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モールも安全ではないようです

新学期が始まるので一週間に一度ほどのペースでの更新になります。

≪誠二視点≫

「と~ちゃ~く!ショッピングモール!」


 皆さんこんにちは。ただいま我々はショッピングモールに到着いたしました。あたり一面ゾンビゾンビゾンビの亡骸。まあぶっちゃけ死体ですね。それと吐く生徒たち。やっと実感わいてきたんですかね?今になってゾンビ見て吐き出し始めましたよ。


「いやあ~、そういえば吐いてないな~。とか思ってたけど実感わいてなかっただけかよ」

「まあ最初はこんな感じだろ」

「うむ。我も始めて人を殺したときは吐いたのである」

「…吐かなかった」

「お主はな」


 俺らのグループは全員人を殺したことがあるからねー。いまさら感あるんだよね。それに殺さないと殺されるしね。


「先輩そろそろ中に突入しますか?」

「そうだな。行くぞ」

「「「「「了解サー」」」」」

「・・・仲いいな。なんかずるい」


 そうして俺らはモールの中にいるゾンビを蹴散らしながら進み始めた。


「ん~?これは三階か?人の気配がするな」

「ではエレベーターで行きますか」

「あの生徒たちを先に行かせろ」

「はい。みなさん先に行ってください」


 空の誘導に従い、かなり憔悴した生徒たちがエレベーターに乗り込む。数は32人。ここに移動してくるまでに死んだ奴がいたのだ。


「ほんと世知辛いよ」


 そのまま特に問題は起きずにモールの三階に着く。そこには結構な数の人がいた。


「50人ぐらいいるか?結構生き残ってんなあ」

「…うじゃうじゃ」

「うじゃうじゃはないだろ」


 藍里が結構ひどいことをサラッと言う。この子も腹黒なんだよねえ。


「おお、近くの高校の生徒たちか!生き残ってたのか」


 モールの中にいる人たちの中で比較的ましな顔をしているおじさんが話しかけてきた。他の人たちはほとんど目もくれなかった。


「こちらは四十人ぐらいです。そちらは?」


 俺らの中で一番行儀がいい空がおじさんと話し、情報を集めだした。


「三階は家具売り場であるか」

「食料入手は不可能だな」

「…ですね」


 そうかこの階は家具売り場なのか。じゃあ食料品売り場。つまり地下を開けないといけないのか。


「先輩。どうやらここのモールの周辺に巨大な蜂のようなものが飛んでいるそうです。大きさは約5m。数は一匹だそうです」

「了解。少し休憩したら俺と藍里が蜂退治。奈央と剛と空が地下にいるゾンビを掃討する。桜と七海は留守番だ」

「「「「「了解サー」」」」」

「わかったー!留守番してる!」

「おお、えらいぞ桜!」

「えへへ」


 く、なんてかわいい妹だ。ロリコンに襲われないように注意しなきゃ。



   *  *

≪七海視点≫


「やめなさい外は危険よ!?」

「そうだ!死にに行くようなものだ!」


 1時間ほどが経ち、誠二達が外にいる蜂を退治しに行こうとすると、大人たちが出しゃばってきた。ああいう自分は何もできない足手まといのくせして説法する大人が一番嫌いなんだよな僕。


「うるせえ、戦えもしない奴がピーピーわめくな」

「ひいっ」


 誠二が大人たちに向けて殺気を放つ。それだけで大人たちは委縮してしまった。


「せんぱーい!!」


 大人たちを無理やり説得し、外に行く準備をしていた誠二達に向かって声をかけながら走り寄ってくる物がいた。九重君だ。何やらかなり焦っているようだ。


「大変です先輩!外に巨大なカブトムシが!縦2メートル、横7メートルぐらいの奴です!!」

「細かっ」


 そんな細かい長さまで測ったの!?なんか変なとこまじめだなあ九重君。


「カブトムシ?」

「はい!結構強そうでしたよ!」

「・・・お前ら作戦変更だ。七海以外の四人でカブトムシを足止めしとけ。俺が蜂をやる」

「「「「了解サー」」」」

「・・・行くぞ」


 そうして生物部VS巨大昆虫の戦いの幕が上がったのだ。




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