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偉人パラダイス  作者: 野球人
~1stシーズン~
7/32

学校で・・・

「え?いいけど・・・。なんでよ」

「私には美長の成長を見なければならないのです!」

「ちょっ!どこ見て言ってんの!?」


・・・お2人さん。せめてそういうのは俺のいないところでお願いします。

「勇人さん?のぞきはいけないよ?」

「のぞかねーよ・・・」

正直、こいつのこういうのは慣れてしまった。いけないことなのかはわからん。

「え~。だって興味があるんでしょ?」

「はい?何に?」

「美長の体に」

言っておくがありません。

「まぁ、とにかく俺にはそういう興味は無いし、別に見たって何の得にも・・・ぐは!」

「何?得があったら見るわけ?ん?なんか言いなさいよ」

腹部にめりこんだ美長の拳。次は・・・首絞め!?死ぬって!

「何黙ってんの?言いたいこと、あるんじゃない?」

「・・・!・・・!?」

「美長。首」

「あ・・・」パッ

「ぐぇ!」ドサ

と、まぁ美長の恐ろしさはこんなもんだ。身長は小さいし、筋力自体も女子の平均なんだがスピードと技に長けている。その後は特に何も無く明日の学校へ備えて早めに寝た。



~翌日~


さぁ、月曜日。気持ちを入れ替えって無理だよな。まだ俺の体は完治していないし・・・。

美長たちは昨夜に引き続きその『美少年』の話をしていた。あきないものなんだろうか?


いつも早起きな実理がいるおかげで(せいで)早く学校に着いた。自分の席に荷物を下ろすと・・・

「あ!あの美少年だ!」

「え?あ!ホントだ!」

美長と実理が言い出した。見たことあるって・・・同じ学校かよ。

「ほら勇人も見て!」

「言った通りでしょ?」

言われて見ると・・・確かに美少年だが・・・。あれは

「・・・朝日」

「!?は、はい!?」

その美少年は知り合いっていうかクラスメイトの横川朝日(よこかわあさひ)。あまり活発では無いが一応、俺の友達の中で数少ない常識人だ。

「ってなんだ。杉下君か~。今日は早いね。いつもギリギリなのに」

「ま、まぁな」

朝から本を読んでいたのかその本を手にニコッと笑顔を見せる。同姓とわかっているが少しドキッとしてしまう。

「あれ?勇人。この人と知り合いなの?」

「なんで言わないのよ!」

「言わないも何も同じクラスだろ」

「「え!?」」

・・・バカかこいつら。まぁ目立たないしな。それに・・・

「お前らよりおとなしいでででで!痛いんだけど!?」

「どうしたの?いきなりさけんで?」

「うるさいじゃない」

こ、こいつら。朝日に見えないように俺の足を踏み抜いてきた。

「そ、そろそろ皆が来る頃だよ~?」

何かに気付いたのだろうか、朝日は席に戻るようにうながす。

「そうね。じゃぁまた。え~と・・・」

「朝日です」

「そう!朝日君!」

美長。名前くらい覚えてやれよ。


さて。新キャラ登場です。しばらくはこの朝日君の話になると思います。

次の予定では少しづつ勇人たちのクラスメイトと学校をあきらかにしていこうと思います。

では、ご指摘、ご感想、お待ちしております。

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