波乱の予感?いいえ、新たな出会いです。
「んなわけあるかバカ」
「いや~。勇人がいけない方向に走ったかと」
などと実理が言うので・・・
「あいつらならまだ、朝日が男装してた時の方がいいぞ」
「えっ!」
いきなり名前を出され朝日は驚いている。その顔はなぜか少し赤い。
「それって・・・」
「まぁ、元は女の子だったんだからあたりまえか」
「・・・。」
今度はいきなり黙り込む朝日。その顔はなぜか・・・、鬼神のようなオーラを放っていた。
「こういう人ですから」
「もういいよ。勇人のバカぁ~・・・」
・・・俺が悪いのだろうか?
そして勉強会をした翌日。ただいま登校中。3人と学校へ向かっていた。
「それでさ~! ・・・ん?」
「ん? どうかしたのか?」
実理が何かに気づき話を止める。
「・・・あれ」
「「「?」」」
俺たちは実理の指差した方を見る。そこには・・・
「・・・。」
なにかの写真を持った外国人風の少女がいた。背は美長と朝日の中間ぐらい。見るからにアジア系ではない顔立ち。英国人だろうか?そしてなにより目を引くのは左目に黒い眼帯をしている。病院でつけるそれではない。
そしてその子はふっとこちらを見ると・・・。俺と写真を交互に見て走り去った。誰かを探しているのだろうか?
「・・・あんた、あんなかわいい子になにしたのよ?」
「な、なんもしてねえよ! 初対面!」
会ったことなんて無い!・・・たぶん。
「ふーん。どうだか?」
「勇人は無意識で女の子をたらし込むからねぇ」
「ん? なんだって?」
「「なんでもない」」
朝日がなんか言ってたような・・・?しかし初対面なはずなんだがなぁ?
「え~と・・・。今日は転校生を紹介しますね・・・」
ん?転校生?なのになんで担任の仙木先生は暗い顔をしているんだろうか?
「かわいい女の子ですからね? あ、あと外国の子ですが日本語はしゃべれるらしいので皆さん、仲良くしてあげてくださいね?」
ん?しゃべれるらしい?その言い方だとまだしゃべったことないような・・・?
「じゃ、じゃあどうぞ・・・」
ガラリと戸を開けて入ってきたのは・・・。今朝の少女だった。
『おぉ!』
と数少ない男子から声が出される。俺は出してないので、たぶん佐藤か岡田か。はたまた両方からだろう。
「えっと・・・。自己紹介を・・・」
そして彼女は澄み切った声でこう言うのだった。
「・・・エイミ・マッカーサーだ」
少々無理やり感はありましたが
新キャラです。
この子も神キャラにできたら良いなぁww
ではこれからもよろしくお願いします!