#3 エロガキ(温泉編)
湯煙が立ち込める中、ミサキはゆったりと湯船に身を沈めた。ウェーブのかかった明るい色の髪が揺れ、夜空に浮かぶ星々のように輝く水滴が髪に点々と散らばる。彼女は深く息を吐き出し、肩の力を抜いていく。
温泉の熱が、昨夜の激しい戦いで痛めた筋肉をほぐしていく。湯の効能か、その痛みも次第に和らいでいった。ミサキは目を閉じ、耳を澄ませる。
遠くで鳴く梟の声、そよ風に揺れる木々のざわめき、そして湯船から立ち上る泡の微かな音。自然の音色が彼女の心を癒していく。危険な任務の日々。束の間の安らぎに、彼女の心は緩んでいく。ミサキは心地よさに身を委ね、湯船の中で少しずつ体を動かし、全身に温泉の恵みを行き渡らせる。
月の光が湯面に反射し、幻想的な光景を作り出す。ミサキは、この静寂と美しさに包まれた時間が、いつまでも続けばいいのにと願った。しかし、彼女の心の奥底では、この平穏がいつまで続くかわからないという不安が微かに揺れていた。
ミサキは久しぶりに手に入れた自由な時間を使って、近所の温泉に来ていた。湯気が立ち込める中、のんびりとお湯に浸かり、心地よさに目を閉じる。日々の戦いで疲れた体が、じんわりと温まっていくのが感じられる。心の奥底から解放されるような安らぎが、彼女を包んでいた。
「はぁ~、最高……」
だがその静寂もつかの間、突然、静寂は破られr事となる。パタパタと小走りで近づいてくる足音に、ミサキは顔を上げる。湯気の向こうから、どうや誰がが入ってきたらしい。
姿が見えて、嫌な予感が直撃する。温泉に忍び込んできたのは、まさかの近所の悪ガキ達ではないか。ミサキと直接的な面識こそないものの、その誰も制御出来ない悪ガキ三人衆としての噂は近所でもいつもの三人衆として聞き及んでいる。
思わず「最悪……」と言葉が漏れる。
彼らの目は好奇心に輝き、少し興奮気味だった。
「おい、あそこに誰かいるぞ!」
「ほんとだ、なんかキレイなお姉さんがいる!」
「ハダカだ!」
何であいつらがここにいるのだろうか。まさか忍び込んでいるのか。
また間の悪いことに、悪ガキ達はしっかりタオルを付けている割に、こちらはタオルも持っていない。ミサキは慌てて胸元を隠し体を湯に沈めたが、悪ガキたちは全く遠慮する気配もなく近づいてくるではないか。女湯に忍び込んでいることに全くの罪悪感を感じていないのではないだろうか。
彼女の姿を目にした少年たちは、一瞬あっけに取られた表情をしていたが、何を考えたのかすぐににやりと笑い始める。
「お姉さん、どうしてそんなところに一人でいるの?」
「もしかして、僕たちに会いにきたんじゃないの?」
「そんなわけないでしょ!」
ミサキは顔を赤らめながら応じるも、悪ガキたちは楽しそうに彼女の周りを囲む。
一足遅かった。人を呼びに行けない。
「ねえねえ、俺たちも一緒にお湯に入っていい?」と、少年たちは次々にミサキに話しかけてくる。人を呼ぶにしてもここはなんとか凌がなければないらない。
ミサキは困ったように微笑みながらも、「ほ、ほら、ここは静かに楽しむところだから…」と諭そうとするが、悪ガキたちは全く気にする様子がない。
「いいじゃん、いいじゃん!ちょっとくらい一緒に遊んでよ!」
そう言いながら少年たちは、あろうことか次々と湯船に入ってきた。ミサキは照れ隠しにむっとしながらも、何とか穏便に場を収めようと、少年たちと会話を続ける他なかった。
そんな彼女の心には少しずつ焦りと恥ずかしさが募っていった。
ミサキは温泉の中で、できるだけ体を隠すように腕を組んだり、お湯に沈めたりして防御態勢を取っている。しかし、少年たちはそんなミサキの様子にますます興味をそそられた様子で、彼女をじっくりと観察するかのように見つめている。
「ねえねえ、お姉さんって何歳なの?」
「やっぱり大人の女性って違うよなー。肌、すごくきれいだしさ!」
「腰ほっそ!」
少年たちの無邪気な言葉に、ミサキの頬はますます赤くなる。どうやら彼らは、悪ガキ達は彼女をからかうのを面白がっているらしい。言葉だけでなく、その視線も露骨に彼女の体をなぞっているのがわかる。
「お姉さん、そんなに隠さなくてもいいじゃん。どうせ俺たち、そんなの気にしないし!」
「そうそう!それに、隠しても意味ないっていうかさ、もう俺たち見ちゃったし!」
「み、見ちゃったって何!?」ミサキは目を見開き、焦りながらも少年たちに抗議する。しかし、その言葉をまるで聞き流すかのように、少年たちは笑い合っている。
「お姉さん、そんなに恥ずかしがらないでよ。可愛いんだからさ~」
「やっぱりこういうの、初めてなんじゃないの?大人でもやっぱり照れちゃうんだな~」
「正直エロいよね」
ミサキはこれ以上からかわれることに我慢がならず、「ちょっと、いい加減にしてくれない?」と声を上げる。
しかし、少年たちはどこ吹く風で、彼女の反応を楽しんでいるようだった。彼らは悪ガキらしく、湯の中で派手にバシャバシャと水を飛ばし、ますますミサキを焦らせる。
「お姉さん、そんなに怒らないでさ、俺たちともっと仲良くしようよ!」
「そうだよ、そんな顔してる方が可愛いのに!」
ミサキは心の中で「なんとかしてこの状況から抜け出さなきゃ」と考えながらも、少年たちに囲まれてしまい、なかなか思うように動けないでいた。恥ずかしさが着実に溜まっていく。体を守るように抱え込みながら、彼女は恥ずかしさと困惑の中で耐えるしかなかった。
ミサキは、少年たちがどんどん大胆になっていく様子に、どう対処すべきか頭を悩ませていた。彼らの視線が露骨に自分の体に注がれていることが手に取るようにわかり、顔がますます赤くなる。
「ねえねえ、お姉さんって普段はどんな服着てるの?」
「そうだよ!もっと近くで見てみたいなー」
少年の一人が、少しずつミサキの方に近づいてくるではないか。彼の、少年らしさの奥に見え隠れするあからさまな悪意を見て、ミサキは反射的に湯船の端に寄り、さらに身を隠そうとするが、彼らは容赦なくじっと彼女を見つめている。
「そんな隅っこにいなくてもいいのにさ!もっとリラックスしてよ。せっかく一緒に温泉に入ってるんだから!」
「そうそう!もしかして、お姉さんも僕たちと話すのが恥ずかしいの?」
「恥ずかしいわけないでしょ!」
ミサキは必死に否定するが、その言葉には少し震えが混じっている。彼女がそう言っても、少年たちは嬉しそうに彼女の反応を見て、ますます調子に乗ってきた。
「お姉さん、すごく照れてるね。やっぱり大人でもこういうのは恥ずかしいんだ!」
「それなら、もっといろんな話してあげるよ!どうせなら楽しい時間を過ごしたいし!」
そう言いながら、少年たちはさらに距離を縮め、まるで彼女がもっと逃げられないように、次々に話題を振ってくる。ミサキは必死に彼らをなだめようとするが、少年たちはそんなことはお構いなしに、彼女の反応を楽しんでいる様子だった。
「ねえ、お姉さんって、彼氏とかいるの?」
「エッチなことしたことある?」
「そんな顔してるってことは、やっぱりいないんだ!だからこんなに照れてるんだよね?」
「おっぱい可愛いね」
ミサキは思わず顔を両手で覆い、息を整えるように深呼吸する。どうにかしてこの状況を切り抜ける方法を考えなければならないと思いながらも、少年たちの無邪気さと悪戯心に、どうしても強く出ることができずにいた。
ミサキは少年たちの言葉に反応しながら、少しでも状況を打開しようと必死に体を隠していた。しかし、彼女が聞き取れるような距離で、少年の一人が小さな声でつぶやいた。
「うわっ、エロい……」
その言葉を聞いた瞬間、ミサキの顔は一気に真っ赤になった。少年たちの視線が自分の体をなぞっていることがわかり、ますます居心地が悪くなる。彼女は湯船の中でぎゅっと身を縮め、できるだけ彼らから距離を取ろうとするが、それでも少年たちの視線とささやき声が彼女を捉えて離さない。
「ちょっと、そういうこと言わないでよ!」ミサキは震える声で抗議したが、少年たちはむしろそれを面白がっているようだった。彼女がどれほど恥ずかしがっているかを理解しながら、わざとらしく言葉を重ねてくる。
「ごめんごめん、でもさ、本当にお姉さんって大人っぽいし、ドキドキするんだよ。」
「そうだよね、なんかすごくかわいいし。こんな近くで大人のお姉さんを見るなんて初めてだからさ!」
「おっぱい見えそうだよ」
彼らは、ミサキの恥ずかしがる姿を楽しむかのように、さらに話題を重ねてくる。彼女は必死に平静を装おうとするが、彼らの視線と言葉が、ますます彼女を追い詰めていく。
「お姉さん、本当は僕たちと一緒にいるの、嬉しいんじゃないの?」
「照れてる顔が可愛いよ!」
その瞬間、ミサキは反射的に顔を背けたが、その仕草がまた少年たちを楽しませてしまう。ミサキの心はドキドキと早鐘のように鳴り響き、彼女は何とかしてこの状況から抜け出したいと心から願っていた。
ミサキはどうにかこの状況から逃げ出したいという思いが強くなっていくが、少年たちは彼女を取り囲むように、ますます悪戯っぽい笑みを浮かべて近づいてくる。彼らの視線が肌に突き刺さるようで、彼女はますます居心地が悪くなり、頬はますます赤く染まっていった。
ミサキは湯船の中で縮こまり、何とかしてこの状況から抜け出そうと頭を回転させていた。しかし、少年たちはますます彼女を取り囲み、悪戯心をむき出しにしてきた。彼らは小声で何か話し合いながら、さらにミサキにじりじりと近づいてくる。
体を隠そうにも限界がある。腕の隙間からミサキの柔らかな膨らみが見えかけている。
「ねえ、お姉さん、もう少しリラックスしたら?そんなに恥ずかしがらなくてもさ。」
「そうそう!せっかく一緒に温泉に入ってるんだし、もっと楽しんでよ!」
ミサキは内心、どうにかして反撃してやりたいという気持ちがありながらも、恥ずかしさと焦りで体が動かない。それに、もし強く出てしまえば、逆に少年たちを煽ってしまうのではないかという不安もあった。そんな葛藤が彼女の頭を混乱させていた。
しかし、そんな彼女の様子を見た少年たちは、ますます面白がるように笑い声を上げた。
その時、ミサキの背後からまたしても、小さな声で少年のつぶやきが聞こえてきた。
「マジでエロいな……」
明らかにミサキに向けられた言葉だ。彼女は目を見開き、驚いた表情で振り返った。体の隠しようがなく、少年たちの視線が自分の体に注がれていることに、彼女は一瞬、言葉を失った。少年たちはミサキの反応を見て、くすくすと笑いながら、さらに調子に乗ってきたようだった。
「お姉さん、やっぱり恥ずかしいんだ~。そんなに赤くなっちゃって!」
「ほら、もっとリラックスしなよ。俺たち、そんなに悪いことしないからさ!」
ミサキは彼らの言葉に返す言葉が見つからないまま、体を守るように湯船の端に寄り添っていた。だが、彼らの視線と、囁かれる言葉がますます彼女の恥ずかしさを煽る。どうにかしてこの状況から抜け出したいという思いが強くなるが、体が動かない。
その時、一人の少年が彼女のすぐ近くに寄ってきて、もう一度、聞こえるように囁いた。
「お姉さん、おっぱい見えててマジでエロいよ……」
その言葉は、まるで彼女の恥ずかしさを強調するかのように突き刺さった。ミサキの顔は一瞬にして真っ赤に染まり、彼女はとっさに少年の方を振り返ったが、彼はにやにやと笑いながら彼女を見つめていた。
「ねえ、どうしてそんなに隠すの?恥ずかしいの?」
「やっぱり大人のお姉さんでも、こんな状況だと照れちゃうんだな~!」
「…も、もういい加減にしてくれない?」
ミサキはとうとう耐えきれなくなり、声を上げた。しかし、その声にも自分の恥ずかしさが滲んでしまい、彼らの笑い声はますます大きくなった。ミサキの心臓は早鐘のように打ち続け、彼女はますます居場所をなくしていく。
湯船の中で身を縮め、体を必死に隠そうとするミサキ。しかし、その姿さえも、少年たちには彼女がさらに恥ずかしがっているように見え、彼らの悪戯心は止まらない。
「ねえ、お姉さん、そんなに隠さなくてもいいじゃん!」
「そうだよ!もう見ちゃったんだから、今更だよ~」
「お姉さん、可愛いよ!恥ずかしがる姿が最高!」
「もっと照れてよ!その方が楽しいからさ!」
ミサキは自分を取り囲む少年たちの視線と言葉に耐えきれなくなり、ますます湯に沈めるように体を縮めた。けれど、その状況から逃げ出す方法が見つからず、ただじっと耐えるしかなかった。
ミサキはもはや湯船の中でこれ以上体を隠すこともできず、少年たちに取り囲まれたまま、どうすることもできない状況に陥っていた。彼らの視線が露骨に体をなぞるのを感じ、心臓が早鐘のように鳴り響く。顔から火が出るほどの恥ずかしさに、ミサキは目を閉じて、なんとか冷静さを保とうと必死だった。
「お姉さん、そんなに恥ずかしがらなくてもいいんだよ。僕たち、ただ仲良くしたいだけだからさ」
「そうそう!もっとリラックスして、楽しく話そうよ!」
少年たちの無邪気な笑みと、それに伴う言葉がミサキをさらに追い詰める。彼らの「仲良くしたい」という言葉の裏に潜む悪戯心を理解していながらも、彼女はその場から逃げ出すことができないでいた。
「お姉さん、本当に可愛いね。そんなに隠さなくてもいいじゃん」
「俺たち、もう全部見ちゃってるんだしさ」
ミサキは彼らの言葉に対してどう反応していいのかわからず、ただ湯の中でじっと耐えるしかなかった。だが、その沈黙が逆に彼らの悪戯心を刺激してしまったようだった。
「もっと近くで見たいな~。お姉さん、こっち向いてよ!」
「そんなに恥ずかしがると、俺たちも困っちゃうよ」
ミサキは内心、これ以上彼らの挑発に乗るわけにはいかないと必死に自分を抑えていたが、体はますます緊張していく。彼女が何とかして状況を打開しようと頭を悩ませている間にも、少年たちはさらに距離を詰めてきた。
「お姉さん、そんなに逃げないでさ、もっと楽しく過ごそうよ」
「ほら、そんな顔しないで!僕たち、楽しい時間を過ごしたいだけなんだよ」
その瞬間、ミサキの体が一瞬硬直した。少年たちが無邪気に話しているように見えても、その視線と言葉の裏にある意図をはっきりと感じ取った。彼らは、ミサキが感じている恥ずかしさを楽しんでいるのだ。
それがわかっていても、彼女は逃げることができない。
少年たちは彼女の言葉をあまり気に留めることなく、楽しげに笑っていた。
「お姉さんがもっと可愛く見えるように、僕たちが助けてあげるよ!」
「そうだよ、そんなに恥ずかしがってると、余計に可愛くなっちゃうから!」
彼女の抗議は完全に無視され、ますます追い詰められていく感覚が彼女を包み込んだ。ミサキは、どうにかしてこの状況から抜け出したいと心から願ったが、少年たちの笑い声と視線は、ますます彼女を追い詰めていくばかりだった。
ミサキが恥ずかしさと困惑に耐えている中、突然、思いがけない出来事が起こった。湯船の縁に寄りかかっていたミサキが、ほんのわずかにバランスを崩したのだ。滑りやすい石の縁に手が触れた瞬間、彼女の体がふっと前に倒れかけ、彼女はとっさに手を伸ばして体勢を立て直そうとする。
しかし、その動きが仇となり、湯の中で体勢を崩したミサキの体は大きく揺れ、湯から上がった一瞬の隙に、彼女が必死に隠していた部分が一瞬あらわになってしまった。
「うわっ!見えた!」
「お姉さん、やばいよ、それ!」
少年たちの驚きと興奮が混ざった声が一斉に響き渡る。ミサキはすぐに湯に沈め直し、慌てて体を隠すが、すでに遅かった。彼らの視線はその一瞬を逃さず捉えていた。彼女は顔を真っ赤にして体を縮め、どうにかして落ち着こうとするが、頭の中はパニック状態だった。
「お姉さん、今のすごかったよ!」
「ほんとだ、めっちゃラッキー!」
彼らの笑い声と軽口がますます彼女の恥ずかしさを煽り、ミサキはどうしていいかわからず、湯の中で震えるしかなかった。心臓が激しく打ち、彼女は息を整えることすら難しく感じる。体全体が熱くなり、恥ずかしさの波が押し寄せてくる。
「ちょ、ちょっと!見ないで!」
ミサキは必死に声を上げるが、少年たちは完全に興奮してしまい、まったく聞く耳を持たない。
「見ちゃったもんはしょうがないよな!」「それに、なんか可愛かったし!」
ミサキはさらに湯の中に沈み込み、なんとか体を守ろうとするが、少年たちの視線が彼女を追い詰めるように感じる。先ほどまでの恥ずかしさが、さらに大きなものへと変わり、彼女の心は混乱と焦りでいっぱいだった。
その場から逃げ出したい気持ちは強くなるが、湯船から上がるわけにはいかず、彼女は追い詰められたまま、少年たちの視線にさらされ続けるしかなかった。
ミサキが体を縮めて恥ずかしさに耐えている中、さらなる予期せぬハプニングが彼女を襲った。少年たちの一人が、悪戯心に溢れた笑みを浮かべながら、こっそりと彼女の背後に忍び寄る。そして、ふいに指を伸ばして、ミサキのお尻を軽くつついた。
「きゃん!」
ミサキは思わず可愛らしい悲鳴を上げ、体を跳ね上げた。予期せぬ感覚に驚き、顔を赤くしながら慌てて後ろを振り向く。彼女の目には、悪戯が成功したことに大喜びする少年たちの姿が映っていた。
「お姉さん、今の声、超可愛かった!」
「そうそう、なんかもっとやって欲しいって感じだよね!」
「ちょ、ちょっと!やめてよ!」
ミサキはさらに体を守るように縮め、声を上げたが、少年たちはますます調子に乗っていた。彼女の反応を見て、さらに理由をつけて悪戯を続けようとしているのがわかる。
「ほら、お姉さん、そんなに反応しないでよ。なんか余計に可愛くなっちゃうからさ!」
「そうだよ!俺たち遊びたいだけなんだから!」
ミサキは心臓がバクバクと音を立て、どうしてこんな状況になってしまったのか理解できずにいた。彼らの無邪気な笑い声と悪戯に、体も心も追い詰められていく。彼女の頭は真っ白になり、まともに言葉を返すことすらできなくなってしまっていた。お湯に関係なく体の奥が熱い。
「もう本当にやめて…」
ミサキは震える声で懇願するが、少年たちはその言葉すら聞き流し、楽しそうに彼女をからかい続ける。彼女はどうにかして逃げ出そうと考えるが、湯船から出るわけにもいかず、ますます深みに嵌っていく。
ミサキが必死に体を守りながら、少年たちに「もうやめて!」と声を上げていたその時、さらに別の少年が大胆な悪戯を思いついたようだった。彼は湯の中でスッと手を伸ばし、ミサキの背後にまわり、こっそりと彼女の腰あたりを軽くつついた。
「きゃっ!」
ミサキは再び驚きの声を上げ、体をピクンと反射的に跳ね上げた。予想外の場所を触られたことで、彼女の恥ずかしさはさらに増し、どうにかしてこの状況から逃れたいと感じていたが、体が思うように動かない。
少年たちはミサキの反応を見て、大きな声で笑い出した。彼女の声と仕草が、彼らにとってはまるで遊びの一部になっているかのようだった。
「お姉さん、また可愛い声出した!」「なんでそんなに敏感なの?まるで触られるの待ってたみたいだよ!」
ミサキは顔を真っ赤にしながら、必死に声を振り絞って抗議する。「ち、違う!そんなの、やめてってば!」しかし、彼女の声は恥ずかしさで震えており、ますます少年たちを喜ばせてしまう結果となった。
「お姉さん、そんなに反応しちゃうなんて…」「もっと楽しんでよ、俺たちとさ!」「楽しんでるじゃん!」
ミサキは湯の中で体を縮め、必死に隠れるようにしていたが、次々と襲いかかる悪戯にどうすることもできなかった。彼女の体は恥ずかしさと不安で緊張しており、少年たちの視線や触れた感覚に対して敏感になっていた。
心の中では、どうにかしてこの状況から抜け出したいという強い願いがあったが、彼女は完全に追い詰められ、逃げ場のない状況にいた。
ミサキが湯船の中で体を縮め、なんとかして少年たちの悪戯から逃れようとしていたその時、さらに別の予期せぬ動きが彼女を襲った。突然、両サイドから少年たちの指が彼女の脇の下に伸びてきたのだ。
「きゃあああっ!」
ミサキは思わず大きな声を上げ、敏感な場所をつつかれた感覚に、体が反射的に跳ね上がった。彼女は慌てて手を脇に押し当てて守ろうとするが、すでに少年たちの悪戯に対してどうすることもできず、体がびくっと反応してしまう。
「お姉さん、めっちゃ敏感じゃん!」
「脇の下つつかれるなんて思ってなかったでしょ?」
「柔らかかった」
「ずりい!俺も触りたい!」
少年たちはミサキの反応を見て、大きな笑い声を上げた。彼女の必死な抗議も彼らにとってはまるで楽しいゲームのように映っているらしく、ますます彼女を困らせようとする気配が見て取れた。
「や、やめてってば!」
ミサキは声を震わせながら必死に訴えるが、少年たちはその言葉を無視して、彼女の反応を楽しんでいる。
「そんなに脇の下が弱いんだね!」
「もっとつついたら、どんな声出すんだろうな?」
「ちょっとやってみようぜ」
ミサキは顔を真っ赤にしながら、再び体を守るように縮めたが、敏感な脇の下を狙われたことで、彼女の体はますます緊張し、どうすることもできなくなってしまっていた。恥ずかしすぎて足が震える。性的な視線にさらされ続け、ミサキは甘い声が漏れ始めていた。少年たちはその反応を面白がり、次々と彼女をからかう言葉をかけ続ける。
「お姉さん、もっとリラックスしてさ、僕たちと一緒に楽しもうよ!」
「そんなに敏感だと、ますます可愛く見えるよ!」
ミサキは恥ずかしさと焦りに耐えながら、心の中でなんとかしてこの状況から抜け出したいという思いが強くなるが、体はすでに限界に近づいていた。彼女は完全に少年たちに囲まれ、彼らの悪戯から逃れることができないまま、ただじっと耐えるしかなかった。
ミサキが必死に体を隠しながら、恥ずかしさと困惑で震えていると、突然別のハプニングが起こった。湯船の周りで動き回っていた少年たちのうちの一人が、彼女の後ろ側に回り込み、まるで何かを狙っているかのように、悪戯っぽい笑みを浮かべているのが見えた。
「お姉さん、後ろ向いてみなよ!」
と声をかけたかと思うと、その瞬間、彼の手がミサキの背中に触れた。
「きゃあっ!」ミサキは驚き、思わず跳ね上がるようにして反応した。背中に感じた不意の感覚に、彼女は一瞬で硬直し、体がさらに緊張した。振り返ると、彼の手が彼女の背中を軽くつついていたのだ。
「背中も弱いんだね、お姉さん!」
「そんな反応するなんて、可愛い!」
少年たちは彼女の敏感な反応を見て、ますます楽しそうに笑いながら、他の少年たちもそれに便乗するかのように手を伸ばしてきた。ミサキの背中を軽く触れたり、つついたりしながら、彼らは無邪気に悪戯を続ける。
「お姉さん、そんなに敏感だと、もっと面白くなっちゃうよ!」
「もう少し触ったら、どんな声出すかな?」
ミサキは必死に背中を守ろうとするが、湯船の中で身動きが取りづらく、彼らの手を避けることができない。背中に感じる小さな刺激が、彼女をますます追い詰めていく。恥ずかしさと焦りで顔が真っ赤になり、体全体が緊張で固まってしまっていた。
「や、やめてってば!」ミサキは声を震わせながら懇願するが、少年たちはまるでその声を楽しむかのようにさらに近づいてきた。
「お姉さん、もっと声出してよ!それが楽しいんだからさ!」
「そうだよ、そんなに恥ずかしがってるの、可愛いよ!」
ミサキは、湯の中で体を隠しつつも、背中に感じる指先の感覚に耐えることができず、ついに限界を迎えそうだった。心の中でどうにかしてこの状況を切り抜けたいと思いつつも、追い詰められた彼女には打つ手が見つからなかった。
ミサキは鬱てなく、少年たちのいたずらに翻弄され続けた…