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偉人パラダイス  作者: 野球人
~1stシーズン~
21/32

勉強会

「そしたらここのXとYとがね・・・」

「ちょ! ちょっと朝日! ここは日本よ?」

「・・・数学は世界共通だけどね」

とまぁこんな感じの勉強会。大東高校は基本的に偉人の子孫を推薦。だから頭の良いやつから悪いやつまで多々いる。定期テストも中学校の5教科しかやらない。馬鹿げてるよ、全く。で、1教科100点満点なので全部で、500点満点。この中の頭良いランキングは朝日、実理、俺、美長。ちなみに俺は350程。平均よりちょっと上ぐらいだ。実理はいつも400いくかどうか。朝日はなんと480ぐらいあると言う。すげえ。


・・・で、美長は・・・、公開すると俺が公開処刑されるので非公開にする。あれ?そしたら非公開処刑に・・・?


「バカみたいなこと考えてる暇があるならあんたも勉強しなよ」

隣の実理が言ってくる。ちなみに成績表ではみんなけっこう悪い。美長は授業中、寝てるし、実理はサボるし、俺は前者2名のお守り(おもり)。それ&アホ2人(佐藤と岡田)の相手もしているので何かと先生に目をつけられている。朝日はとくに何もしてないが発言を控えているのでほぼ、テストの点数だけで成績を取っている。

「・・・てかお前、今回は前半テストだから保体は出ないと思うが?」

各学期、前半と後半にテストはわけられており、前半は5教科、後半は中学で言う9教科というやつだ。なので保体は入らないんだが・・・。


「ん? これ? 勉強に疲れたから読書」

実理の前には参考書が山積みだがほとんどが保体関係。お前、勉強してないだろ。

「じゃ、次は社会、歴史だね」

「えぇ~」

「・・・今回は戦国時代あたりだから僕らがだんぜん有利なはずなんだけどね・・・」

美長と朝日はずっとこんなかんじ。というか美長。戦国史ぐらいは覚えろよ。

「昔は昔。今は今。先祖が何したか知らないけど、私は私だし」

という言葉に実理と朝日は頷く。色々とこいつらはこいつらで苦労してきているんだ。

「うん。そうだね。でも勉強はしなきゃいけないよ?」

「うぅ・・・」

「「・・・。」」




しばらくは平和に勉強会が行われていたんだが・・・。女3人集まれば姦しいとはよく言ったもので夜にも差し掛かり女子ズのテンションも上がり、ガールズトークを始めてしまった。朝日は乗らない、と思っていたがこういうのに憧れていたらしくノリノリだ。

「ねぇねぇ! やっぱみんな好きな人とか居るの?」

定番の定番を言い出したのはやはり実理だった。そしてこう言う時の俺が取る行動は決まっている。

「・・・どこ行くの?」


説明文が長いですが

よろしくお願いします。

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