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6話「豪華客船」
手を引っ張られて船内に入るとそこはまるでホテルのようだった
「…うわぁ…こんな所で過ごしていいのかよ…」
思わずこの船で何日か過ごすのが申し訳なくなった。
船にこれから同級生となる人達がばっと乗り込む
もう1度辺りを見回すと意外と人はそんなに多くない。
魔法使いってそんなに数はいないのか
「皆さーん!初めまして!貴方達1年生を担当するリリアンです!リリー先生って呼んでね!」
船内の真ん中にある大きな階段の踊り場から出てきた一人の女性、所謂学年主任というものなのだろう。
サラサラヘアーは腰までかかっていて如何にも優しそうな先生と言った感じだ
リリー先生、覚えておこう
「皆さんはこれからこの豪華客船に3日滞在してもらいます。その3日間で交流を深めてね、それじゃあ部屋番号を教えるから名前を呼ばれたら来てください。」
リリー先生は1人ずつ名前を呼んだ。
呼ばれた人には部屋番号、つまり3日間過ごす部屋を教えてもらえるようだ
どうやら見る限りひとり部屋ではないらしい
誰と一緒の部屋になるのだろうか…




