4人の絆、選択しないといけない感情
あのクソ女神、退屈しのぎ!?
私と、三葉と、四葉を会わせたのが!?
あ、私、三葉四葉って……
トンカツとチキンって呼んでたのに……
燈は、神界から帰宅して、ずっともやもやと一人で考え事をして、キッチンで、ホットココアを飲んでいた
その時母の声がした
「ただいまー、燈いるの?」
あ、もう夕方なのか……母が帰宅したので、時間が分かった燈、これまで、ずっともやもやしていたので、時計も見ていない
「おかえり」
「はい、これ、冷蔵庫に入れるの手伝ってくれる?」
大量の食料品が、ビニール袋4つ
よく、こんなに重いものが持てたなと、じっとみた
とりあえず、冷蔵庫に入れるか…
「今日ね、卵が安かったのよ、いっぱい買っちゃった、あ、渉くんも食べに来るかしら?今日オムライスいっぱい作るのよ♩燈の友達も呼ぶ?えっと、葵陽ちゃんと、朱雀君」
「……ううん、今日は、、、いいや」
いつもの燈の反応じゃない、顔も元気がないのを、母はすぐに気づいた。
「あ、でも、お母さん、さっき渉くんとばったり会って声かけちゃったは、うふふ」
母は、そういいながら、優しく笑う
「なら、、そう言えばいいじゃん。」
燈は、淡々と冷蔵庫に食材を入れる
燈の表情は『無』だ。
心が無いように感じる。
母は、娘に何かあったのだろうと思っているが、問うのを必死で抑える。
悩みは、自分から打ち明けないと、何も解決できない事を、大人は知っている。
優しく見守る、母が、燈のそばに居た
「あら、ホットココア飲んでたの?お母さんにも、作って?」
「はい、はい」
燈は、冷蔵庫から牛乳を取り出すと、母専用のマグカップに牛乳を入れて、電子レンジの中に入れた、その間にココアの素を取りに行く
電子レンジがチンと言う音がすると、同時に玄関の呼び鈴がなる
「開いてるわよー」
っと母が言うと、渉が玄関を開けて入ってきた。
「お邪魔しまーす」
と、同時に、父も今日は店を早く閉めたので、帰宅する。
「!!こ、こんにちは。」
渉は、あまり燈の父に会ったことがないので、少し緊張していた
「おお、いらっしゃい渉君」
渉と、燈の父が世間話をしながら、キッチンへは行かずに、居間にいった、父は帰宅して間もないので、手を洗いに洗面所へ向かう
「……何か飲む?」
「ああ、適当にって、水無月、大丈夫か?」
「ん?」
燈は首を傾げると、キッチンへ向かい、渉の飲み物を用意した
渉はその隙に、スマホで朝顔達に連絡をする
ー水無月の様子がおかしいから、水無月の家へ来てくれー
朝顔にメッセージを入れた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
朝の修行も、放課後の修行も済ませた朝顔は、早めのシャワーを済ませて、洗面所で着替えていた。
するとスマホにメッセージの通知が届く
朝顔「……」
ー了解。ー
朝顔は、とりあえず早く着替えなきゃと、スウェットのズボンを履こうとした瞬間
脱衣所の扉が開いたーー
朝顔「!!」
朱雀「!!」
2人は一瞬フリーズして、赤面した後
朝顔の豪快パンチが朱雀の顔面目掛けて、ヒットした。
朝顔「ふ、ざけんな!!///」
朱雀「はぁ?そっちこそ、ふざけんなよ、いってえな、頬っぺ腫れただろ!!」
扉は、完全に閉まっているが、文句を大声で張り合う2人
朝顔「入る時は、いるかどうか確認してから、入りなさいよね!!」
朱雀「いちいちそんなの確認するかよ!!」
朝顔「……///」
あれ?何か、上手く言い返せない!!
何で?
洗面所の鏡の前で、朝顔は真っ赤になる
朱雀「葵陽、早く用意しろ、渉が燈の家来いって」
朝顔「分かってる!早くどっか行って!!」
なんだよ、あいつ、最近ピリピリしてんな、よく殴るし、蹴るし、あれ?俺、やられ損??
ダイエットか?それとも、時雨に振られたか??
朱雀はそんな事を考えながら
風呂に入れなかった、もやっと感と、葵陽のピリピリ感をとりあえず、空に投げて、深呼吸した
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
~燈の家~
母がオムライスを作ってる最中、渉と燈はとりあえずゲームで対戦していた、燈はやっぱりゲームをやると心が落ち着くのか、段々普通に戻ってきた
父は、居間でお酒を開けて2人がゲームをしている様子を見る
(あー、娘が結婚……娘が、、結婚…)
渉は後ろから視線を感じて、フリーズしたら
ゲームで負けていた。
そうこうしてるうちに、朝顔と朱雀も燈の家に集合していた。
母「あら、今日は賑やかで嬉しいわね、お兄ちゃん、もう東京に行っちゃってるから」
朝顔「え!燈お兄ちゃんいたの?」
燈「うん、いるよークソ真面目なクソ兄貴」
母は、燈の頭をペシッと柔らかく叩く
母「こら、クソクソ言わないの。お兄ちゃんでしょ」
燈「はいはーい」
朝顔「ねーねー燈のお兄ちゃん、かっこいいの?」
朝顔が食い気味に、聞いてくる、燈はそのノリについて行く事は出来ないので、父に助けを求めた
父「この間家族で旅行行った時の写真だ」
父は、朝顔に写メを見せた
朝顔「かっこいい…♡燈、紹介して♡」
母「あら、葵陽ちゃんそんなに可愛いのに、彼氏いないの?」
燈母は、少し天然なので、痛いところを突き刺す
朝顔「…はい、最近別れました…」
朝顔は、あんまり思い出したくない顔をすると、ちゃんと答えた
母「恋バナ♡いいわねー青春♡」
朱雀「はぁ!?別れた?早くね??」
朝顔「いーの!この話は!とりあえず、次の恋見つけないと卒業までに」
(やだ、このまま朱雀にドキドキしっぱなしなの、早く忘れたい!)
燈「卒業!?あ、そうか、卒業式まであと何ヶ月?」
渉「4ヶ月ぐらいだな、もう高校卒業かー」
(卒業したら、家業継ぐために巫女の社員決まってるし、その後は結婚♡水無月と、指輪のお金も貯めないとな…って、水無月は、卒業したら何するんだ?)
燈「そっか、4ヶ月か…」
母「みんなは卒業したら、何するの?」
オムライスが出来ているので、女子は食べる準備をしながら、会話する、男子は真ん中に父が座り、3人で並んで座る。
燈、母、朝顔
渉、父、朱雀 対面で座って、食べる準備をする
朱雀は、何故か父にお酒を注ぐ。
渉は緊張していて、そこまで手が回らない
朝顔「私は、朱雀の家の手伝いかなーまだ、依頼受けてないけど。」
朱雀「俺もまだ依頼任されたことねぇーよ」
燈「私は、短大、あー1月か、入試…最アンド低」
渉「短大?家で就職するって言ってなかったか?」
燈「あ、話してなかったごめん」
渉「普通彼氏に先に言わないか?」
燈「だからごめんってば」
朝顔「ストーップ!はい、食べよ?オムライス、すごい美味しそう、いただきます」
燈と渉はむすっとしながらだったが、みんなでオムライスを仲良く食べた
(卒業までに、決めればいいか、神気を手放すか、手放さないか…私には、妖力もあるし、何とかなるでしょ?)
ワイワイガヤガヤ食事をしている中、燈は、1人で気持ちを整理していた
(この空間、落ち着くな…)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ご飯の後、なんやかんやで、銭湯に行くことになった。銭湯グッズを用意して、おかんから、お金ゲット、よっしゃあ、4人分って、太っ腹過ぎます、ありがとうございます、母上。
銭湯までの、行きの道、4人は歩いて銭湯へ向かっていた。
燈「わーい、普通の温泉だあー♩」
朝顔「確かに、普通の温泉ね、前の温泉パークはさ、酷かった…何で温泉でリラックスした後に、バトルよ…何で私女神と対戦なのよ」
朝顔の文句は止まらない、思い出すだけで、天照大御神の無茶ぶりに、腹を立てていた。
燈「朝顔さん?顔怖いよー?」
朝顔「燈、怖いって言うな!」
朝顔は、燈に抱きつき、じゃれ合う
渉と、朱雀は、そんな2人を後ろから、微笑ましく見ていた
朱雀「いやーオムライスは美味かった、俺オムライスが1番好きだわ」
渉「そういえば、おばば食堂でもオムライスしか注文してないよな?」
朱雀「そりゃあな、どこの店でもオムライスは世界を救うんだよ!」
渉「はぁ??」
朱雀の言ってる意味が分からなくて、渉は少しだけフリーズした。
燈「それ分かる!!食べ物は最強!世界も心も救う♡」
燈が笑顔で、振り向いて、後ろ向きに歩く
渉は、そんな彼女にドキッとした。
朱雀も、無邪気な燈に、ドキッとした、片思いを忘れようとしても、中々忘れられない朱雀。
朝顔は、少しだけ朱雀の反応に、傷ついた。
(あいつ、まだ、燈の事、そりゃあそうか、ずっと片思いしてたし)
朝顔「何かさ、こういうの楽しくない?4人で出かけるなんて」
燈「うん!楽しい!でも、、」
燈は、少し立ち止まった。
燈「………」
渉「水無月?どうした?」
燈は、渉の服の袖を無意識に掴んだーー
その行動を見て、朱雀は下を向いた。
燈「天照に言われちゃった、神気を返すか選べって」
燈は勇気を出すと、仲間に打ち明けた。
天照大御神に言われたこと、自分が思っている気持ちを、泣きもせず、真面目な顔で、淡々と。
3人は真剣に考えるーーー
水無月が、神気を返すって事は、俺の中にある四葉様の神気も??
渉も、自分の中にある神気は、この辺にあると感じている、自分とは違う、何かの空気が、中に入っているからだーー
神気を返したら、ロキ様にも会えなくなる、のか??
燈は、真剣に悩む、彼の顔をじっと見つめた。
燈「卒業までに決めようと思ってさ」
朝顔「……晩御飯どれにしようか選ぶ感じで、軽く考えないでよ?」
燈「………かるく……じゃ、ないよ。」
朱雀「!燈…」
燈の決意を出そうとしている表情が、朱雀の脳裏にスっと入り込む。
燈「ちゃんと決める、ちゃんと選ぶ、で、私は素敵な短大生活をenjoyする!♩さ、早く銭湯行ってお肌ツヤツヤになろう♩」
燈はまた笑顔になると、朝顔の手を組んで、歩き出した、朝顔の手を掴む、燈の手は、震えていた。
(水無月のやつ、、、、無理してる、だろうな?俺が、しっかりしないと……)




