第20話
学園祭の熱も冷め始めた頃、また、1日授業を次の日に控えている頃
シセイ「はぁ…」
グリア「どうしたの、ため息なんかつくんじゃないわよ」
シセイ「あ、ご、ごめんね」
ほかのクラスメイトは明日が1日授業のためにソワソワしている
グリア「楽しみじゃないの?」
シセイ「まあ…(会ったら会ったで劣等感がすごいというか…)」
シセイはまだ四天王になりたい、という夢を誰にも話したことがなかった。どうせお前じゃ無理だ、とかそのあとからかわれると思ったからである
シセイ「…グリアは夢ってある?」
グリア「は?…特には。いきなりなによ」
シセイ「う、ううん」
グリミ「お兄ちゃーん!グリア姉ー!お昼食べよー!」
最近お昼は6人で、と決まっている
グリア「はいはい。ユア、シセイ、行こ」
ユア「…うん」
中庭へ出て6人で会話をする
グリミ「1日授業、楽しみだねー!」
ルータ「見れるだけでもなんか得した気分になるよね」
マキヤ「…」
シセイ「…?」
またマキヤから不思議なオーラを感じた。これは一体なんなんだろう
ユア「…つまんない。別に四天王だからって…」
グリア「ユア!ここではだめだって!」
中庭にはたくさんの生徒がお昼を食べに来ていた。いつもより人が多い気がした
ルータ「やっぱりお天気がいいと外で食べたくなるよね!」
シセイ「そうだね」