3/31
第2話
なんとか遅刻せずに学校までやってきた
シセイ「ふぅ…間に合ったー!」
急いで教室へ向かう。きっとまたあの人にいじられるのであろう
グリア「あ!きたきた!今日もおっそいわね!」
シセイ「お、おはよう。グリア」
シセイは苦笑しながらもクラスメイトのグリアと挨拶を交わす
彼女はシセイのクラスメイトであり、一個下の妹がいる
ユア「…朝からうるさい」
彼女もシセイのクラスメイトである
彼女は静かなのを好み、よく鳥を観察している
シセイ「ご、ごめんね、ユア。なんかみんな騒がしいね」
グリア「あったりまえよ!もうすぐ学園祭なんだから!」
魔法界には季節はないが、人間界で例えるなら9月くらいの日付である
この学校は学園祭を控えているのだ
シセイ「あ、そ、そっか!」
グリア「明日から遅刻しちゃだめだから。朝も作業するんだからね!」
シセイの席は1番後ろの窓際。人間界ではなにをしても先生にバレない席である
シセイ「はぁ…(邪魔になっちゃうかなぁ…)」
人一倍優しい彼は邪魔にならない程度に作業を進めようと心得ていた
もうすぐ学園祭
学園祭が終われば1大イベントが控えているのだ