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強がり!

作者: テイネン48

Y美は、なに不十分なく生きてきた。


頭も良く会社に入ってからも、なにかに負けた事がない。

要領も良く上司受けもいい。


当然、二十代で役職に着いた。

一つ悩み事がある。

頭が良すぎる為か、彼氏が出来ない?

異性とのつき合いはあったが長続きしない。

要は、自分を主張し過ぎる!

自分でも、いけなと思うが負けることが嫌だ。


媚びてまで、上手くやってく意味が解らなかった。


それでも、会社に行けば居心地がいい!

誰も、自分逆らわない?

いざとなれば、上司は自分の味方をする。

男なんて当分要らない。

そんときは、そう思ってた。


三十才を間近に、なった頃、体に異変が起こった!

入院、正に青天の霹靂!

幸い、1ヶ月ほどで退院したが、

女の人生を少し変えざる事態になった。


もっと早く例えば結婚してたら、人生チョッと変わってたかもしれない?

今更・・・・たら・ればである。

もう、もとに戻らない人生なんて、こんなもんだ。


そんな時、同僚の送別会に出る。

つき合いは、長いが全く気にならない男の同僚だ。

どっちかちと言えば、うだつの上がらないやつ!


入院してから、チョッと男をみる目が変わった?

なんでだろうか?

自分でも解らない?


何となく、ドジなところが可愛く見える!

今日で、もう会えない?

そう思うとなんか、(涙)がでた。

忘れかけてた、女心・・・なんでだろう?


「好きかもしれない?」

トイレに、立って我にかえった。

告白すれば、例え上手くいっても、最終的に自分が傷つくのは解っている。

少し、酔ってしまった?

ウソをついて先に店を出た!


次の日の、ゴールデンウイークは良く晴れていた。

昨日は、チョッとセンチになっただけだろう。

あの、同僚も一時の感情で、もしかすると好きとかでは、無かったのかもしれない?


その夜、

普段飲まない、ワインを口にした。

昨日の記憶が甦る。


自分は、本来可愛い女なのかもしれない?

仕事なんてどうでもいい

誰かを好きでありたい!

意地を張っていただけだ。

甘えることは、カッコ悪いことじゃない!


出来れば、あの送別会に戻って告白したい?

後で、どうなろうと

一度でいいから、貴方の胸で泣いてみたい・・・・

そうしたら、

チョッと強く生きて生けるんじゃないか?


なにかが、欲しかった?

昔、撮った集合写真、

若かった自分の側にアイツがいる。

写メで撮って合成した。

子供染みてるが、そのくらいいだろう!


世の中には、星の数ほど男はいる。

いや、今は、そんなもんは

どうでもいい!

一度でいいから、会いたい・・・・・・・・・


曇った、スマホの画面を、指でなぞった。

さようなら・・・・・・と




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