石のゆらぎ
掲載日:2026/03/04
忘れていたことを
生きている揺らぎのなか
思い出そうとする
暗闇をさぐる指
言葉をしればしるほど
線がひかれていく青空のした
見上げると波が立った
ゆるい時間が糸を絡ませ
嘘ばかりでよかった
心臓の鼓動
疲れた明日は
潤いの足りないかすれた窓辺
手にとった
固い感触が石だとしった日
ぼくは頭を思いきり殴った
モノをモノとして認識してしまった
罪悪感がドクドクと流れ落ちる
赦される日は
忘れられるその縛り
なにかをくわえたかった
タバコが身体に悪いとしってから
どうしても辞めることができず
ぼくは身近なモノをいつまでも破壊したい
死ぬのが怖いときもある道すがら
目に飛び込んでくる感触を
ひかりを
怯えないでいたあの頃




