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次に来たのは海だった。そこにも大勢の人がいて、釣りや海水浴を楽しんでいた。


「この町にこんなに人っていたんだねぇ……。っていうか今春だよ春。海入ってる人の気が知れないよ」


そう言って振り向く彼女はどこと無く嬉しそうだ。


「そういえば昔、小学生最後の夏だって言って仲いい奴らとここに来たよな。あの時何で泳がなかったんだ?」


そう言うと、彼女はくすくすと笑った。


「あの頃さ、急に胸とかおっきくなって水着で男の子の前に出るのが恥ずかしかったのよ。今思えば可愛いわね〜私」


そういえば僕らが泳いでいた時、彼女は一人で浜辺に座ってパラソルの下で本を読んでいた。



「でもそんなに…」


「は? 何か?」


「…いえ、何も!」


彼女の胸に目を落とした僕は、顎を掴まれ無理矢理目線を逸らされた。


「他行こう!もっと人少ないとこに!」


そう言う彼女は少し怒っているみたいだった。




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