狐の霊魂の謎
冬の寒い日
貧しい女性は、知らない土地で、双子を小川で出産した
寒い冬なのに、何故かここは、季節感を感じない、さっきまで、寒くて、路地裏からここまでたどり着いた女性。
「……はぁ、はぁ、、黒輝、、白花……」
椿は、人間のフリをして女に近づく
女は、椿を見ると、縋り付くーー
「、、、この子達、、この子達を、、お願い、、」
女は、その小川で息絶えた。
四季座で、普通の人間が来ると、寿命を奪われる
椿はその事を知っていたーー
「何故この女は、四季座に、それにこの赤ん坊」
その女は、四季座の空気に包まれ、天へと霊魂が登る
その本体も透明になり消え、その双子に、消えた女の気が、双子の周りに包むと
双子の産声は、徐々に小さくなり、すやすやと眠った
椿「はぁ……見捨てれないしな、、とりあえず、育てるか……」
椿は縁側に座りながら、昔の事を思い出していた、切磋と、拓磨がいなくなり、暇だったからだ。
あの狐の霊魂は
ブラキとビャッカが泣き止まなかった頃
産みの母親の魂が完全に消え去って
あの双子から出た、不思議な霊魂、その霊魂が現れた時の不思議な昔話をしようーーー
「オギャアアアア」
と、赤ん坊は、毎晩毎晩、うるさかった。
私の尻尾でトントンしたら、すやすや寝たが、尻尾が離れるとすぐに、泣く。
双子だから泣き声も2倍、苦労も2倍。
人間の育つスピードはすこぶる遅い
私は始め、病気なのかと思った
こいつらは、人間、スピードが遅くて当たり前なのに
人間の育て方なんて分からなかったから、とりあえず狐と一緒に育てた
母親狐に、双子を預け、私はそれをただ見ていた
夜は、寝かしつけをして
1年半が過ぎた頃ーー
あの双子は、四季座の空気に慣れすぎていて
自然と、狐の尻尾を生やしていたのは
私も驚いた。
椿「人間でも尻尾が生えるのか!」
烈「んな訳あるか!」
椿「?」
烈「……ここに慣れすぎたんだよ」
椿「…」
烈「頼むから、育児ぐらい1人でやれ、俺は忙しい。」
椿「……分かった、もう戻れ」
烈「じゃあもう呼ぶな、また会議でな」
椿「ああ」
慣れすぎた?
この四季座に……人間界というものを見てみないと行けないのか?
椿は、ブラキとビャッカを連れて人間界へ行った
子供たちが、公園で遊んでいる所に、偶然にも入口があった
椿「こんな所に四季座の入口が増えているのか、座敷わらし様にこの入口を塞ぐよう連絡しなければ」
ブラキとビャッカは、楽しそうに公園で遊び
砂だらけになっていた
椿「この鉄出できた物を、四季座にも造ろう。」
楽しそうに遊んでいたブラキとビャッカ
人間界は、だんだん暗くなっていた
さっきまで他の人間達も遊んでいたのに
その姿はない
暗い公園で
少し不気味な公園になっていた
ブラキとビャッカは突然泣き出し
椿に抱きついた、その瞬間、ブラキとビャッカの背中から、狐の霊魂が2匹、青色のオーラに包まれながら
小さな狐の霊魂が溢れたーー




