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1話 目覚め

作者はガラスのハートなので強烈な批判は勘弁してくらはい( ̄▽ ̄;)

高レベルの魔物ですら近づくことのない霊峰。


その山頂付近にある洞窟にソレは在った。


ソレが横たわる周りには鋭利な金属が生えていた。


全てを拒絶するかのように所狭しと生えている金属。


それぞれが戦いを生業とする者ならば憧れ自らが振るうこと夢見る聖剣や魔剣に匹敵するほどの業物であり、装飾こそ無いがその美しさから王侯貴族ですら目を奪われるほどの宝剣であった。








・・・・・・ん?いつのまに寝たんだろう。

・・・まぁいいや、とりあえず起きて状況把握しよう。


鋭い爪を持つ鋼色の甲殻に包まれた立派なお手々。


体もお手々と同色の鋭角な鎧殻。


背中には剣のような鋭く広げれば自分の倍以上になるだろう大きな翼。


斧のような刃が付いている尻尾。


今いる場所はどう見ても洞窟。


しかも自分と同色の金属製の剣の様なもが周囲に生えている。


な、なんですかこれはぁぁぁぁー!?

「グルルゥォォォォォォォォォォォ!?」


言葉がでない、ていうか咆哮!?


しかも今の咆哮で周りの剣みたいなものが共鳴して咆哮を増幅し洞窟全体が揺れてる。



しばらくして揺れが収まり、改めて周囲を見渡すとやっぱり洞窟。


周りには剣?が生えていて、その真ん中に自分がいる。


何が起こったんだろう?


たしか昨日は寝て・・・ん?寝る前のことが思い出せない。


それに自分の名前も。


でも一般常識は覚えてる。



うーん、思い出そうとしても思い出せないけど確かに自分は人間だったはず。


こんな鋭い爪や剣みたいな羽、斧みたいな尻尾も生えていなかった。


鏡とか無いから全身が分からな、って地面から巨大な鏡が出てきた!?


どうゆうこと?


まさか鏡が欲しいと思ったから出てきたとか?


試してみるか。


鏡よ消えろ・・・おお!?


鏡が溶けるように消えた。


凄いこれは手品に使える!じゃなかったもう一度、鏡よ出てこい!


良しこれで全身が見え・・・・え?


ド、ドラゴン!?全身金属っぽいけどどう見てもドラゴンだよね!?


金色の瞳、頭部に二本の角って。


名前も顔も思い出せないけどお父さん、お母さん、僕は知らないうちに人間辞めてドラゴンになってました!





はぁ、何だか分からないけどなってしまったのは仕方ない。


何ができるか調べてみよう。


さっきは鏡を出したり消したり出来たし周りには剣のような物が生えてるから剣も出せるのかな?


よし、目の前に普通の剣士が持ってそうな長剣をイメージしてっと・・・おお出てきた!


スッゴイなぁ。


材料は何だろう、ん?鉄か。


なんか頭に知識が入ってきた。


これってもしかしてイメージした金属を生み出せるのかな?


次はやっぱり刀だよね!


よし出てきた刀!んん?柄まで金属製だ。


ということは金属しか作り出せないってことか。


でも十分強力な力だねこれなら武器屋とかで買わなくても・・・・・って僕はドラゴンだから関係ないじゃん!?


うーん、でも勿体無いなぁせっかく武器が作れるのに使い道がないって。


作った武器を投げるとか?こうビューンて“ヒュン・・ザクッ”・・・・・え?


目の前にあった長剣が無くなって洞窟の壁に刃の部分が根元まで刺さっている。


・・・・・どゆこと?


まさか!?もう一度長剣を出して先ほどの長剣が刺さっている所の隣めがけて飛べ!


ヒュン・・ザクッ


おお!長剣を飛ばせた!


やったね!これで武器の使い道ができた。



他に出来ることはないかな?


ゲームみたいにステータスとかみ・・・・出てきたよ。


もう、最初っからこうすれば良かった・・・。


えーと




ステータス

名前:

性別:male

種族:鋼装竜


Lv.300

H P:5600000

M P:3400000 

STR:30000

VIT:58000

INT:27000

MND:25000

DEX:23000

AGL:20000


スキル

【金属生成】

魔力を消費してあらゆる金属を自由自在に生み出す。

銅からオリハルコンまで生成可能。


【蒸着】

自分の体に接触したあらゆる金属を融解し自らの鋼殻に吸収させる。

金属を取り込む度に鋼殻が厚くなっていく。


【金属操作】

あらゆる金属を自らのもとに引き寄せたり、飛ばしたり、金属の形状を変化させられる。


【熱量操作】

熱量を操り、自らを超高熱化させたり熱線を吐いたり炎熱によるダメージを無効化し逆に冷却することもできる。


【重力操作】

自分や周囲に空間、物体に対して重力の加減を行える。


【古代竜言語】

ドラゴニアンや高位のドラゴンにのみ使用される言語を理解



何ですかこのデタラメなステータス!?


ステータスの平均値が3万ぐらいってどゆこと!?


HPなんて560万!?


どこのラスボスってか隠しボス?


この世界も平均値がどのくらいか分からないけど絶対低くはないよねこれ。


よく見たら名前もないし。


Lv.300ってまだ一度も戦ってないんですけど高すぎるんじゃないですか!?


スキルなんて金属武器ではダメージを受けず防御が上がるってことだよね?


しかも相手は武器を失う、と。


あらゆる金属って黄金とか作ればお金にも困らないしオリハルコンとかもう大抵のゲームで最強クラスの


装備の材料だし聖剣とか魔剣とか作れそう。


剣を作って飛ばせば離れた相手にも攻撃できるなーとか思ってたけど熱線って・・・・ドラゴンなんだか

ら炎の息吹とかじゃないのかな?


それに炎熱によるダメージ無効って炎は効かないしやろうと思えば溶岩の中にも入れるってことかな?


重力操作って軽くしたり重くしたりするってしか書いてないけど使い方次第ではとてもえげつない事出来るよね。


そして古代竜言語って明らかに普通の人には通じないでしょこれ。


ドラコニアンってのは所謂竜人って種族だろうけど高位のドラゴンって僕みたいなのがまだいるってことだよねぇ。


・・・・・会ってみたいような会いたくないような。



とりあえずこの能力ならそう簡単には死なないだろうからこの洞窟から出てみよう。


何故かは分からないけどせっかくドラゴンになったのだからこの状況を楽しまないと損だよね!






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