偉大なる異神ケトス ~深き者達~前編
闇を抜けた先には光がある!
ニャンコのモフ毛ではないが、神父モードな私の髪も期待の風に靡いている!
さあいざ! 食堂へ――!
そんなわけで!
大魔帝ケトスこと神父姿な私は、華麗に現場へ顕現!
聖職者のストラをバサバサさせて目的地へ到着したのである!
広い食堂フロアには、多重結界が張られている。
見習い魔女で天才少女なラヴィッシュ君、彼女の予想が的中したということだ。
怪我人はいるし、絶体絶命という空気だったようだが――まだ無事。
生徒達が結界の中からこちらを――。
いや、正確に言うなら連れのラヴィッシュ君を見て表情を和らげる。
手にする魔導書も杖も使用制限回数のある魔道具なのだろう、既に限界だったといったところか。
「みんな! 助けに来たわよ!」
ラヴィッシュくんが魔導の杖を構え、周囲をぎっと睨む。
『敵の姿が見えない――君達、いったいなにと戦っていたんだい?』
「そ、それが……みえないの! みえない、なにかが……わ、わたしたちを取り囲んで……っ」
と、答えたのは結界内で腕をダラっと垂らし負傷する生徒。
その周囲にも中途半端に傷を負った、戦闘不能状態の生徒が床に倒れている。
生きているのが不思議なほどであるが――。
これは、わざと殺していない……ようである。
『なるほど。敵は逃げる獲物のハンティング。狩りを楽しむように生徒達を駒とし遊んでいたのか。なかなか、どうして悪趣味じゃないか』
「けれど、生きているわ。狩りを楽しんでくれていたことで、まだ助けられる可能性ができたってことね。ニンゲンハンティングなんて、まったく褒められたことじゃないけれど」
ラヴィッシュくんはなかなかに冷静である。
しかし。
問題は――やはり敵の存在だろう。
鑑定の魔眼を発動させるも姿も気配もない。
物理法則も魔術法則も異なるっていうのは、本当に厄介なんだよね……。
「神父、なにか大きな気配が二つあるわ。一つはあなた、そしてもう一つは……なによアレ……っ、空を泳いでいるみたい。神父は知ってるのかしら」
『すまないが、外の国から来た私には知覚できないようだ。厄介だね。どの辺にいるか、杖で示しておくれ』
言われてラヴィッシュくんは短い詠唱の直後。
杖で光の道筋を作り出す。
そこはいつもなら学生たちが食事を楽しんでいる筈の、食卓の上で。
「そこよ――!」
『大神に仕えし――――。ウェンディゴの風となりて、我等に仇なす敵を戒め給え!』
すかさず私は手に乗せた元素風魔術の書をバササササ!
風の大神、その眷属の力を用い、風圧による拘束魔術を発動!
目標に向かい、山を下る突風に似た冷気が荒れ狂う。
何もない食卓の上が、ぎしりと歪む。
次の瞬間。
くふふふふふふと、隙間風のような嗤い声が食堂を揺らし始めた。
「憎き異神の眷属を扱いしモノよ! よくぞワレの身を暴いてみせた! ぐひぐひゃはははははは! いいだろう、認めよう。キサマの前に、ワレは顕現せり!」
びちゃり。
体液を垂らすような水音と共に顕現したのは、二足歩行の……うーみゅ。
サメ……だね。シャークだね。
生意気にも司祭の服を着込んだ、サメ男だったのである。
「どぉおおぉぉぉぉぉぉした? ワレの偉大なる貌に恐れをなしたか!? ん? ん? どうなのだ、外なる世界から舞い降りた神父、外なる神ケトスとやらよ!」
サメさんが、ヒレっぽい手でビシっと私を指(?)さしてくる。
どーしよ、これ。
しかもこの鮫司祭、私みたいな風に靡く肩掛けストラを巻いているから――微妙に服が被る。
ビチャビチャとヒレから水が垂れてるし。
こちらはドン引きなのだが、声を上げたのはなんとラヴィッシュくんの方だった。
「外なる神って、ケトス神父!? あなた、偉大なる異神だったの!?」
『おや、気付いていなかったのかい?』
「いえ、まさかとは思っていたけど……そんな超常的で存在するかどうかも怪しい神が、目の前にいるなんて思わないじゃない!」
おお、これはドヤイベントだ!
結界の中で震えている生徒達も、え……? って、めちゃくちゃ驚いてるし!
なんかサメ司祭にテンションが下がっていたが、戻ってきたぞ!
私は恭しく生徒達に礼をしてみせて――。
ニヤリ。
魔導書を顕現させながら言う。
『さて、では自己紹介をしておこう。私はケトス。大魔帝ケトス――偉大なる御方に仕える、外なる神性。女神アスタルテに導かれ顕現した、異邦の神さ。ああ、呼び名はケトス神父のままでいいよ。急に変えると混乱するだろうからね』
告げて私は影を伸ばす。
生徒達の結界を影結界で覆い、ガードを厳重にしたのである。
その異なる法則の力を眺め、サメ司祭が存外につぶらな瞳をぎゅっと尖らせる。
「ほう! 影使いであるか!?」
うへぇ……。
ギザギザの牙がねらっと光ってるよ。
サメってあんまり美味しくないからなあ……。
『おや、こちらは名乗ったのにそちらはなしかい? もしかして――ああ、すまない。君は名乗りもできないほどに恥ずかしい主人に仕えているのかな。ふふ、まあそれなら名乗りがなくても仕方がないね』
挑発に、サメの頭がビグっと震える。
よーし、扇動系の会話スキルはちゃんと発動するな。
負の感情が漂っている。
「よくぞ吠えたな、異教の神父よ! ワレは大いなるサメの父たるモノ! ワレの前に敵は無し、ワレの後ろには肉片すらなし! 偉大なる御方、――――に仕えし誇り高き司祭ナリ!」
デデーン!
と、変なポーズでサメ司祭がヒレから雫を飛ばしまくる。
その雫は一種の召喚門なのだろう。
眷属達が、わさわさと湧いてくる。
ドヤ顔のサメ司祭の周囲をミジンコの神官たちが回り出し、サメ父さまぁと褒め称えているが――。
……。
おそらく、ただの演出だろう。
『大いなるサメの父? すべてのサメを統べる存在……なるほど。嫉妬の悪魔にして終末の獣……海獣レヴィアタンの神性を別解釈したことによるクリーチャー、といったところか。ふむ。君の上司の存在もなんとなく読めてきたよ』
「ナニを理解不能なことを!? げは、げひゃひゃひゃひゃ!」
この辺のノリは、微妙にショゴスエンペラーくんと似てるな。
まあ、答えを求めるのは後。
まずは生徒達の安全を確保するべきだろう。
相手が張っている水の粘膜――。
結界を打ち破るように、私はパチャリとその粘液まみれの部屋に足を踏み込む。
水飛沫が赤く輝くのは、私の足元から天井を衝く魔力の影響だろう。
手を翳し――。
私は詠唱を開始した。
『我はケトス。大魔帝ケトス! 主よ、我が望みに応え給え』
詠唱により生まれたのは闇空間。
それは外世界との接点。
世界が、ぐぎぎぎぎぎっと音を鳴らす。
闇空間が凝縮されていき、やがてそれは一つの本という形で世界に固定された。
バサリ。
私は顕現せし書を手にし、続けざまに詠唱を開始する。
『水を司りしディープワンの王よ。我が意に従い、水の波紋を奏で給え』
「キサマ、その二つ名をいったいどこで――ッ!?」
相手は驚愕の声を上げるも――。
……。
なにもおこらない。
術の失敗を確認した私は書をもう一度翳し――、詠唱を再開!
が、やはり何も起こらない!
表紙だけはカッコウイイ魔導書を睨み、私は首をポリポリと掻く。
『返事はないし魔術も発動しない……。この書、ルルイエに記されし神はどっかに封印されてるのかな……。こりゃ、このサメ司祭たちが勝手に動いているって考えた方が良さそうだね』
告げた私の手に先ほどから顕現させていたのは、ルルイエ異本と呼ばれる魔導書のレプリカ。
狂える暗黒神話。
主にクトゥルーと呼ばれる存在について記された聖典である。
さきほどこのサメ司祭が主人と言っていた、暗黒神話で語られる神性なのだが。
「ルルイエ……異本! ばかな……っ、ありえん!」
『そんなに驚かれてもねえ。発動しない魔導書じゃ価値もないし、燃やしちゃおうか?』
その力を借りようとした魔術が発動しない。
ということは……元素魔術を発動させうる他の神とは違い実在しないか、消失しているか、封印されているか。
ともあれ、魔術が発動できない状態にあるわけだ。
ちなみにこの本、実は本物ではない、
種明かしは簡単だ。
ここは魔王陛下の夢の中――そして私は、夢と影の国ドリームランドを所有している。
ある程度の捏造も、現実の書き換えも可能。
それになにより、ここは魔王様の夢の中だからね。
私に対してメチャクチャ甘いのである。
で――!
眠っている魔王様に――サメ司祭の主について書かれた本を頂戴にゃん♪
と、呼びかけた。
ただそれだけなのである。
それは即ち、神への祈りと願い。魔王さまは私の願いを聞き入れ、サポート!
愛しき我が主が、夢の中に入り込んでいる私の手助けをしてくれているのだ!
これぞ絆である!
コピーではあるが、書の魔力は本物。
この書は魔王陛下、すなわち世界の創造神が生み出した書。
これこそが、おそらく――サメ司祭の狙い。男が最も欲している書なのだろう。
そんな私を眺め、サメ司祭はサメ肌にびっしりと汗を浮かべ、タラタラタラ。
びじょびじょの床に、追加で汗を滴らせている。
敢えて私はなにも気付いていない様子を演じて、サメくんに問う。
『この書が――どうかしたかい?』
「やはりキサマ! キサマキサマキサマっ! それは、アレなのだな!?」
サメ司祭がまともに顔色を変えて、私の手にする異本を凝視する。
そのヒレが震え、喉はごくりと鳴っていた。
……。
いや、喉があるのかはよく分からないけど。
ともあれ。
ビンゴかな。
「ナニユエ!? 何ゆえにキサマ如き異教徒の神父が、失われしワレラが主の聖典を手にしているのだ!」
『さあ、どうしてだろうか』
サカナヘッドが、ぬめぬめの壁と床、天井から顕現し始める。
サメ司祭が動いたのだろう。
「ワレラが主の書、取り返すのだ!」
サカナヘッドはこいつの眷属か!
更にサメ司祭の背後から、タコの足に似た触手がシュルルルっと走り出し。
じゃぶちじゅぅるる!
私が立っていた空間を毒属性の粘膜で攻撃する。
が――甘い!
『始原解放――影猫魔術:影渡りの猫』
実験は成功!
神話を再現するアダムスヴェインを悪用し、私はこの世界でも私の世界の魔術を強制発動!
この夢世界の創造神ともいえる魔王様に語り掛ける事により、特権を得ているのだ。
神の身内贔屓ともいう。
ちなみにこの魔術の効果は回避。
影を渡って場所を移すという、極々普通の魔術である。
「謎の魔術!? ええい、ならばこれならどうだ――ッ、げひゃっ、げひゃははははは!」
告げたサメ司祭が、召喚したミジンコ眷族をべっちゃべっちゃと投げつけてくる。
当然。
私は華麗に避けているのだが……うーみゅ、見た目が綺麗じゃない攻撃である。
ともあれ。
こちらの作戦は進んでいる。
私が注意を引き付けている間に、天才少女は空気を読んで動いていた。
ラヴィッシュくんがその間に避難していた生徒達と合流。
急ぎ、結界の強化に取り掛かっている。
私の影も含んだ結界だ――もはや容易く突破できないレベルにはなっただろう。
あちらの安全は確保された。
ラヴィッシュくんが目線で自分たちは大丈夫と、合図を送ってくる。
今までのやり取りは安全確保までの時間稼ぎ。
そろそろ攻勢に移りたい所だが――油断は禁物か。
私は挑発のスキルを発動!
『おや、性急だね。会話の途中で攻撃するなんて、君の主人はさぞや礼儀知らずだったのだろうか』
「返せ! 返すのだ、今すぐ! ソレソレ、それは! ワレが主人について記載された秘蔵なる聖典! ワレらが求めし、究極なる神の書!」
突撃してくるサメ頭を更に回避!
私は周囲に伸ばしていた影に逃げ、再顕現。
ルルイエ異本を手のひらの上で遊ばせて、くーるくる♪
『やっぱり君達、この書が目当てでここに来たんだね。残念だけど。これは既に私のモノさ。返して欲しいのなら、力尽くでくるんだね。もっとも、君程度の力で偉大なる御方の腹心である私を倒せるとは――ふふ、失礼。嗤ってしまいそうになった。まあいいや、とにかく戦うというのなら相手になるよ』
「黙るがいい異教徒!」
おうおう激昂しとる!
いやあ、挑発系のスキルが効く相手って楽でいいねえ!
ついでに情報を引きだそう。
『ねえ、そこのサメの人。もしかして君達の目的って――主人の封印を解こうとしているとか、そんな感じなのかい?』
「当然であろう! あの方の復活こそがワレラが大願! ワレラの目標! 深き夢の果てに見る、希望の成就なのである! そのために、ワレラはここに来た! この地に顕現するとされたその書、ルルイエ異本を求める! 求め、求め、求めるのだぁぁぁぁ!」
テンションたっか!
司祭服の裾から、両ひれをバッと広げる姿はまるで映画のパッケージ。
顔がサメだから、なかなかに怖い。
挑発のスキルの効果が切れないうちに、と。
私は赤い魔力を纏いながら、スゥっと影の亀裂から声を上げる。
神父のシルエットの下。
伸びる私の影が、まるで獣のような吐息を漏らす。
『異教の司祭よ。汝に質問だ――何故に生徒達を狙った』
「質問の意図が不明なのだが?」
首をコテリと横に倒すサメ司祭。
その存外に無垢な瞳を睨み、私の影は淡々と亀裂音で問いかける。
『意図が不明? ふむ、なるほどな――貴様らにとっては人間などエサと同じ。エサで遊んで何が悪い、といった所か。価値観が違うようであるな』
「そんなことは、どーでもいいのだ! 早く、ワレラが主の書を寄こすのである!」
此方の変貌に気付かず。
サメ司祭は声を荒らげる。
『言ったであろう。我は偉大なる御方に仕えていると』
「それがどうした、異教徒よ!」
神父だったモノ。
私の影はぎしり、ぎしりと歪な変貌を遂げ――水で覆われていた食堂を、逆に闇へと覆い隠している。
『我が主は我に言った。罪なき子供を傷付けるモノを許すなと。気に入らないと。我も同感だ。故に問おう。深き者よ――貴様は何故に人の子らを傷付けた?』
異形なる影を蠢かせる私。
大魔帝ケトスの視線にあるのは、結界の中で怪我を負い倒れ伏す生徒達。
そう、それはとてもイケない事だ。
「ふん! 人類など、偉大なるワレラ……われ……ら――」
サメ司祭の声が、途絶えていく。
ぱしゃん。
塗れた床を、後ずさる司祭の足音が響く中。
私は言った。
『喰うのならば、遊ぶな――喰わぬのなら戯れに殺めるな。享楽に耽る虐殺は、些か不快である。汝の神に習わなかったのか? 食べ物で遊ぶべからず、とな』
顔を真っ黒に染め。
表情も消えてしまった神父のシルエット。
その上で蠢く、異形なる獣――全盛期モードの私が語りかけていた。
ネコは見ていたのだ。
サメ司祭は……ひぃっ。
鋭い歯をガタガタと震わせ始めた。
「きさ、きさまはいったい……いったい、いったい! なんだというのだ!?」
闇の泉に逃げようとするそのサメ肌を、ぐしゃり。
ぎぎぎ、ぎぎぎぎ。
影から伸びるネコ手で引き寄せる。
『覚えておくがいい――我が名はケトス。大魔帝ケトス。それこそが我が名』
ぴちゃん、ぴちゃん。
肉球が闇の泉を、進む。小さくスマートなネコがとてとてとてと歩く。
その影が、狂おしい程の信愛をもって――ぎしり。
サメ神父の震える瞳をギラギラギラギラ。
闇の獣が睨みつけ――。
咢を開いた。
『偉大なる御方――ウルタールの創造神、無聊への慰みに夢見続けた魔を統べる君。魔王陛下に仕えし三獣神が一柱。我こそが破壊神、陛下の御心を乱す者に、殺戮を齎す魔猫である』
神父の私が祈りを捧げ。
魔猫の私が、くははははと嗤い。
魔族の私が、世界を覆う程に口を開いた。
影が――揺らぎ。
次の瞬間。
ざざざ、ざあああああああああぁぁっぁぁぁぁ。
蠢く魔猫の影が、サメの影を喰らい。
ずずずずぅぅ……。
影の世界へと呑み込み落とした。
ごっくん。
じゅるり。
サメを喰らった影の猫が、ぺろりと舌なめずりをする。
舐めたネコ手で、しぺしぺと顔を拭く猫のシルエットの前。
ぱしゃん……。
再顕現した神父の私は、静かに言った。
『なんだ、君――ゲスな性格の割には結構、美味しいじゃないか』
決め台詞を告げて、私は生徒達に目をやった。
英雄の勝利である!
さあ、称賛の嵐が待っている!
姿が神父モードへと戻っていく中。
ドドド、ドヤァァァアアアアアアッァァァァ!
さあ、褒めよ! 偉大なる我を讃えよ!
と、思ったのだが――あ、まずい。
生徒達、完全にフリーズ状態である。
怯え切ってるし。
そりゃ自分たちを圧倒していたサメ司祭を、一口で食べちゃったらこうなるか。
そんな中。
天才少女のラヴィッシュくんだけが、はぁ……と深く肩を落とす。
彼女だけは変わらず、私をジト目でじぃぃぃっと眺めていたのだ。
少女が言葉を紡ぎ出す。
「ちょっと神父! 食べちゃったら事情を聞けないでしょう!? どうして襲われてたとか! まだ伏兵がいるかとか、そういう情報はどうするのよ!」
正論攻撃に、私はんーと考え。
言い切ってやることにした。
『はははは、まあなんとかなるだろうさ』
「あのねえ! これじゃあ素直にありがとうって言えないじゃないのよ! っと、いけないわね。ごめんなさい――こっちの事情ばかりを押し付けていたわね。助けられたのは確かなんだから、お礼は言っておくわ。ありがとう」
と、言った直後。
ラヴィッシュくんが結界内で怯えている生徒達に言う。
「ほら、あなた達も感謝しなさいよ。神父がいなかったら、全滅だったんだからね?」
言われて助けられた事実を思い出したのだろう。
生徒達の目に、正気が戻る。
生徒達の中から、ちらほらと感謝の言葉が零れ始めていた。
うーむ、ラヴィッシュくん。
なかなかに良い子だね。




