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新たなる生活 幼女モドキは非常識なり

 この小説って需要あんのかね?

 おはようございます、本日は知らない天井が朝を告げております修螺でございます。


 何を言っているんだと思われることでしょう。


 ですが知らない天井が見えるのです。


 自分で体験するとあまり心地の良い気分ではないです、はい。


 割と言ってみたい台詞だったんだがね、これ。


 「はぁ、またあの母の仕業だな」


 こんなことだろうと思った。


 段取りが良すぎるな本当に。


あの人のことだから前から考えていたのだろう。


 あの人は法則性がないように見えて実は色々考えて行動しているようだからな。


 凡人には皆目見当もつかんが。


 「んん~あさ~?」


 ん?おかしい、自分の布団の中から女性の声がする。


 まさかと思い、布団を見る。


 少し隣のあたりが盛り上がっているのが目に入る。


 これは、何のいたずらだ母よ。


 「ははは、引っかからんぞ母よ!どうせ貴様だろ!」


 がばっと布団を剥ぎ取りました。


 裸の幼女Aとお目目が合いました。


 布団を戻しました。


 そして俺は考えた。


 自分にそんな趣味があったなんて思っても見なかったと。


俺はいつ連れ込んでしまったのだろうか?


いや、母の陰謀だな。


だが向こうは裸だ、つまりは手を出してしまったのでは?


親御さんになんて説明すればいいんだ。


 娘さんを僕にくださいでいいか?いや、間違いなく殺される。


 では、娘はいただいたぞ、ははははは!これは間違いなくつかまる。


 じゃあ、二人で黙って消えるか?これも誘拐で指名手配か。


 あれ、どれも最悪の未来だぞ?


 「修くーん、布団どけてー」


 「あ、ああ悪い」


ん?この声、しかもあの顔は・・・・


「て、親父じゃん・・・」


焦って損したな。でも、これはこれであまりよろしくない。


きっと需要があるのは頭腐な人に対してのみだろう。


「?」


布団からモゾモゾと出てきた親父が首をかしげながら目をパチパチと瞬かせてこちらを見てきた。


「キモい!」


「何が!」


「お前だお前!って、包帯だらけだなよく見ると」


まぁ、それはそうだろう。


あれだけの家庭内暴力にあったのだ、仕方ないだろう。


「大丈夫!もうなれたよ!」


「ナレンデヨイナレンデヨイ」


「しかも最近ちょっと気持ち良くなってきたような気もするんだ~」


「目覚めかけとる!?」


ま、まぁあれだけ殴られたらそうなるかもしれないが・・・・本物の変態になられても困る。


 唯でさえ、見た目幼女のちょっと頭のねじが飛んだ人なのにこれ以上変わった人間になられてもこまる。


 「それより雪ちゃんからの伝言だよ~「サプライズはどうかな?気に入ってくれた?でも手は出しちゃ駄目だよ?私のだから」だって」


 軽く頭を抱えた。


 なにがサプライズだ、軽いパニックに成ったではないか!


 本気で自分が犯罪者か疑ったぞ!


 それと!俺は男色の趣味はない!大事なことだぞここ!


 「解ったよ親父。ついでにさ、さっさっと服を着なさい」


 「着せて?」

 

 コテンと首を傾げるな!お前が俺の親父である限り俺にはそれが気持ち悪いとしか映らんぞ!


 「自分で着ろ!お前何歳だよ!」


 「36!」


 「元気よく答えんでいい!とにかく、いい大人・・・なんだから自分で着替えろ」


 「今の間はなにーーーー」


 言えません、言ったらきっとショックで立ち直れないだろあんた。


 「さ、はりーはりー」


 「ぶぅ、いいじゃんいいじゃん、雪ちゃんは毎日着替えさせてくれてるんだよ?修くんもやってよ」


 うぜー、マジで。


 あ、明日は確かごみの日だったか?


 もって帰ってくれないだろうか?


 「嫌じゃボケ、なにが楽しくて親の着替えを息子がせにゃならん。馬鹿も休み休み言え」


 「もういいもん!修くんにはたよらないもん!」


 ま、マジ殺してー!


 ぷりぷり怒ってるのが可愛いのは本物の幼女だけだろ!


 36のおっさんがいくら見た目幼女だろうと可愛くねーんだよ!


 本気で切れそうです!


 「はいはい、さっさとしろ」


 「う~ぃ」


 今なら母が恋しい、こいつの守ができるあなたが。


 尊敬します、あなたは偉大だ!


 「あっ今日は日曜だよ!修くん病院いかなくていいの?」


 「いや、言われんでも行く」


 俺が病気というわけではないが、行かなければ成らない理由がある。


 人生でもっとも尊敬している人のお見舞いだ。


 「すまん、少し出る。って服は何所に仕舞ってあるんだ?」


 「これかな?」


 親父が段ボール箱を見る。


 うん、思いっきり服って書いてあるな。


 「それだな」


 言いながら布団から出てダンボールを開けることにした。


 「おい、これは妹くんの服じゃないか!」


 蓋を開けてびっくり、そこには妹くんが普段着ているゴスロリな服の数々があった。


 「俺にこれを着ろと?」


 「似合うんじゃない?」


 「俺、今ものすっっごく機嫌悪いからきっと明日のごみの日は苦労すると思うんだ。そのあたりどう思う?」


 「・・・似合わないと思う・・・ことにする」


 「ことにする?こ・と・にぃ・す・る?」


 「似合いません、全力で」


 「結構」


 苛苛したのでついついやってしまったが、ここは男として全力を持って否定しなければならない所だ。


 そも「着ればいいのに」という顔をするな!いくら俺の顔が少し女の子の様な感じでも、俺の心は列記とした男だ!10人中7人は俺のことをちゃんと男と見るんだからな!それと誰に似たせいでこんな顔になったのかわかってんのか?犯人は間違いなくおまえなんだよ「この幼女モドキが!」


 「修くん、思考が漏れてるよ・・・僕の幼女じゃないもん、男だもん」


 「お前など幼女モドキ(笑)で十分だ。とにかく、服をどうにかしよう。と、言うわけで買ってきてくれないか?パ・パ?」


 「任せてよ!サイコーにイケてるの買ってくるから!」


 「うん、任せた」


 ちょろいな、この親父。


 財布を引っつかんで玄関に走っていく親父を見送る。


 「ちょっと待て!!!!おまえ全裸じゃん!?!?!?!?」


 「ん?駄目?」


 「駄目に決まってるだろボケチンがー!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 こうして慌しくもあるが俺と幼女モドキ(笑)36とのどちらが親なのかわからない、親子二人の生活が始まった。


 この幼女モドキの非常識さに、先行きが不安です。



 

 次回からは再構成した風潮にあわせるような文章になります。


 ご迷惑をおかけしますが、再構成依頼しだいですべてに手を加えます。


 まあ、ぎりぎり読めると思うので臨機応変にお願いします。

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