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魔法使いになったのに魔法が使えません  作者: アリカンヌ
豪華客船殺人事件!?
7/7

6話「豪華客船」

手を引っ張られて船内に入るとそこはまるでホテルのようだった


「…うわぁ…こんな所で過ごしていいのかよ…」


思わずこの船で何日か過ごすのが申し訳なくなった。


船にこれから同級生となる人達がばっと乗り込む

もう1度辺りを見回すと意外と人はそんなに多くない。


魔法使いってそんなに数はいないのか


「皆さーん!初めまして!貴方達1年生を担当するリリアンです!リリー先生って呼んでね!」


船内の真ん中にある大きな階段の踊り場から出てきた一人の女性、所謂学年主任というものなのだろう。

サラサラヘアーは腰までかかっていて如何にも優しそうな先生と言った感じだ


リリー先生、覚えておこう


「皆さんはこれからこの豪華客船に3日滞在してもらいます。その3日間で交流を深めてね、それじゃあ部屋番号を教えるから名前を呼ばれたら来てください。」


リリー先生は1人ずつ名前を呼んだ。


呼ばれた人には部屋番号、つまり3日間過ごす部屋を教えてもらえるようだ


どうやら見る限りひとり部屋ではないらしい


誰と一緒の部屋になるのだろうか…

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