第24話
その日の放課後、ルータから図書室で勉強会をしよう!という案が出た。学園祭で忙しかったため、6人そろったのは久しぶりな感じがした
グリア「ユア、なんで今日は誘いに乗ったの?」
ユア「…勉強だし…図書室は静かだから好き」
図書室のためにさすがのグリアも小声で話している
ルータ「ねえねえ、マキヤくん、ここ教えてくれないかな?」
マキヤ「…ここは…」
みんなで揃うとおしゃべりするかと思ったが、真面目に勉強しているようだ
グリミ「ふむふむ…わかった、ありがとうグリア姉」
グリア「えぇ」
シセイ「…」
シセイは黙々とやっていた
グリア「へぇ、わかるのね」
シセイ「…まあ、復習だから…わからないところはたくさんあるよ」
シセイは少し恥ずかしそうに答えた
ユア「…終わった」
グリア「え?なにが?」
ユア「今日の分の勉強。これ以上やると逆にできないから、やめる」
ユアは毎日計画的に勉強をして、その日の分が終わるともう教科書も見ないのだとか
ルータ「ありがとう」
マキヤ「…いや」
テストが近いときの図書室はとても混んでいて、席を取るのにも苦労をする。そのため、いつもの図書室よりは少し騒がしい
魔法界の学校の図書室は大切な資料も保管しているため、窓を開けるときは少ないのだという
個人個人で勉強するよりもとても有意義の時間になり、みんなは個々に帰っていった