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第6話

グリミ「お兄ーちゃん！」

食堂での昼食も済ませ、教室に帰ろうとしていたシセイ。しかし、廊下でグリミがシセイの腕につかまった

シセイ「あ、グリミちゃん。どうしたの？」

グリミ「なんとなく♪お兄ちゃんに会いたかったの」

グリミはシセイのことをお兄ちゃんと呼び、とてもしたっている

シセイ「そっか。お昼はもう食べたの？」

グリミ「うん！グリミ、こう見えてもすごく早く食べるもん。美味しいものはすごい早いよ！デザートは別腹！」

無邪気にはしゃぐグリミを見ていると、シセイも自然と笑みがこぼれるようだ

シセイ「ふふっ。僕も一緒だよ」

シセイも身長が低いのを気にして、たくさん食べることを心がけている

グリミ「あ、そろそろ午後の授業だね！じゃあ、お兄ちゃん、また後でね！」

元気に手を振りながらグリミは走り去って行った

シセイ「（なんかわからないけど…女の子の友達のほうが多い気がするな）」