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異世界転生した。クラスの皆はどこでしょう。  作者: 写六 蘭丸
壊れる日常と変化
8/15

八話 攻撃力

あまりいっぱい書くつもりはなかったけど興が乗ったので書きました。あまり面白い話ではないです。



 「ぴゅっ」


 (けふっ)



 ...ごちそうさまです。

 めっちゃおいしく食べさせてもらいました。木の恵みに感謝を。

 ちなみにあの後もう二つ食べました。一個目を食べているときは食べれてあと一つかな~と思っていたけど結構大きな種があることに気が付きましてね。その分考えていたより一つの食べれる部分よりも実際は食べられるところが少なくなったせいでもう二ついけました。

 だけどさすがにお腹いっぱいです。人間だったころよりもいっぱい食べた気がします。


 ついさっき食べ終わったところなんだが、もう日も結構上がってきていて気温が先ほどよりも上昇している。日差しがすごく暖かい。




 さてと、一息ついたところでまた考察と行きますか。

 だが今回は少し体を動かしながらいろいろやっていきたいと思う。何をどれくらいできるのかは実際に動いてみないとわからないしね。


 とりあえず、ステータスの最初の項目の攻撃力について。


 計測方法は簡単何かに対して攻撃をするだけ。

 ただ、比べるものというか基準がない。もし、俺が今からここら辺の木を殴ったとしても隣で成人男性が木を殴ってくれないと自分の力の比較ができない。もしかしたらここら辺の木は地球の木よりも強度が高いかもしれないからね。まずまず、こんな太い木を殴るとか絶対に痛いからやりたくないけどね。



 ということで、思いついた方法が一つだけあります。

 やり方は簡単。木の実をぶん殴るだけです。使うのは先ほど朝食として食べていた木の実、明らかに硬い見た目をしていたし、殻も厚かったから強度はかなり高い。それを高所から落下させてぎりぎり割れるくらいの力を見極める。で、今度は俺がその木の実を殴って割れるかそれとも割れないか試す。割れなかったとしても一撃でこれを割るのは絶対無理とか、あと数発あれば割れるかもしれないとかは分かるだろうからそこからアレの半分とか推測する。


 全然正確な数字も出せないしただちょっと客観的に自分の力を見れるだけなんだけどね......。

 まあ、どうせ正確な数字なんて今は役に立たないし客観的に自分がどれくらいの力があるか分かればいまは困らないと思うし、こんなもんでいいだろう。


 ............こんな雑な計測とも言えないようなものしか思い浮かばない自分の頭が恨めしいぜ...。




 よし、せっかく思いついたんだし早速やってみよう!





 ここに木の実が五個あります。

 今持ってきました。できるだけ同じような大きさのものを選んできました。まずは一個を足に握り上昇します。最初だし木に最初の枝が生え始めているところから。だいたい二十メートルくらいかな、飛んでいるとなぜかだいたいの高度が分かる。


 落とす。

 割れなかった。結構鈍い音がした。


 二回目。今度は三十メートル付近から。

 またしても割れなかった。頑丈だな。さすがに割れると思った。


 三回目。四十メートル付近。

 あ、今度は少しだけひびが入ってる。


 四回目。新しい木の実に交換して、五十メートル付近から。

 割れた。完全に割れて中身が周りに飛び散ってる。......つい、やっちまったと思ったがここは地球ではないので片付けなくても怒られないのだが、理由もなく罪悪感が湧いてくる。

 ま、まあ、次に行くとしよう...。


 五回目。四十五メートル付近。

 割れた。だが、今回は前回ほど粉々にはなっていない。半分くらいまではつぶれて少し飛び散っているが、もう半分はひびが入りながらも形は保っている。



 では、次に地面に衝突するときを観察します。

 どうやって観察するのかですが、これは力業で解決します。三十五メートル付近からだいたい四十五メートル付近まで上がるように上に投げます。そして落ちてくる前に俺は地面まで急いで降ります。で、落ちてくるところを横から見るだけです。

 マジで適当すぎるとか言うのはやめてください。俺もわかってるんです...。でも、ほかにいい方法が浮かばないです!許してください!



 三十メートル付近から上へ体を回転させながら全身の力を使って、ぶん投げる!


 さすがにちょっと十メートルも上に投げるのは無理かもと思っていましたが、難なく飛ばせました。急いで地面に戻ります。ただ落下に任せるだけでは遅いので羽を使って加速させる。

 地面に衝突する前に翼を広げ、羽ばたくことでブレーキをかける。すぐに顔を上げるが、それと同時に木の実は落ちてきた。



 ......真横に。


 気づいた。これ、めっちゃ危ないことしてた。今は運よく真横に落ちてきたから良かったけど、ほぼ真上に投げたらなぜ自分のところに落ちてくると予想できなかったのだろう。ちょっと考えればわかるはずなんだけどなぁ。

 とりあえず今回は何事もなかったから、良しとしよう。


 気を取り直して、さっきのはすぐに落ちてきたせいであまりうまくとらえることができなかったのでもう一回やります。



 やり方はさっきと同じで今度は少しだけ前方に投げる。

 今度はしっかりとらえられた。


 威力やばいな...。

 すげぇ速度でぶつかったぞ。これ着地点に人とかいたら普通に死んでしまうだろう。たぶん亀でも無理。



 残ってる木の実は一つ。

 だからこれを攻撃してみるだけなんだが......鳥の体でどうやって攻撃すればいいんだ?

 何も考えずにぶん殴ればいいと思っていたが、まずまず羽で殴ることはできねぇ。足の爪を使って攻撃することとかはできるけどそれとこれは別だ。



 ...とりあえず嘴で全力でつついてみよう。

 せ~の。



 ガンッッッ!!!




 わ、割れたんですけど...。

 しっかり嘴の先が果肉に突き刺さっている。細かい破片が周りに飛び散っているが、割れた個所は小さい。地面とは違い力が一点に集中しているからだろう。


 と、これで嘴によるつつき攻撃にすっごい威力があることが分かった。んだけど、実際にはあの地面と衝突ときほどの力はないのか?

 よくよく考えたら力のかかっている面積が違うから地面と衝突したときの数分の一あるいは数十分の一くらいの力ってことになるのかな。いや、木の実は円形だから地面と衝突するとき、最初に力がかかるのは一点だけだ。そうなると同じくらいなのか?



 やばい。わからん。




 まあ別にいっか。とりあえず俺の嘴はあの木の実を一撃で割るくらいの攻撃力はあるということで。























 あれ...つまりほとんど何もわかってなくない?

 ステータスのことも何もわかってなくない?


 今回の教訓


  何かをやるときは目標を明確にした上でしっかり計画を立ててから行いましょう。適当もいいですが、何をやりたいのかを忘れないようにしましょう。




テスト勉強もです...。ちゃんと計画を立てましょう。

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