表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界ネットショップ!〜ドラゴンも魔剣もポーションも、売って買って、楽すごダンジョン配信〜  作者: ツキノ
Gランク

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/108

30 情報屋

休日もあっという間に終わり、その日はそれぞれ携帯電話を持ってダンジョンに向かった。

もちろん、攻めるのはリリカだ。

リリカは地下5階まであり、まだ、地下3階までしか制覇していなかったからだ。


相変わらずいたずらケットシーは頭に来るし、眠らせケットシーや陽気なケットシーなども中々面倒くさい。

眠らせケットシーはすぐに5円玉を振り催眠術にかけてくるし、陽気なケットシーはくだらないギャグばかりをやっている。

そんなケットシー達をミアと風助が一網打尽にして、俺たちは地下4階まで来た。


すると…


「あれ?

ルナティさんじゃないですか?」


ルナティさんがそこには居た。


「あら、衛輔じゃん!」


衛輔呼ばわりされてるし…


「ルナティさんお久しぶりです。

また、匂うんですか?笑」


俺がふざけて尋ねると、彼女は少し不機嫌に答えた。


「あら、バカにしてるでしょ!

でもね、32番目のダンジョンはあるわ!」


彼女は言う。


「…ルナティさんて情報屋さんでもあるんですよね?」


「あら…

何かほしい情報があるぅ?」


「どんな情報があるんですか?」


「そうね。

今出せるのは…

32番目のダンジョン…2000万円

対戦スペースについて…2500万円

DKについて…500万円

ってところかな?」


意外と高い…


「じゃ、じゃあ、DKについて、を買います。」


俺は500万円を送金した。


「OK、確かに受け取ったわ。

では…


DKというのは、ダイバー・キラーの略なのよ。

つまり、ダイバー殺し。

最近とあるパーティがダイバー殺し、つまりDKなのでは無いか?という噂が立っているわ。

噂に留まっているのは、ダイバーの死体が上がっていない事、見た者も居ない事、ダイバーを殺す理由がはっきりしてない事、などが挙げられるわね。

そのパーティの名前は華魔鬼凛(カマキリ)よ。

リーダーは、佐久間由奈(さくまゆな)、副リーダーは東雲春(しののめしゅん)

特に副リーダーの東雲は超特殊な能力を持っていると噂されるけど、詳細は不明。


まぁ、このパーティに出会ったら、真っ直ぐに逃げる事をお勧めするわ。

パーティのランクはBに留まってるけど、実力はAランクだとも言われているしねぇ。」


ルナティさんは言った。


華魔鬼凛…


「ありがとうございます。

気をつけます。」


「うんうん、じゃ、500万円ありがとね!

また!」


ルナティさんは不思議なスケボーに乗って去っていった。


俺たちはそのまま地下5階を制覇して、ダンジョン・リリカを攻略した。

相変わらずボスの間は攻略されていて、仕方ないので俺たちは出口に引き返した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ