#1 プロローグ
夕闇が迫る神社の境内。空気が重く沈み、不穏な気配が漂う。そこに一人の少女が立っていた。ミサキ。その名は退魔の巫女を意味する。
ゆるやかなウェーブを描く明るい色の髪が、ほっそりとした肩に触れる。小柄な体格ながら、凛とした佇まいが彼女の存在感を際立たせる。澄み切った青い瞳には、古くから受け継がれてきた使命への覚悟が宿る。
冷たい風が吹き抜け、木々がざわめいた。ミサキの鋭い感覚が、周囲に潜む異様な気配を捉える。それは人知を超えた存在—悪霊たちだ。
この世界の悪霊は、狡猾で邪悪な存在だった。彼らが狙うのは女性の心の隙間だ。女性に不貞を働き、その精神エネルギーをくらうのだ。女性たちの精神エネルギーを餌食にし、そのたびに力を増していく。それがいわゆる悪霊だ。
この町では最近、唐突な行方不明になる女性が増えていた。発見されてもそれが悪霊たちの仕業だと確信していた。
自信に満ちた眼差しで、ミサキは闇の中に潜む敵を見据えた。小さな手には、幾世代にも渡って受け継がれてきた神聖な御幣が握られている。その先端が、かすかに光を放つ。
「もう、誰も傷つけさせない」とミサキは心に誓った。「あなたたちの餌食になる女性は、もう一人たりともいない」
退魔の儀式が始まろうとしていた。ミサキの瞳に、決意の光が灯る。彼女の周りで、目に見えない戦いの幕が開こうとしていた。
このお話は、女の子に恥ずかしい思いをさせるために日夜暗躍している悪霊相手に、退魔巫女ミサキちゃんが頑張るお話です。
ちょっとだけセクシーなバトルに頑張るミサキちゃんを応援しましょう。
※ セクシーレベル的には絶妙なラインを狙っています。めちゃくちゃにされながらも最後まではされない、しかしかなりギリギリまで攻める予定です。そういったジャンルが好きな方はぜひ!