BIRTHDAY
四月二十七日。
私にとってはなんてことない一日だった。クラス替えで仲良くなった新しい友人と夢中で話しているような時期だろうか。
貴方に出会ってから、そんなくだらない一日さえも輝くようになった。
十何年前の今日に貴方が初めて呼吸をしたというだけで、私はたまらなく嬉しい。貴方の生まれた瞬間を喜べることが、私はたまらなく嬉しい。貴方がこの世界に存在してくれていることが、私はたまらなく嬉しい。
たった一人の人間にここまで心を動かされた。貴方は偉大だ。
こんな世界で私を大切に想ってくれてありがとう。
お誕生日おめでとうございます。
貴方の更なる飛躍が間近で感じられることに感謝して。