7話 攻略する上級生
久々にきたゲームセンターは色々と変わっていて
キッズゲームも大人向けゲームもスロットも沢山あった。
4年生になった僕はコインをお金で買えるようになったので
コインを買って何をするか悩んでた時に
遠くで集まってる見た目が怖そうな上級生と
中学生が何かをコソコソしているのを見つけた。
目が合うと睨んできたので
一旦離れて遠くからみていると
なんとコインで遊ばずに台を少し叩いているところを見てしまった。
叩くことはプッシャーゲームとかで落ちない時に
少しやったりしたことは過去にあったが
その台は一枚上からいれる
フルーツマジックというゲームで
プッシャーゲームではない台である。
そのフルーツマジックは
横にスライドで往復してるところにコインが入るとルーレットの役割をしている部分があり
ちょうど1番左にきた時に、その部分と1番近い外枠を叩くと
ルーレットが回るバグがあったのだ。
0枚から増やせる台
自分がそんなところへ行けるわけもなく
キッズゲームで遊んだり
お皿にコインを乗っけるゲームなどで過ごしていた。
友達は何しているか気になり
探していると、でかい恐竜のある台に座っていて
コインも沢山もっていてびっくりした。
ダイノキングという台で
プッシャーゲームではあるが
ある場所にコインが入ると真ん中の液晶のルーレットが周り
図柄が揃うとコインを獲得できるシステムであった。
僕はこれにどハマりした。
ルーレットの演出、回転時に激アツ演出
大当たり後の確変、そしてジャックポット
楽しすぎて平日は部活、土日はゲームセンター
そんな日々を送ることとなった。