第19話
その後も問題なく、学園祭は終了した
人間界とは違って魔法界の学校は1日しか学園祭はやらない。そのため、行列ができるほど人が集中するのである
シセイ「ふぅ…終わったー!」
グリア「みんな、お疲れ様!全部売り切ったし、大成功だね!」
たちまちクラスが歓声で沸いた
ユア「…疲れた。片付けたらもう帰るから」
グリア「わかった。じゃあ、ちゃっちゃと片付けちゃお!」
シセイ「(片付けなら僕もできるかな)」
一人暮らししているシセイにとって、片付けはお手の物だった。飾り付けを外していらないものはゴミ袋に突っ込む
グリア「こっちもよろしく!」
男子「あいよ」
前にサボっていた男子も参加している
そういえば、シセイの耳には届かなかったが、やはり四天王も来ていたらしく、シセイたちのクラスも見に来たんだとか
女子「背が高くて綺麗だったよね!」
女子「うんうん!マーシャさんだっけ?次の1日授業もそうなんでしょ?」
女子が片付けながら噂話をしている
今世代の四天王は若い年齢層で、マーシャという四天王が1番の成績と魔力を誇っているのだという
やや反省を語りながら片付けが完了した
女子「はい、みんな!本当にお疲れ様!次は1日授業、それが終われば定期テストだから!気を緩めずにいきましょう!」
この季節がイベントづくめなのは魔法界も人間界も同じようだ