7章 帰り道①
こんにちは、こんばんわ
少し遅れてしまったのでこの7章も同じ日に出したいと思います
「あ!おはよう陰浦くん!」
部屋から降りてくると白雪さんが朝食をつくっていた。
「おはようございます。……ふわぁ~。」
僕が大きなあくびをしていると、「お、真おはよう!」爽やかな笑顔で爽助が挨拶してきた。それに続き、「どうも」「やっほー!」と、他の4人も声を掛けてくる。
皆さんおはようございます。
「「いただきまーす!」」
朝食を食べていたら、水鏡さんが嫉妬してる目で見てきた。
「一晩でそんなに仲良くなるものなの~?」
「普通はならないと思います。」「いや、無理でしょ。」
青木さんと、甘露さんがほぼ同じタイミングで言ってきた。
「じゃあ、お前らも俺らのことを名前で呼べばいいだけじゃねーか?」
さらっと正論を言う爽助に対して、水鏡さんが「ムカッ!そういうことじゃないんだよー!」と、爽助の肩をポコポコ叩いた。
「お、おいやめろって!俺の飯がこぼれるじゃねーか!」
突然の出来事に焦る爽助。
「まぁまぁ……」と落ち着かせる金城さんと白雪さん。
「あ、あはは····」
昼休みになって他のみんなはクラスの友達と一緒に遊んだり、昼ご飯を食べている。比べて僕は教室で1人食べていた。
(友達………かぁ。もうあんなこと起きてほしくないけど…………過去のことはもう忘れるんだ!変わらなきゃ!)
そんなことを考えていたらいつの間にか、下校時間になっていた。
シェアハウスのみんなはまだ校舎に残っているようだ。
(···なにもすることないし、コンビニでも寄って先に帰ってようかな)
そう思い、コンビニの近くまで来たとき誰かの声が聞こえた。
「やめてください!」
「へへっ、いいじゃねーか少しくらいよ」
ん?誰か、絡まれてる?
そっと影から様子を伺うとそこには女の子と不良の姿が。
(あれは、甘露さん?どうしよう。助けるべきか···でも···)
「本当にやめてください!嫌っ!」
(っ!!)
[なんであのとき助けてくれなかったの!?弱虫!]
過去の出来事が脳内をよぎる。
(···そうだ。僕は変わるんだ!)
読んでくれてありがとうございます。
たまに、こうやって連続で配信することもあると思います。
ではまたー