体となっていくと、やがて爆発を起こした。初めての魔法に大喜びになっているムニニに賢は少し納得出来ない所があったのかその表情は渋いままではあったが口にはしないでおく。

 意外とスライムは長期的に育てていけば晩成型として最後には凄くなるのではないか、と思いつつ火の魔法もしっかりやらせてみた。結果はこちらも大成功。


 しかしムニニの無邪気な性格ではいざという時油断してしまう事もあるのでその辺りは注意しておくべきだろう。

 その後も二匹の特訓は続き終わる頃には夕暮れ時になっていた。



「お前等結構やるなぁ、これなら案外戦ってもやっていけるかもしれないぜ?

クーウルも特訓で要領掴めたのかスキルも使って三つの的同時に中央に当ててたもんな」

「まだまだ、動く敵、こう上手くはやれない、でも、誉めてくれて、クーウル嬉しい」

「ぶーっ! あるじさまー! ムニニもムニニもー!」

「おお、ムニニも魔法使えてちょっとずつコントロール出来るようになったな

それに引き替え俺は……」



 二匹が目覚ましい成長をしている事を嬉しく感じてはいるもののそれと同時に自分の不甲斐なさに落ち込むように溜め息を漏らす。彼等のように自分も鍛えようとしてみたが棒を握って木に攻撃をしてみても紙で叩いているかのような威力の弱さだった。さすがにステータスでマイナスになっているだけはあって幾ら攻撃をしてもその威力が上がる事はないし、正直他のステータスに比べて力と防御は圧倒的に上がり難いような気がしてきたのだ。


 勿論それにもちゃんとした根拠があり、ムニニが魔力がなくなって疲れているのを自分の魔力で与えていけば回復してくれるし賢自身魔力が上がる実感が湧く事もある。だがその手応えが力や防御にはまるでない。



「ご主人! だ、大丈夫だ!きっとご主人、強くなる!」

「あるじさまー! なかないでー!」

「ふっ……笑いたければ笑ってもいいんだぜ」

『うふふふふふふふ』

「棒読みチックに笑うな気味が悪いから」

『マスターが笑われたいと推測したので精一杯笑ってあげました』



 馬鹿にしているのかこの杖


 嫌味のようにも聞こえてくるが怒りたくなる感情は抑えて冷静に頭を冷やしていく。

 特訓をする事で一応前進した事があるのは確かではあるし今後の事を考えるとそう悪い事ばかりでもないというものだ。何とかして自分のレベルを上げていく事を考える必要がある。さすがに彼等を強くさせていった所で全てをカバーさせる事は非常に難しい、レベルが上がれば身を守る術が見つかる可能性があるのでどうにかしたい所だ。


 リージルの森は多種族、つまり幾つもの魔物が住んでいる場所だ。此処で戦闘経験を積んでいけば少しは今の自分もこの二匹のように力を身に付けられるのではないかと考えた。

 今の賢はこの中では一番のお荷物と言ってもいい。武器は使えないし魔法は召喚のみ、唯一彼等を強くさせる支援型のスキルがあるくらいなのだ。



「なぁ、俺が強くなるにはどうしたらいいと思う?」

「む、強く……? ご主人、必要ない、クーウルとムニニ、強くなって、ご主人守る」

「ムニニたちにまっかせてー!」



 元気で忠誠心が高いのは非常に嬉しいがその気持ちが凄い罪悪感沸いてくる。



 熱心な彼等に対してありがとうとお礼を言う他ない。強くはなりたいが具体的な方法が魔物を倒していくとかしか浮かばないのでどうにも考えが纏まらない。そもそも魔族が魔物を倒し続けていいのか?という根本的な問題が浮かんでくる。かと言って人間を相手にするのは難易度が高そうだから遠慮はしておきたい。

 こういう時こそあの知恵袋ならぬ知恵杖の出番だと思って質問をしてみる事にした。



「なぁ、魔族と魔物って上司と配下みたいなものだろ?

俺が魔物とかを殺すのは問題にならないか?」

『元々魔族は魔物達の進化した姿です、魔物の配下は魔王のみ

魔族が魔物を従えるには力で魔物に証明するのが彼等の常識です』

「じゃあ俺達が倒しても大きな問題になるってわけじゃないのか……いや倒せるか知らんが」



 そもそもこのメンバーでそんな事をやれる自信が何処にあるという話ではあるがいつかは起きてしまうのだから生きる為にも心構えは必要だろう。

 クーウルが焼き上がった木の実を大きな葉に包むようにして受け皿のようにさせていけば賢の前に置いてくれた。彼の善意に解釈してお礼を言うとクーウルは満面の笑みを浮かべている。

 ムニニは基本的に何でも食べるようで、それが塵でも毒でも問題はないらしい。



「んじゃ、いただきまーす」

「ご主人、お昼も思った、それ何?」

「え? ああ、これは食材に感謝とか作ってくれた奴への感謝を込めて言うんだ」

「そういうの、コボルトはした事ない、でもいい言葉」

「だろ?」

「いただきます」

「ムニニもやる! いただきまーす!」



 物珍しそうにはしていたが気に入ったのかクーウルもムニニも賢を真似するようにして声にした。焚き火の前で囲むようにしながら食材を口にする。ずっと昔にやっていたキャンプをしているようで心が踊っていた。

 気付けば夜空には満天の星が見えていて、地球だと田舎くらいでしか見れなそうなその星が煌めく様子は感動を覚える。



「明日は森の探索をしてみるか、危険ではあるけどな」

「危険、でもクーウル達、戦う」

「がんばるのー!」

「おー、気合い十分でいいもんだなぁ」



 彼等の様子を見て少し笑いながらもその姿に励まされていた。内心不安で仕方なかったがクーウル達のその姿を見て内にある不安が薄れていくのが自分でも分かったからだ。魔族になったのならこういう感情に希薄になってもらいたいものだが案外まだまだ自分は人間としての気持ちがしっかりあるんだなと安心もしていたので複雑な部分はあるが。



「…………! ご主人、クーウルの近くに」

「え、どうしたよ?」

「何かが、こっち来る、ムニニ、戦うぞ」

「はーい!」

「ご主人、そこの木の幹、背中預ける」



 クーウルの真剣な様子に圧されてしまい頷いてしまえば一番太いであろう幹に背中を預けるようにして辺りを警戒していく。クーウルとムニニは賢の前に出て守るようにしながらいつでも戦えるように構えている。森の茂みからガサガサと葉が擦れていく音が聞こえてきて無意識に自分の唾を飲み込んでしまった。


 警戒しているクーウルは弓をいつでも打てるように三本の矢を構えながらじっと暗闇の奥で動いている何者かに意識を集中させている。やがて物音が止むと自然と神経が張り詰めていく。



「そこのコボルト、お前の後ろにいるお方、魔族カ?」

「だったら、なんだ?」

「そのお方は魔族、何しに来タ、何者ダ?」

「クーウルのご主人、森には特訓」



 森の奥から聞こえてくる何者かの声はクーウルと会話をしていた。

 自分の主であり目的を口にしたクーウルの返答に森の方からは何やらざわめきのような声が幾つも聞こえてくる。それでも警戒を解かないで戦闘態勢を崩さないようにしている二匹はとても頼もしく思えた。やがてざわめきは収まったようで向こうから何かが近付いてくるのが分かり、姿を見せなかった彼等のその存在が明らかになった。



「コボルト……?」

「クーウルのなかまー!」



 姿を見せたのはクーウルと同じ種族のコボルトだった。向こうから姿を見せてきたとは言えそれでも変わらず弓矢を向けているクーウル、油断させる為の罠なんじゃないかと思っている辺り結構疑り深いようだ。そんな彼の様子を気にしながらも姿を見せたコボルトは俺の所に歩いてきた。



「魔族のお方がこんな所に来るとは思いもしませんでしタ

無礼を御詫びしますのでどうかお許しをもらえますカ?」

「あ、いや別に大丈夫だ……クーウルも弓矢を下ろしてやれ、会話しにくいし」

「ご主人が、言うなら」

「おお、何と慈悲深イ……! 寛大なそのお心に感謝を申し上げまス」



 目の前のコボルトは賢の対応に目を大きく見開かせながらいきなり膝を着くようにして感謝してきた。そのあまりにもオーバーな態度に少し引いてしまったが彼等の中で魔族はそれだけ恐ろしい存在なのだと示しているようにも見える。


 どうしてここまで来たかと聞けば見張りをしていたコボルトが不審な明かりに気付いたらしく、他の魔物か人間が攻めてきたのかと思って向かってきたようだ。

 この森は沢山の魔物が縄張り争いをしているので唯でさえ弱いコボルト達は格好の餌みたいなものだった。森の中を転々と移動して住みかを変えていたもので、今日も移動している途中にこうして焚き火の存在に気付いたものだから覚悟を決めて戦おうとしたらしい。



「それはまた大変だった、と言うか……」

「いえいエ! 魔族の方にご心配してもらえるなド……!

あ、あのそれデ……そのコボルトは本当に貴方様の配下なんですカ……?」

「ああ、クーウルだぜ?」

「お、おおお……! 我々の同胞が魔族の配下二……!」

「ねーねー、ないちゃってるよー?」

「だからオーバーなんだって……」



 信じられないような事だからか涙を流して感動しているコボルト。幾ら弱い魔物だと言われているからとは言えここまでオーバーリアクションされてしまうとどう反応したらいいのか分からないのだ。

 しかしその理由も彼の説明によって直ぐに判明した。本来魔族達からすればコボルトやスライムのような弱い魔物は配下にする価値もない存在で、よく囮として人間達に焚き付けたり食料を奪ったり奴隷のように働かせるのがコボルトの待遇だ。スライムも元は魔力の塊なので魔力を搾り取って後は処分するなんてやり方が魔族のやり方だとか。



「貴方様のようなスライムとコボルトを配下にし、さらには名前すらも付けて頂くなド!

どうか、どうかお願いしまス! 何卒その寛大なお心で我々コボルトをお助け頂けないでしょうカ!」

「え、えぇ……? いや、俺魔族ではあるようだけどそんな大層な奴でもない「何卒!何卒お願い申し上げまス!」」

「頼ム! どうカ、助けて欲しイ!」

「お願いしまス! コボルト、助けテ!」



 断ろうとしたら被せて何度も頭を下げてきた。しかも彼が頭を下げてくれば他にも隠れていたコボルト達が姿を見せてきて同じように頭を下げてお願いしてくる。こっちもこっちで余裕はないと言うのにそこまでお願いされてしまえば断る物も断れなくなってしまい彼等のその熱意に負けてしまった。



「あー、もうっ! 分かった分かった! やれるだけやってやる!」

「あ、ありがとうございまス!」



 大喜びになっているコボルト達を前に賢は勢いで言ってしまった事に後悔してしまった。しかしこんなにも喜んでいる空気の中今更断るなんて事も出来るわけがなく、実力も何もない自分がどうにか出来るのかという大きな不安だけが今の彼の精神を脅かしている。



「本当にありがとうございまス! どうか貴方様のお名前、是非お聞かせ願いたイ!」

「な、名前!? あ、名前……えーっと……」



 すっかり忘れていたが今の自分の名前はまだ決まっていなかった事を思い出す。ここで地球で過ごしていた名前を使う、というのは折角魔族になっている以上避けたい所。

 コボルト達の視線が集まってきてさっきまであんなにも大騒ぎしていたのが嘘に思えるくらい静寂になっている。おまけにムニニもクーウルも期待するかのようにじっと見つめている視線も痛い。



「俺の、名前は…………カロル、カロルだ!」

「おお、カロル様ですカ!」

「カロルさまー! カロルさまー!」



 名前を聞いた瞬間皆カロルカロルと賢――いやカロルの名前を口にしている。そんな彼等に照れ臭い感覚を覚えながらも悪くない気分ではあった。



 魔族の召喚者カロルはこの時をもって世界に誕生したのだ。そして、それが長年止まっていたこの世界の歯車を動かす第一歩となる。

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