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第6話

 どうも皆さん、ケイトです。


 いやー、月日が流れるの早いことで今年で5歳になりました。この五年間、色々なことがありました。

 3歳で流暢にしゃべって家族を驚かせたり、文字の読み書きをマスターしたり、家の本を読み漁ったり、あとは、えっと、まあ色々あったんだ!今は少し暇なのでこの五年間で学んだことを話すとしよう



 まずこの世界には4つの大陸とその中心に1つの大きな島がある。

 ちなみにこの世界には前世で言うところの地球のような世界の呼び名が決まっていない。

 僕が住んでいるこの大陸はハーヴェ大陸と言い、主に人族と獣人が平等に暮らしている。

 と表向きにはなっているが本当は獣人たちはひどい迫害を受けていると母さんと父さんが怒っていた。



 ハーヴェ大陸で最も力を持つ王国はハーヴェ王国と言い、僕たちが住んでいる王国である。

 この国の王子と父さんは仲が良いようでよく家に遊びに来る(本人たちは僕に王子だということを隠しているが、僕には鑑定眼があるから、父さんがいないときに見て一発でわかった)




 次にスキルについて色々説明しよう。

 まずスキルのレベルについてだ。

 スキルにはレベルと言う概念があり、ほとんどの場合がLV1~10で、レベルが1~3では初心者、4~6で中級者、7~9で上級者、LV10(MAX)で達人と言った感じだ。

 スキルのレベルは基本的には使えばレベルが上がるが、3~4、6~7、9~10にはそれぞれ『壁』があり、特に9~10に上がるには生まれ持った才能が必要らしい。

 魔法のレベルの原理もこれと一緒だ。




 僕は五年間、父親と言う監視の目をくぐり抜け母さんとメイヤさんのステータスを見ることに成功した。

 スキルは名前の通りだったので説明は省くが称号の詳細はこうだった。



 フォースマジシャン

 4属性の魔法を操ることができる者に送られる称号。魔力値が30000プラスされる。



 英雄の妻

 英雄を夫に持つ者に送られる称号。夫のことを想っている限り二人の愛は永遠になる。



 凄腕メイド長

 料理、掃除、礼儀作法の3つのスキルがLV MAXになったメイドに送られる名誉ある称号。主に対する圧倒的な忠誠心と家の中においては誰よりも強い発言力を持つ。



 フォースマジシャンと凄腕メイド長は置いといて、英雄の妻って何か怖くね?一見ロマンチックにも見えるが、夫を縛りつけているようにも見える。けど、うちのママンに限ってそんなことはないよな!



 次に我が家について説明をしよう。

 まず僕たちが住んでいるのはハーヴェ王国から離れたミハー村だ。我が家は他の家に比べてかなり大きいしメイドもいるから貴族だと思っていたがそうじゃなかった。

 昔、とは言っても数年前だが、父さんが戦争で大活躍をし現在の国王様が平民だった父さんを貴族にしてくれると言ったが、母さんとゆっくり暮らしたいが為にそれを拒んだ。だから国王様は、父さんたちの為に、一生遊んで暮らせるだけの大金とミハー村の土地に家をたて、王国最高のメイドもつけてくれたのだ。

 だからといって父さんは遊んで暮らしている訳ではない。

 定期的に村のまわりの魔物の駆除を行ったり、村の畑仕事を手伝ったりしている。



最後にわたくし、ケイト・パルティナの容姿について説明します。

僕の見た目だか、流石は両親が美少女、イケメンペアなだけそれなりに整っていると思う。ただまだ五歳のため今後どうなるかわからないけど。

髪はどちらかと言うと母さんに似ており茶色を明るくした感じで、瞳も似たような色だ。



 とまあ、この世界に関する説明はこれくらいにして、そろそろ出かける準備をしなくては。なぜなら、



 今日僕は、初めて家族にステータスを公開するからだ。


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