第7話
日も傾いてきた頃、午後の授業が始まった
午後の授業はそれぞれの学問、属性にわかれて移動教室で授業を行う
シセイ「よし(教科書と杖と課題…全部持った!)」
シセイは一通り確認をし、時計で時間を確認してほかの教室へと移動した
水属性の授業をやる教室へと
シセイ「よいしょ」
いつもの席に座り、特にみんなと話すこともないのでぼーっとする
今日の夕飯はどうしよう、だとか
学園祭の作業、なにが手伝えるのか、とか
まあ、いろいろ考える
チャイムが鳴り、先生が教室へと入る
ヒルア「はい、みんな。こんにちは。今日も授業やっていくわよー」
彼女はヒルア先生。水属性の授業を担当する。女の先生で若い
シセイ「…」
一応ノートはとっておく。それはシセイの中の決まりのようなものである
今日は実技の授業ではなく、呪文の種類や効果を勉強するようだ
シセイ「…え?」
そのとき、シセイの机に折りたたんだ紙が回ってきた。回し手紙だ
シセイ「…」
気になって中身を見てみる
内容は
『次の1日授業、誰だと思う?』
どうやら、ほかの男子から回ってきたようだ
ほかのクラスメイトの答えがずらっと書いてある
シセイ「(マーシャさんかライシアさんかなぁ…)」
シセイは紙に『マーシャ』と書いて前の女子に回した
シセイ「(なんでいきなりこんなこと…?まあ、気になるのかな)」