&ガール
「ちょっと。皆、聞いてくれ」
と俺が言うと・・・
「何よ?」
とTVをつけようとしていた美長が睨んできた。こわっ!
「・・・えっとだな。今日からまた1人増えたんだが、風呂はどうする?」
そう。風呂。俺と美長だけの時はあまり気にせず入りたい方から入っていた。しかし4人にもなるとそうはいかない。個人で早く入りたい日とかもあるだろう。俺以外は全員女子なのでそこらへんは意見を聞くべきだろう。
「えっと・・・。僕は皆の後でいいよ」
ふむ。まぁ朝日はこう言うと思っていたが。
「「別になんでもいいわよ」」
なら別にいいか。だが美長よ。頼むから長風呂はやめてくれ。少々なら俺もするが前なんて2時間近く入ってただろ。風呂でそんなにすることないだろうに。
「じゃ、いいか。後、朝日から重要な知らせがあるぞ」
「!?」
「え? なになに?」
「どうしたの?」
たぶんこいつは女であることをダラダラと黙っているだろう。すると・・・
「む、無理だよ! まだ心の準備が・・・」
オドオドする朝日におれは目だけで『早くしろ』と訴える。
「「?」」
2人は何がなんだか分からないという顔をしている。あたりまえだが。
「わ、わかったよ・・・。あの、美長さん。実理さん」
「ん?」
「何々~?」
「じ、実は僕・・・。お、女の子なんです!」
「「・・・へ?」」
うんうん。よく言えたな。これで一件落ちゃ・・・
「あ、朝日くん? このヘンタイに何か言われたの?」
・・・あれ?
「相談して? 体罰を加えるから」
ま、まて!なんで俺が悪者なんだ!?
「そ、そうじゃなくて! ホントに! 本当に女なんだ!」
朝日の説明。ナイスだ!
「でも・・・。ねぇ?」
「いきなり言われても・・・」
く!信じきってないな。さてどうした物か・・・。
「ぬ・・・」
ぬ?朝日は何が言いたいんだ?
「脱ぐよ! そしたら信じてくれるよね・・・?」
おぉ!それなら疑いようが無いな。朝日、お前頭良いな!
「そ、それなら・・・」
「まぁ、信じれるし」
2人ともしぶしぶと言った感じで了解した。よし。これで俺の無実は証明された。
「「「・・・。」」」
ん?なんで3人して俺を睨むんだ?
「なぁ。何睨んでるんだ?」
「「「出てけ! このバカ!」」」
ガシャーン!わぁ恐い。そういうことか。でも俺が悪いんだろうな。たぶん・・・。ん?誰だ、頭がなって思ったやつ!出て来い。
今回も駄文ですがよろしくお願いします。