真由子
妊娠といった描写があります。苦手な方はブラバしてください
後悔していることがあります
つむはもういない
色々なわだかまりを残して羽ばたいていってしまったのです
あれは、もう少しで、3年に上がるという時期一番上の3年生がいなくなり何だか偉くなったかのようなふわふわとした何とも言い表し難い気分で廊下を歩いている時のことだった。ふわふわとしているのは、それだけではなかったのだけども。
その日は、日直だったのだ。私の学校では、日直は毎日1人だけ。出席番号順に毎日交代していっている、その日に休んだら次の日の人に回して来たらやるという、必ずやらなくてはならない逃げられないものだったのだ。
日直の仕事は、主に黒板を消したり、日誌を書いたりするのが仕事なのだが運が悪いことにその日は、現国の先生が抜き打ちでノートを集めるようにと告げたのだ。そんな仕事も日直の仕事だ、それまでうんざりしながら運んでいたのに先生にありがとうなんて簡単な言葉一つ唯褒められただけで浮き足立つのだから我ながらしょうがない。
「真ー由子ちゃーん」
そんな、気分をぶち壊し私に突進してきたのは友達の佐藤 つむぎ、同じクラスの迷惑なことに私を見ると突進してくる友達だ。
その日も、つむは私に突進してきていた。それが、いつもの戯れだけではなかったのではと今になって思うのだ。
「つむ、どうしたの」
「あれ、真由子ちゃん機嫌悪い?」
まあつむは、とても空気を読むという事をしてくれない。折角浮き足立っていた気分をぶち壊してくれる、いつだってこの子はそうなのだ。
「痛い痛いよ真由子ちゃん」
とりあえず、頭をグリグリしといた。そんなのは、いつものやりとりだった。
「ねえ、つむ」
「なあに?真由子ちゃん」
仕返しは、この位にしとくかと手を離してその時に肩に着いていたゴミをついでにと払った後、つむと目線を合わせたのをよく覚えている。つむのほうが私よりも背が低いからわざわざ少しかがんで膝が痛かったのが印象に残ったからだ。
「また、あんたイジメられたの?」
良く見れば、つむの制服が所々汚れていた。
「……」
つむの見た目は、小さくて色素がすっごく薄いのが儚く見えて消えてしまいそうな印象を醸し出している。なのに、性格はよく言えば騒がしく愚直に真っ直ぐに前を見て困っている人を放っておけずに何とかしようとしてしまういい子。
悪く言えば、こうと決めたら周りが見えない、聞こえない、だから上手く立ち回れずに自分が困ってしまう馬鹿な子。
そんなつむはよく目立つ。声が大きいからというのもあるけれど困っている人を放っておけずに救おうとしていたからだ。その性格に救われている人もたくさんいるし、私もその一人なのだ。
だれかれ構わず思ったままストレートにものを言ってしまうから中々クラスに馴染めなかった私を理解してくれてクラスに馴染めるように、後押ししてくれた子。今では、ほんの少しものを砕いて考えて言うべき事ではないことを思いとどまって発言出来るようになったと思う、そんなふうになれたのもつむのおかげだ。
それは、私だけではないのだ。クラスには、安藤というクラスカーストの天辺にいる女がいる。この女が好きな男も、つむが持ち前の明るさと行動力で救ったのだ。けれど、間違ってもつむは困ってるから助けたのであってその男に恋心なんて、もっていなかったのだ。しかし、男は違った。私がもしその男の立場であっても勘違いしても可笑しくないくらいにつむは献身的だったのだ。だから、クラスメイトの男は恋に落ちた。それは、さも必然的だったようにも思える。
しかし、つむは違ったのだ。
「貴女が好きです佐藤さん」
けれど、クラスメートが何人か残っていた放課後、いくら人気のない特別教室でもそこでするものではなかったと思う。
絶対に人が来ないと分かっている、旧校舎ですれば良かったのだと私は思う。
そしてつむも馬鹿だ。
「私、先輩と付き合っているのだからごめんなさい」
付き合えないとだけ言っておけば良かったのに、先輩とつきあっていると教えなくても良かったと思う。
多分、それを聞いてしまった人物がいたのだろう。あそこは、防音がなってないから、声の大きいつむの声なら聞えたのだろう。
聞いたのは、きっと安藤と仲の良い誰か。じゃなければ、こんなにも早く噂は広まらなかっただろうにと思う。兎に角、嫉妬に狂った安藤が友達と一緒になってつむを虐めているのだろう。
きっと、少し落とされているけれど足跡の形が少し残っている汚れは安藤達にやられたのだろうと思う。
「黙ってったらわからないよ、ねえ安藤にやられたのでしょ?」
そこまで、わかっているのになぜ何もできないのかと言えば確証がないからだ。けど、私はつむが安藤達に教室に連れ込まれたのを見ている。つむに助けてもらったこそ今度は私がつむを助けたいのだけどもつむは何も教えてくれない。
「真由子ちゃん」
私の名前を呼んで、つむは黙る。
「理恵ちゃん達は、関係ないよこれは私だけの問題、それに私はイジメられてないよ?」
理恵ちゃんとは安藤の下の名前だ。誰にでも、私にも名前+ちゃんで呼ぶつむは、まるで特別な友達はいらないと言っているみたいだ。
それに、つむは時々今日みたいに制服に蹴られた跡があったり、酷いときには見えにくい所に包帯が巻いてあったりしていた。
これを、いじめと言わずとしてなんというのだろうか。
「……終わったら真由子ちゃんだけに教えてあげるから今は何もしないで欲しいな」
「うん」
困ったように眉を下げていうつむにその時は何も言えなかった。もっと、つっこんで聞いていたら違ったのかもしれない。
それから、安藤は別の男と付き合ったと風の噂で聞いた。何でも、図書室でよく本を読んでいる眼鏡君と付き合ったそうだ。
穏やかな彼と、騒がしい安藤がうまくいっているのが失礼ながら不思議だなと思ったのを覚えている。
そして、そんなにもあっさりと好きな人が変わるならつむをいじめていたのは違うかもしれないと実感した。
なら、つむをいじめていたのは誰?
「真由子ちゃん、一緒に帰ろ」
つむの事で悩んでるのに、当の本人は終止笑っていて私はどうしたらいいのか分からなかった。
「……真由子ちゃん?」
「ごめん、考え事をしていた」
「そうだよねーもう来年で受験生だもんね」
「つむはさ、将来の事を考えているの?」
来年、受験だと言われても私はなりたいもの、将来の夢などを明確に持ったことはないからどうしたらいいのか分からなかった。
そりゃ、幼い頃はお花屋さんだとか、ケーキ屋さんとか思っていた時期があったけど、先輩たちの話やガイダンスを聞いてると、これというものがわからなくなって、穴に落ちてしまったみたいにどうにも上手くいかずにっちもさっちも進めなくなってしまったみたいだった。
「うーん、私の将来ねー」
つむは笑っていた。
まだ、空は青かったのに何故かその時だけ夜がきたかのような暗さになったかのような錯覚を覚えた。
「無難にお嫁さんとか?」
「なんで疑問系なの」
「きゃー、真由子ちゃんに突っ込まれた」
いつものじゃれ合いだった。
だけど、何故だかとてもその日は疲れたのを覚えている。
「真由子ちゃん、バイバイ」
「うん、またね」
つむが学校に来なくなったのは、終業式を迎える数週間前のことだった。
心配で、連絡ツールにその旨を打ち込んでみたが音沙汰は無しで、その時につむがどこに住んでいるのか、それ以外の連絡方法を知らない事に気づいたのだ。
学校外で遊ぶときも、待ち合わせは大きな街の駅とかそんなで、つむは既読無視とかしないから1つの連絡ツールだけで満足していたのだ。いや、つむの地元は学校のある地域だと知っているけれどどこに家があるのか知らない。
友達と思っていたけど、何も知らなかったのだなと愕然したものだ。
そんな、モヤモヤとした数日後私は寄り道して学校の裏にある川原に行ってみたのだ。それは、以前つむが、お気に入りの場所だと言っていたからいるかなとか、そんな軽い気持ちで。
「真由子ちゃん?」
久しぶりに聞く私の名前を呼ぶその声はとても弱々しく実際、つむは弱っていたのだろう。そんなこと、お構いなしに抱きついてしまったのは、失敗だったかなと思う。
「真由子ちゃん、苦しいよ」
これじゃあ、いつもと逆だねと笑うつむはどこかに行ってしまいそうだった。
「つむ、置いてかないで」
そんな、焦りからだろうかその時私はみっともなく泣きはらしもっと苦しかっただろうつむは、私が落ち着くまでずっと頭を撫でてくれた。それに、安心して次第に泣くのをやめた私はやっぱりつむは凄いなと思ったのをよく覚えている。
「真由子ちゃんはさ、視野が狭いんだよ、例えば理恵ちゃんの事どう思っている?」
私が、落ち着いた頃を見計らって落された言葉にそんなことないと言いたかったのだけども、そうかもしれないと思ってしまったからもう負けだ。
「安藤は、茶髪に染めてて大勢で大声で喋っていて遠足の時にヘソピあけてるの見たから怖い」
「うん、まあ見た目はね理恵ちゃん達怖いよね」
苦笑したようにつむは言ったけど、それでもと
「真由子ちゃんはさ、理恵ちゃんと話したことある?無いでしょ、恐怖を覚える分には理恵ちゃん達のせいなんだから仕方ないと思うけどね」
一度、話してみろとそういう事らしい。
「できるか分からないけど挑戦はしてみる」
「うん、その調子」
ポチャン
投げられた石が静かだった水の表面の形を変えていく。
ポチャン
ポチャン
ポチャン
投げられていく度に形を不安げに変えていく波。
ポチャン
「つむ?」
つむは、人の悩みを引き出すのが上手いクセに、自分の悩みを誰かにいうのが、できない。
多分、これはそんなつむからのメッセージなのだろう……でも、私にはつむのような人から悩みを聞き出すのができない。だから、私にはただ待つことしか出来なかった。
「ちゃんと話すって約束だったよね」
それは、終わったらというものだ。多分だけどつむの問題は終わってない。
「うん、だけど」
「私、どうしても2人で生きたくて……それをお父さんに言ったらまだ高校生何だぞって怒られたの」
「そんなにも、焦らなくても先輩は待ってくれるんじゃない?」
優しそうな、先輩の顔を思い出しながらそう伝えたのだけども。結婚というのは、ある意味一種の拘束だ。他人と家族になるということなのだ。決して、お互いがお互いを想いあっているだけで出来るものではないと思う。
私が、つむの親でも多分いや、絶対に怒るだろう。
「ちゃんと親御さんと話した方がいいと思うよ」
「話したよ、ここ数日ずっと話したけど分かってもらえなかったから思わず飛び出して来ちゃったの」
あぁ、だから最近学校に来てなかったんだな。
「それにね、時間がないんだ」
「なんの?」
その時の、私はただのほほんと先輩が海外にでも行ってしまうから結婚とか言っているのかと突拍子もないことを思っていた。
「今は3ヶ月に達するか達しないかその位なんだって、お父さんは堕ろせと言っているの……ねぇ真由子ちゃん、高校生で赤ちゃんを産むのはダメ?」
どこか、暗い瞳で、縋るように言われたけど……
「まって、つむ」
まさに、冷水をかけられた思いだった。
「その……赤ちゃんができたの?」
恐る恐る聞くと
「うん」
いつものつむからは考えられないようなか細い声でそれでもはっきりと肯定する声がかえってきた。
「おめでとう?」
なんて言葉にしていいか分からずかろうじて出たのはそんなことばだった。
「ありがとう……なのかな?」
困ったように笑うつむに今度こそなんて、言葉をかければよいのか分からなかった。
「私ね、この子を産みたいの。世界中がね、敵になっても守りたい……なんてね」
冗談っぽく茶化しているけれど多分本気だ。
「学校はどうするの?」
「退学かな」
あっさりと呟かれたそれに、今度こそ言葉を失った。
「……そんなのっ嫌だよ」
「……」
又、同じクラスになれるかは分からないけどいつもの様に駅で待合せして一緒に学校に通って、夏には一緒にアイスを食べたりオープンキャンパスに行ったりしたい。冬には、肉まん食べながら帰って、進路について話し合いたい。
「それは私じゃなくてもできるよ、今の真由子ちゃんならきっと」
「私はっつむがいいの」
今の私ならと言うけど、そんな風にしてくれたのはつむなのだ。そんなつむと後一年、一緒にいたい。一緒に卒業を迎えたい。
「私は、この子と2人で生きていきたいの」
「……2人?先輩は?」
ここに来て、2人と言う言葉に疑問をもった。3人では無いのだろうか。
「この子と私で2人だよ」
まるで、先輩何かいなかったみたいに言うけれど
「先輩は知っているの?」
「うん、知っているよ」
「なら何で」
「真由子ちゃんはさ、先輩の事どう思っている?」
背が高くて、ニコニコ笑顔が優しくて、たまにつむが自慢してたように、記念日にはプレゼントを贈ってくれるような人?
「先輩も、堕ろせと言っているの。そして、真由子ちゃんが想像しているような人ではないよ」
「どういう事」
「怒られちゃうから秘密」
つむは、最後まで秘密を作るんだね。
「つむは、これからどうするの?」
「無理やりおろされる前に家を飛び出して、暫く空き部屋を持っている叔父の所に住んでこの子を産むつもり、幸い大学資金の為にバイトしていた貯金があるから暫くは大丈夫だよ」
簡単に言っているけれど、高校生が貯めた貯金なんて、一人で暮らしていたら直ぐに無くなるだろう。それに、一人で何てお腹が重くなってからだと不便に違いないのだ。
「私はやっぱり反対だよつむ」
つむと一緒に学校に通いたいからだけではなくて、つむにかかる負担が重過ぎるから。……最悪、死んじゃうかもしれないから。
「知ってるよ」
真由子ちゃんが反対する事なんて知ってるよ、何てなんでそんなにも笑っているのだろう。
「もう、太陽が沈み始めちゃったよ」
冬の夕暮れは早い。夜のカーテンがすぐにお日様を隠して変わりに白く輝く月を置いていくのだ。
「真由子ちゃんは、遠いところから来ているのだから早く帰りなよ」
今から、帰ればまだ七時には帰れるだろうけど、それでもつむを置いて帰りたくなかった。
「ダメだよ、真由子ちゃんの両親が心配するよ」
話は終わったとばかりに、追い出そうとするつむが心配で、今度こそ会えなくなってしまう気がして。
「……親には連絡するから」
必死に、取り縋ったけど笑顔という拒絶に為すすべもなく。
「大丈夫、私は消えないよ。落ち着いたらさ、ちゃんと連絡するからアプリ消さないでよ」
嫌だったけど、その言葉を信じて立ち去ってしまった。
「佐藤つむぎさんが転校しました」
それから、数日後担任からそんな言葉をかけられた。ああ、つむは本当にいなくなってしまった。
えーとか、急になんでとかあちこちで声が上がっている。
「酒井さんは何か佐藤さんの事で知っているの?」
噂好きのクラスメイトからそう聞かれたけど、なんていえばいいかわからずに
「ゴメン、私も突然のことで驚いているの」
何て、嘘を着いてしまったり。
「……そうか1番仲の良かった酒井さんでも知らないんだ」
そんな言葉に、少し嬉しくなってへこんだりして1日を過ごした。
「ねえ、酒井さん」
その日の放課後の事。私が最も苦手とする安藤に声をかけられた。
「佐藤さんが転校ってどういうことよ」
……やっぱりつむの事でだった。
「知らない」
関わりを持ちたくなくてそう言って、背を向けてしまった。つむに、視野が狭いと言われたけど関わってみようなんて無理だった。やっぱり怖いのだ。
「嘘つき」
「貴方が何を知っていると言うのよ」
その言葉に思わず、きれてしまった。今日1日ずっと殆どそれだったのだ。嘘を付き通さなくてはという信念の元限界だったのかもしれない。
「何怒ってるのウケるんだけど」
「安藤さん」
「本当の事でしょ」
冷たく切り捨てられて言葉に詰まった、嫌だ、逃げたしたい、怖い。そんな気持ちで立っているのが辛かった。
「逃がさないよ、私は知りたいの、真っ向から私に啖呵をきった面白い佐藤がどうして逃げたのかを」
安藤に追い詰められてにっちもさっちも行けなくなった時、安藤の言った言葉に我慢が出来なくなって
「つむは、逃げたのではないよ」
あっと思った時には遅かった。
「やっぱり知ってるんじゃん酒井さん」
ニヤリと蛇のように赤い舌で舌なめずりをするかの如く私に迫ってくる。
トンと、肩が壁に当たる。後ろにはもう下がれ無い。
「これは、つむの事だから私は何も話せない」
「ずるいねぇ、それって知りたければ佐藤さんに聞けって事でしょ?もういないじゃんどうしろって言うのさ」
「面白がるような人には教えられない」
やっぱり安藤は嫌いだ。
「別に、面白がって聞いているわけでは無いんだけどさ、話したくなったら教えてよ」
茶髪に染め上がった髪を苛立ちげにかきあげて、そう言うが多分私は教えないだろう。
「酒井さんって、くそ真面目ちゃんのビビリかと思ってたけど意外と言うねー面白い」
外れてないのが、悔しい
「安藤さんに言われたくないです」
「あっハッハッハ、私酒井さんの事気に入っちゃったー」
安藤に気に入られても嬉しく無いのだけども……。
「勘弁してください」
「今日の所はね、じゃまた」
「さようなら」
その日は、つむが学校から完全にいなくなって、安藤に気に入られるという何とも苦い日だった。
4月になり、最高学年を迎えたけど、つむがいないのに、何故か安藤に絡まれるのに慣れてしまってどこか寂しかった。
「ちーす」
「何ですか、安藤さん」
「つれないね、酒井さんは……あっクラス又、一緒だったよーじゃっ菜々子またせてるから後でねー」
嬉しくない、何で7分の1の確率で又、同じになるのだろうか。ここにつむがいれば盛大に愚痴ってやるのにな。
けど、つむはもうこの世にいない。
「何が消えないよ馬鹿」
春休み中に、つむが交通事故で亡くなったらしいと付きまとわれるうちに知ったけどつむと同じ地元の安藤から連絡が来たのだ。
小さな子供を庇っての事らしい。何とも、人助けの好きなつむらしいことではないか。
認めたくなくても、 新聞に小さく記事が載っていた事で、それが本当の事なんだなと認めざるをえなくて。
「つむの馬鹿」
その日は、何度も何度も泣いた。嫌な予感は当たるもので、あの日にあったのが本当の本当に永遠の別れとなったのだ。
「もっと、粘ればよかった」
身内だけの小さな葬式だったらしく、葬式にも出れなかった私は未だにつむがこの世にいない事を実感できないでいる。
それでも、私は生きていて後を追うことも出来ないし、周りもドンドンつむの事を忘れて行ってしまうのだろう。
「嫌だなぁ」
君がいなくても、世界は回っています
せめて、私は君の事を忘れないでいようと思います
活動報告に、登場人物の説明があったりします