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始まりはネコ科

「辺境に飛ばされました」のキャラがシリアスな世界でギャグるお話。他の人たちはめっちゃ死ぬ予定だけどね。

 はじめましてこんにちは。俺の名前は刀藤誠二とうどうせいじ。東京都にある普通の公立高校に通う学生だ。学年は三年で、部活は生物部。顔はかなりいい方だと自負している。さらに成績も運動神経もいい俺はリア充の部類に入るのではないだろうか。


 ちなみに今三時間目の授業が終わったところだ。


「あ~、さっさと昼休みになんねえかな~」

「そう思うなら早弁はやめたらどうだ」


 今早弁してる俺に話しかけているのが坂上奈央さかがみなお。黒髪をポニテにしていて、クールビューティーみたいなかんじ?がする。あれだ。大和撫子ってやつだ。顔よし、成績よし、運動神経よしなパーフェクトな奴だ。


「それは出来ぬ相談だな。早弁は男のやらねばならぬことだ」

「いや、そういうわけじゃねえだろ」

「なに!?」


 今の変なしゃべり方をする奴が豪田剛ごうだつよし。筋肉だ。以上。


「ぬ?今何かいらっとすることがなかったか?」

「ないない」


 こいつらは俺と同じ生物部の部員で、生物部は俺らを合わせて6人いる。


「そろそろ授業だな。早弁もほどほどにしておけよ」

「「了解」」


 まあこんな感じで毎日を過ごしてるわけだ。






「・・・・・・・・ん?」


 それは四時間目が終盤に差し掛かったころに何かを感じた。感じたのはいつもの眠気や殺気ではない。(そんなん感じてんるってのも悲しいが)強いて言うなら違和感・・・。何かが妙に引っ掛かった。


(これはなんだ?)


 感じた違和感はおかしなものだった。クマよりも大きいものが動いている。そんな気配。俺は変だと思いながら窓から外を見た。


「は?」


 校庭にいたのは巨大なライオンだった。かなりの大きさ。そしてかなりの隠密性・・・


(ネコ科だしなぁ)


 ・・・あれ?そんなこと言ってる場合じゃない?って何か後ろにも変なのいるじゃないですかー。やだもー。


「ライオンの次はゾンビかよ」


 ライオンの後ろから向かってきていたのは、見るからに死んでいると分かる人間達。つまりゾンビだった。



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