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偉人パラダイス  作者: 野球人
~1stシーズン~
16/32

&ガール

「ちょっと。皆、聞いてくれ」

と俺が言うと・・・

「何よ?」

とTVをつけようとしていた美長が睨んできた。こわっ!

「・・・えっとだな。今日からまた1人増えたんだが、風呂はどうする?」

そう。風呂。俺と美長だけの時はあまり気にせず入りたい方から入っていた。しかし4人にもなるとそうはいかない。個人で早く入りたい日とかもあるだろう。俺以外は全員女子なのでそこらへんは意見を聞くべきだろう。


「えっと・・・。僕は皆の後でいいよ」

ふむ。まぁ朝日はこう言うと思っていたが。

「「別になんでもいいわよ」」

なら別にいいか。だが美長よ。頼むから長風呂はやめてくれ。少々なら俺もするが前なんて2時間近く入ってただろ。風呂でそんなにすることないだろうに。


「じゃ、いいか。後、朝日から重要な知らせがあるぞ」

「!?」

「え? なになに?」

「どうしたの?」

たぶんこいつは女であることをダラダラと黙っているだろう。すると・・・

「む、無理だよ! まだ心の準備が・・・」

オドオドする朝日におれは目だけで『早くしろ』と訴える。

「「?」」

2人は何がなんだか分からないという顔をしている。あたりまえだが。


「わ、わかったよ・・・。あの、美長さん。実理さん」

「ん?」

「何々~?」

「じ、実は僕・・・。お、女の子なんです!」

「「・・・へ?」」

うんうん。よく言えたな。これで一件落ちゃ・・・

「あ、朝日くん? このヘンタイに何か言われたの?」

・・・あれ?

「相談して? 体罰を加えるから」

ま、まて!なんで俺が悪者なんだ!?


「そ、そうじゃなくて! ホントに! 本当に女なんだ!」

朝日の説明。ナイスだ!

「でも・・・。ねぇ?」

「いきなり言われても・・・」

く!信じきってないな。さてどうした物か・・・。


「ぬ・・・」

ぬ?朝日は何が言いたいんだ?

「脱ぐよ! そしたら信じてくれるよね・・・?」

おぉ!それなら疑いようが無いな。朝日、お前頭良いな!

「そ、それなら・・・」

「まぁ、信じれるし」

2人ともしぶしぶと言った感じで了解した。よし。これで俺の無実は証明された。

「「「・・・。」」」

ん?なんで3人して俺を睨むんだ?

「なぁ。何睨んでるんだ?」

「「「出てけ! このバカ!」」」

ガシャーン!わぁ恐い。そういうことか。でも俺が悪いんだろうな。たぶん・・・。ん?誰だ、頭がなって思ったやつ!出て来い。


今回も駄文ですがよろしくお願いします。

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