人
私はなんのために造られたのか。
この心も身体も人工物。
所詮プラグラム。
思考までも機械に支配されたオリジナルの人間のクローン体。
ただの人造人間。
ただの模造品。コピー品。
「また失敗した」
とあなたは私を見て嘆くけれど。
悲しむくらいなら愛して欲しい。
それでもあなたには愛する人がいて。
そのあなたが愛する人はこの世界にはもうどこにもいなくて。
私はそうして寂しいあなたに造り出された失敗作の一つにしかすぎなくて。
それでも、私にとってはたった一人の大切な存在のあなたに大切にして欲しい。
だから私は目覚めた瞬間、私はあなたに想いを伝えた。
「好きです」
「ほっといてくれ」
あなたを愛しただけなのに、どうしてそんなこと言われなくてはいけないのかわからない。
私の生きがいはあなたしかないのに。生きる理由はあなたなのに。
あなたに「死ね」って言われたら死ぬしかないし、「消えろ」って命令されたら喜んで消える。
なのに。
「ほっといて」って、どうすればいいのか私は知らない。
どう対処すればいいのかプログラミングされていない。
私はあなたを救う言葉も行動パターンも持ち合わせていない。
「もう死にたい」とあなたは言う。
私は死にたいとか消えたいとか考えるより、あなたのことを考えていたい。
あなたのことだけを考えていたい。
だから、あなたもそんなことよりもどうか私のことだけを考えていて。
そんなことを考える前にどうか私を思い出して。
数ある作品の中からOBOnの作品を読んでいただきありがとうございます…✨
小説をネットに公開するのは初めてなので、非常に恐怖しております。
創作活動頑張ります…!よろしくお願いいたします。




