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スマイルジャパン

あの日を忘れない~黒板に残されたメッセージ~

作者: 日下部良介

 2016年3月11日、14時46分。


 この学校の美術準備室には二つの黒板がある。一つは通常の黒板。そして、もう一つはアクリルのケースの中に保存されている黒板。その黒板にはある風景が描かれている。

 美術教師の山口(やまぐち)真弓(まゆみ)は卒業式を終えたあと、毎年ここでこの黒板の風景を見つめている。彼女にとってその風景は二度と忘れることのない想い出であり、教師としての誇りでもあった。

 この黒板の風景には5年前のこの日に卒業した生徒たちからのメッセージが詰まっている。






 2011年3月11日、5時30分。


 枕元で目覚まし時計のアラームが鳴った。もごもごと布団から顔を出して時間を確かめると、まだ5時半だった。なんでこんな時間にアラームが…。

「あ~っ!」

 思わず大きな声が出てしまった。そう、今日は早起きをしなければならない理由があった。

「お母さん、朝ご飯出来てる?」

 学校へ行く準備を終えた(ゆう)()が台所を覗くと母親は朝食の支度をしていた。

「そんなに慌てなくても大丈夫よ」

 優香は冷蔵庫を開けて牛乳のパックを取り出した。それをラッパ飲みしながら、皿に盛られた目玉焼きの黄身を指でつついた。

「うん、ちょうどいい硬さ」

「こら!行儀が悪いぞ」

「お母さんの目玉焼きはいつも絶妙だね」

 優香は黄身が硬くなる直前のぷよぷよした硬さの目玉焼きが好きだった。その絶妙な硬さは母親にしか出来ないのだった。

「お父さんはいつ帰って来るんだっけ?」

「今日の夜になるって」

「じゃあ、明日は大丈夫だよね」

「心配しなくてもいいわよ。そのために出張の日程を調整したと言っていたから」

 優香の父親は三日前から仙台へ出張している。そして、明日は優香の誕生日。友達を呼んで家でパーティーをやることになっている。有名店のシェフをしている父親が腕をふるってくれる約束になっている。

「それより、今日の卒業式を無事に終えてちょうだいよ」

「分かってるって。だからこうして早起きしたんじゃない」

 そう、今日は優香の卒業式。そして、明日の3月12日は優香の誕生日だった。

 優香は目玉焼きをトーストに乗せると一気にそれを頬張った。

「そんな食べ方をしたらお料理が可哀そうね」

「ごめん!今日だけ許して」

 食事をするときは食材を作ってくれた生産者や料理をしてくれた料理人に感謝しながら食べるように小さい頃から父親に教育されている。優香はその影響もあり、食事には人一倍気を遣う子だった。

「行って来まーす!」

 しかし、優香が出かけた後、残された食器には一切れの食べ残しも無かった。

「まあ、いっか…」

 そのきれいな食器を見て母親は微笑んだ。



 2011年3月11日、6時30分。


 優香が学校に着くとクラスメートたちは既に教室に集まっていた。

「優香、遅い!」

 声を掛けたのは幼馴染の佐藤大樹(さとうたいき)。優香と同じ美術部で、部長でもある。

「ごめん!」

「よし!じゃあ、始めるか」

 優香たちは一斉に色取り取りのチョークを持って黒板に向かった。

 優香たちがやろうとしているのは黒板アート。お世話になった担任、美術部の顧問でもある坂本(さかもと)真弓先生に感謝の気持ちを伝えるため、黒板アートで最後の教室に坂本先生を迎えようとクラスのみんなで考えたのだった。美術部の優香と大樹が中心になって坂本先生の生まれ故郷でもある宮城県松島の風景を黒板いっぱいに表現しようという計画だった。

 クラス委員の吉田香織が写真をもとに全体の構成を考えた。各々が担当する部分を拡大した写真でそれぞれに渡した。

 大まかなアウトラインが出来たところから優香と大樹が仕上げて行った。

「いい!いいじゃない」

 クラス委員の香織が思わず呟いた。みんなも教室の後方に下がって、その風景を眺めた。

「本当!写真とそっくり。そこに本物の松島の海があるみたい」

 優香と大樹は顔を見合わせてガッツポーズを決めた。



2011年3月11日、8時30分。


 チャイムが鳴り、みんなが席に着いた。すぐに担任の坂本先生が入って来た。坂本先生は教団に立つと、生徒たちに向き合った。

「たった3年間の付き合いだったけど、先生はみんなのことを忘れないよ。卒業おめでとう…」

 そんな坂本先生の言葉を聞いた途端に、教室のあちこちですすり泣く声が漏れて来た。

「泣かないで。今日はみんなの晴れ舞台よ。それに、出発の日でもあるんだから」

 坂本先生はまだ黒板に描かれたものに気が付いていない。そこで、クラス委員の香織が手をあげた。

「先生、お願いがあります」

「吉田さん、何かしら?」

「後ろを向いていただけますか?」

「後ろ?後ろがどうかしたの…」

 言いながら坂本先生は後ろを向いた。後ろを向いてしばらくの間、坂本先生は黙ったまま黒板を見つめていた。そして、両手で顔を覆うと天井に顔を向けてから振り返った。

「みんな…。ありがとう」

 小刻みに震える声で呟くように言った坂本先生の目には熱いものがにじんでいた。



2011年3月11日、14時45分。


 卒業式が終わって、みんなは教室に戻って来ていた。みんなで描いた松島の風景の前で坂本先生と記念写真を撮った。その時だった。ドスンという衝撃の後、大きな揺れが優香たちを襲った。

「地震?」

「うそ!」

「やばいよ!大きいよ、これ」

 教室中、いや、学校中から悲鳴や叫び声が聞こえた。倒れた花瓶が床に落ちて割れた。水しぶきとともにガラスの破片が飛び散る。

「みんな、落ち着いて!落ち着いて机の下に潜りなさい」

 坂本先生が必死に呼びかける。みんな床にしゃがみこみ、頭を机の下に潜り込ませる。けれど、体全体を守ってくれるほど机は大きくない。机の中の教科書や教材が丸出しになった背中めがけて落下する。

 揺れはしばらく続いた。このまま校舎が壊れてしまうまで止まらないのではないかというくらい続いた。ようやく揺れが収まった時、教室はありとあらゆるところから落下したものが床に散らばっていた。

「びっくりしたぁ」

「死ぬかと思った」

「家は大丈夫かな…。つぶれてないかな?」

 そんな声があちこちから聞こえて来た。

「みんな、大丈夫?」

 坂本先生の問いかけに生徒たちは大丈夫だと返事をした。

「先生、職員室に行ってくる。他がどういう状況になっているのか確認して来るから、みんなはここで待ってて。まだ余震があるかもしれないから、気をつけるのよ」


 真弓が職員室に戻ると、テレビのニュースが地震の速報を伝えていた。震源地は岩手県沖。地震の大きさはマグニチュード9。最大深度は宮城県で7記録したと言う。東北地方で甚大な被害が出ていて、津波警報が発令されていると言う。アナウンサーがしきりに沿岸部の住人に避難を呼び掛けている。真弓はその映像を見て呆然とした。宮城県は真弓の故郷であり、海沿いの松島に旅館を営んでいる家族が住んでいる。そのことを知っている同僚の山口孝雄(たかお)が真弓のそばにやって来て、そっと肩に手を掛けた。その瞬間、再び大きな揺れに襲われた。余震だ。孝雄は真弓に覆いかぶさる様に抱き寄せた。途端に職員室の天井の一部が崩落した。最初の揺れで老朽化した天井の下地がコンクリートの躯体から抜け落ちていたためだった。二人は難を逃れたけれど、何人かの教員が下敷きになった。その場に居た教員たちが総出で崩落した天井材をどかした。幸い、下敷きになった教員は最初の地震の際、防災用のヘルメットを着用していたため、みんな軽傷で済んだ。

「たいへん!」

 真弓はすぐに教室へ引き返した。


 教室は無事だった。真弓の姿を見るなり、生徒たちは被害の状況を知りたくて詰め寄った。

「震源地は?」

「電車は動いているの?」

「家に帰れるの?」

 そこで真弓はハッとした。そうだ!子供たちを家族に引き渡す事が今何よりも先にやらなければならないことだ。

「みんな、携帯を持っている人は家に連絡をしてみてちょうだい。持ってない人は学校の電話を使っていいから、とにかくお家の方と連絡を取ってみて」

「先生、全然ダメ。携帯つながらない」

「俺も」

「私も」

「そっか、みんなが携帯で家族の安否を確かめようとしているから混雑しているのね」

「先生、私たちどうすればいいの?」

「とにかく、学校からも各家庭に連絡を取ってみるから。また余震があるかもしれないから、しばらく学校に居た方がいいわね」

 生徒たちもそうするのがいいのだということを理解したようだ。その時、副校長が教室に顔を出した。

「みんなを体育館に連れて行きなさい。体育館は耐震工事が終わっていて安心だから」

 こうして学校に残っていた生徒たちは体育館に集められた。その間にも職員室では保護者からの問い合わせの電話が鳴りっぱなしだった。教員たちはその対応に追われた。

 その後、大きな余震も無く、比較的学校に近い地域に住んでいる生徒たちには家族が迎えに来たら帰宅することが許された。

 公共の交通機関はほぼストップしていた。そんな中で東京都交通局の路線バスが運行を再開した。迎えに来たくても足のない保護者からは学校に泊めて欲しいとの要望も少なくなかった。こうして20名ほどの生徒が学校に泊まることになった。この日が卒業式だということで多くの生徒たちは式が終わったお昼前には下校していた。そのことがせめてもの救いだった。ただ、彼らが無事に帰宅したのかどうかを確認する術は残念ながら今は無い。



 2011年3月11日、16時。


 真弓は学校に泊まることになった生徒たちとランチルームに居た。そこにはテレビがあり、その後の状況や交通情報を知ることが出来た。男性教員と男子生徒たちが柔道場から畳を運んで来た。それから宿直室や保健室から、ありったけの布団や毛布寝袋までもが運び込まれた。ランチルームは即席の和風旅館に変わった。

「なんだか修学旅行みたいだね」

 生徒の間からそんな声が聞こえて来た。家族と連絡が取れないことで不安もあるだろうに、生徒たちの方がしっかりしているように思えた。そんな生徒たちの姿を目にして、真弓は勇気づけられた。

 これまで保護者への対応に追われていた真弓はこうして落ち着いてから初めて地震による被害の詳細を知ることになった。それは真弓にとって寿命が縮むほどの衝撃だった。テレビの画面に何度ともなく映し出される映像に愕然とした。東北地方を襲った津波の映像はそれが現実のものとはとても思えなかった。

「先生、トランプやろうぜ」

 大樹が唐突に言った。

「あんた、こんなときに何バカなことを言ってるの?」

 たしなめるように優香が言って大樹の頭をぽんと叩いた。優香と大樹も家族と連絡が取れずに学校に泊まっていた。

「ううん、やりましょう!」

 真弓は素直に応じた。松島の家族のことは心配だけれど、今は何もすることが出来ない。電話も通じなければメールの返信も無い。今はここに居る生徒たちを不安にさせないことが自分の仕事だと腹をくくった。

「佐藤君、今日は特別だよ」

「えっ?」

「こんなもの学校へ持ってくるのは校則違反ですからね」

「うっ…」



 2011年3月11日、23時30分。


 真弓は屋上で夜空を眺めていた。あんな地震があったとは思えないほどきれいな星空だった。今頃、家族も同じ空を見ているのだろうか…。

「一息ついたらどう?」

 孝雄だった。孝雄は手にしていた缶ビールを真弓の前に差し出した。

「さっき、コンビニに行ってみたんだ。なんにも無かった。この辺の会社の人たちも帰るに帰れなくて会社に泊まっているんだって。それで食糧や飲み物を買い込んで宴会だって笑ってた。それで、缶ビール2本だけ譲ってもらった。他の先生たちには内緒だよ」

「ありがとう。今はどんなご馳走よりもこっちの方が嬉しいわ」

吉崎(よしざき)のお父さん、仙台へ出張に行っているんだそうだ」

「えっ?」

「うん。だから、彼女もお父さんのことが心配で仕方ないはずさ。それなのに、そんなそぶりを少しも見せない…。彼女が言っていたよ。坂本先生がいちばん辛い時に不安にさせるような顔は出来ないって」

「知らなかったわ…。生徒に心配されるなんて、私も教師としてはまだまだだな」

「そんなことはないよ。生徒にこんなに心配してもらえるなんて教師冥利に尽きるってもんさ」

 孝雄のそんな言葉が真弓には嬉しかった。

「夜風は体に良くないから。これ飲んだら僕たちも休もう。明日はきっと忙しくなるよ」

「そうね…」



2011年3月12日、7時。


 教員と生徒たちは学校に備蓄されていた非常食で朝食を終えた。大地震から一夜明けると、電車も様子を見ながら運転を再開していた。携帯電話も徐々につながり始めていた。生徒たちも家族と連絡が取れ、各々帰宅して行った。最後まで残っていたのは吉崎優香と佐藤大樹の二人だった。二人は自分たちの教室に居た。教室で黒板に描かれた松島の風景を見ていた。

「吉崎さん、佐藤君、もうご家族とは連絡が取れたんでしょう?」

「はい!」

 二人は揃って返事をした。

「吉崎さん、お父さんは無事だったそうね」

「はい!地震の前に仕事を終えて東京に戻っていたそうです。あの…。先生のご家族は?」

「まだ連絡が取れないわ」

 その時だった。真弓の携帯が鳴った。そこに表示されていたのは真弓の母親の名前だった。電話が断線していて、つながらなくなっていた。役所の臨時電話で連絡しようと思ったのだけれど、番号を覚えていなくて携帯電話も電池切れでようやく充電出来たおかげで電話番号を見ることが出来たのだそうだ。幸い、実家の方は津波の被害を逃れて、地震による破損はあるけれど、生活が出来ないほどではなということだった。これから、被災した人たちのために炊き出しをするのだと張り切っていたという。

「先生、良かったですね」

「ええ。これで一安心だわ。だけど、被災した人たちのことを思うと胸が苦しいわ」

「そうですね…」

 昨日、卒業式後に帰宅した生徒たちも、その家族もみんな無事が確認された。

「ねえ、先生。このあと何か用事はありますか?」

「そうね…。部屋がどうなっているのか心配だけれど、今はそんな心配よりお腹いっぱい美味しいものが食べたいかな」

「じゃあ、ウチへおいでよ。今日、私の誕生日なんだ。お父さんがご馳走を用意してくれるの」

「吉崎さんのお父さんって、確か…」

「はい、フレンチのシェフです」

「やった!そしたら、先生からもひとつお願いがあるんだけど、いいかしら?」

「なあに?」

「もう一人一緒に連れて行ってもいいかしら?」

「もう一人?」

 そこへ入って来たのは体育教師の山口孝雄だった。

「な~んだ!そう言うことか」

「そう言うこと!でも、内緒よ。卒業するあなたたちだから打ち明けたのよ」

 孝雄は三人の前に近づいて来て不思議そうな顔をした。

「なんのこと?」

「いいの!早く車の用意をして。この子たちを送って行くわよ」

「えっ?僕が?」

「そうよ。早く!」

 孝雄は渋々車を停めている裏門の方へ向かった。三人はその後を付いて行く。

「先生、もしかして、山口先生はまだ先生の気持ちを知らないんじゃないですか?」

「そうかもね。だから、今日、私からプロポーズするわ」

「やったー!」

「こら、大樹。声が大きい」

 その声に孝雄が振り見て首をかしげた。真弓は穏やかな笑みを浮かべ、そんな孝雄を見つめていた。優香はそんな真弓を美しいと思った。






 2016年3月11日、15時。


 真弓の携帯が鳴った。

「もしもし…」

『僕だけど、終わった?』

「ええ。今から帰るわ」

『そう!じゃあ、今日は外で食事をしようよ』

「わかったわ。それならフレンチがいいわね」

 真弓は電話を切ると、黒板を保管しているアクリルケースにシートを掛けて部屋を出た。







【補足データ】

 地震発生2011年3月11日14時46分18秒、宮城県牡鹿半島の東南東沖130km、仙台市の東方沖70kmの太平洋の海底を震源とする東北地方太平洋沖地震が発生した。地震の規模はモーメントマグニチュード9.0で、発生時点において日本周辺における観測史上最大の地震である。

震源は広大で、岩手県沖から茨城県沖までの南北約500km、東西約200キロメートルのおよそ10万k㎡という広範囲全てが震源域とされる。最大震度は宮城県栗原市で観測された震度7で、宮城・福島・茨城・栃木の4県36市町村と仙台市内の1区で震度6強を観測した。被害この地震により、場所によっては波高10m以上、最大遡上高40.1mにも上る巨大な津波が発生し、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害が発生した。

また、巨大津波以外にも、地震の揺れや液状化現象、地盤沈下、ダムの決壊などによって、北海道南岸から東北を経て東京湾を含む関東南部に至る広大な範囲で被害が発生し、各種インフラが寸断された。

2016年2月20日時点で、震災による死者・行方不明者は18,456人、建築物の全壊・半壊は合わせて400,234戸が公式に確認されている。震災発生直後のピーク時においては避難者は40万人以上、停電世帯は800万戸以上、断水世帯は180万戸以上等の数値が報告されている。

復興庁によると、2015年12月10日時点の避難者等の数は182,000人となっており、避難が長期化していることが特徴的である。 津波による浸水面積 561k㎡、津波被害農地 21,480ha、漁船被害28,612隻、漁港被害319港。

日本政府は震災による直接的な被害額を16兆円から25兆円と試算している。この額は、被害が大きかった岩手・宮城・福島の3県の県内総生産の合計に匹敵する。世界銀行の推計では、自然災害による経済損失額としては史上1位としている。

~ウィキペディアより~


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[良い点] 読者への配慮を感じる読みやすい文体であることです。 [一言] 非常時にトランプを持ち出し、そして「校則違反」だと言われてしまいかわいい反応を見せる大樹君の存在が「一服の清涼剤」のようでした…
[良い点] 時間の流れが細やかで、その中で起こっている日常生活を愛おしく思わせてくれる作品でした。 [一言] 私は被災していませんが、配偶者の実家、家族は岩手県なので、当時の色々なことを思い出しました…
[一言] 当時の様子がありありと描かれていて、自分がその時どうしていたか思い出しました。 つらかったのと、しばらく気が落ち着かないでいたのを覚えています。 そして、被災地の惨状がなにより堪えた記憶が…
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