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アリステア王国存亡記  作者: ぞなむす
第二章・四カ国会議
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第四話・世界の鍵を握る者、集う①

前に言った通り大会は外伝扱いで全カットです、はい。

 アリステア王国で開催された大会は、好評のうちに幕を閉じた。


 大会には多くの優秀な人材が出場した。若年者の部では、己が武をぶつけあう武闘大会において弱冠十五歳の少年が優勝を果たした。また己の知識と発想を披露する弁論大会においては、軍略部門で電撃戦なる戦術を披露した少女が審査員をうならせていた。


 他にもこれからが期待される人材が数多く頭角を現し、実りの多いものとなった。


 三十歳以上の者が出場できる熟年者の部では、実りは多くこそなかったが、一つ一つの果実が大きかった。弁論大会では共和国出身の初老の女性が新機軸の経済体系について語り、帝国で名を馳せた勇将がなんと治水の方法について述べて皆を驚かせた。武闘大会では皇国の元騎士の独壇場だった。


 老いてますます盛ん、年の功。全盛期を過ぎても、いや今こそが全盛期だと言わんばかりの活躍は若者達に負けず劣らず見応えがあった。


 優秀者には賞金と、アリステア王国でのそれなりの地位が約束され、多くの選手たちもそれに応じた。王国にとって大会は大成功といえる結果となった。




 そして大会という祭りの熱気も冷めやらぬ間に、ついに四カ国会議が始まる。


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