16 新商品
そうして、地下1階までを制して、俺たちは出口に上がった。
たくさんのドロップアイテムをリュックに詰めてアパートに帰った。
ミアが料理を作ってくれている間に、俺は異世界ネットショップでドロップアイテムを売った。
〜ヨロズ売り場〜
☆プリンセスゴブリンの剣…5万円
プリンセスゴブリンの剣。
中々の切れ味で、素材にも武器にもなる。
☆クイーンゴブリンの弓矢…6万円
クイーンゴブリンの弓矢。
クイーンらしくゴールドに彫刻の入った弓矢。
かなりの威力だ。
☆ゴブリンの?壺…20万円
何が入っているか?何が出てくるか?分からないゴブリンの?壺。
かなりのレアアイテムで、高額で取引されている。
☆ゴブコブの実…25万円
食べると、ステータスの力の値が20%アップする。
従魔にたべさせてもOK!
とあった。
俺がアイテムを売り払うと…
なんと!
78万円にもなった!!!
やっべぇ!
これはすごい!
そんなこんなで、みんなで夕飯を食べた。
その日はカルボナーラに、半熟卵の乗ったサラダ、オムレツだった。
カルボナーラはクリーミーなクリームソースの甘みと少しのベーコンの塩気が絶品で、するする入っていったし、サラダは、半熟卵をとろーりと割ってサラダに広げると…ここは天国!?となるし、オムレツはチーズとミートが入っており、チーズがとろけてミートに絡み合うのなんのって…
とにかくミアの料理はいつも絶品だった。
「美味しいなぁ。
あ、ミア!
しばらくはレナのダンジョンを攻めるから!
お金を稼ぐことに集中して、早くこのボロアパートを出よう!」
「分かりました!
尽力します!」
ミアはオレンジジュースを飲みながらそう答えた。
ジュース類が好きらしい。
風助は相変わらずモルモットをモグモグ…
そんなこんなで、レナのダンジョンで荒稼ぎする日々が続いた。
異世界ネットショップにも目新しい商品は無いと思っていたら…
その日!!!
〜ヨロズ売り場〜
☆ポーション(S)…300円
スモールポーション、エスポとも呼ばれる。
回復値は300前後である。
☆ホーリーポーション(30m)…500円
30ミニッツホーリーポーション、30ホリポとも呼ばれる。
飲むと、30分間モンスターが近寄って来ない。
☆ダークポーション(25m)…1000円
25ミニッツダークポーション、25ダクポとも呼ばれる。
飲むと、25分間モンスターが寄ってくる。
☆スライムドオムレツ…550円
スライムの形にオムを焼いたオムレツ。
目と口はケチャップで。
中々美味しい。
☆マジック布の可愛いカクテルドレス…10万円
七色に光るマジック布を使ったカクテルドレスだ。
防御力も中々で、パーティーにはもってこい。
ミアに似合いそう…
☆炎獄のフェンリル…300万円
炎獄のフェンリル、その名もゼンファーファ。
超強力な炎魔法を操り、堅固な牙でどんなモンスターも食い殺す。
欲しいでしょ?( ̄▽ ̄)
とあった。
欲しいに決まってる!