100 遂に100話か
その日もボス戦が終わり、クタクタで帰ってきた俺たち。
「ミアさん、夜ご飯はペペロンチーノなんか良いかもしれませんねぇ。」
「反対×
肉じゃがが食べたい٩(๑❛ᴗ❛๑)۶」
「ウナギだにゃ!」
などと、夜ご飯の注文が入り、ミアが頭を悩ませている頃…
俺は1人異世界ネットショップを開いた。
〜ヨロズ売り場〜
☆マドンナソード…1000万円
マドンナソード。
新しいCOCOメンバーにどうぞ。
☆暗号読解ルーペ…4億円
暗号を読解してくれる不思議なルーペ。
暗号ペンと一緒に購入して最強☆
☆暗号ペン…5億円
書くと全ての言葉が暗号に変化するよ。
ダンジョン内での仲間内でのやり取りなどに便利。
ペンは岩、木、コンクリートなど色々な所に書けるぞ!
☆スキルフルーツ…300億円
スキルが増えるすごいフルーツ!
値段は相場で変動するよ!
☆モフモフアースドラゴン…500億円
もふっもふなアースドラゴン、その名もルールゥ。
もふアイドル級に可愛いくて、とっても強い。
欲しい人ー?( ̄∀ ̄)
☆神託の鏡…1兆円
…………。
とあった。
俺は迷わずモフモフアースドラゴン・ルールゥをポチッとした。
屋敷の床に巨大な土が盛り上がる。
「何ですか?」
「召喚だー!」
「新しい仲間にゃ!」
「まぁ!」
そして、土が二つに割れると、中からもふっもふっの、アースドラゴンが現れた!
「ルールゥ!」
俺はモフモフに抱きつく。
「こらこら、触っちゃダメなのだよ。」
ルールゥはそう言って長いもふもふの首を緩やかに振る。
「キャー!
可愛いですぅ!」
「かっわいいのだにゃ!!!」
ミアとサニーも目をハートにさせ、モフモフアースドラゴン・ルールゥに触りまくる。
「あ、あ、あ…
毛並みがぐちゃぐちゃに…
なるのだよ…」
ルールゥはとても困っているようだ。
でも、まんまるなお目目に、もふもふの毛並みのドラゴンはとても可愛い。
これは、アイドルだ!
「ふぅん?
異世界ネットショップも変わり種を扱うようになりましたねぇ。」
ゾードはロマネコンティを飲みながら離れたところでそう言った。
「もふもふっ☆★」
ジョーカーももふもふが好きなようだ。
そして、ルールゥだけは基本的に室内で飼う事になった。
ゼンファーファやシャニル、ウラウサや風助がヤキモチを妬きそうだが…
まぁ、良いだろう。
こんなに可愛いのが悪いんだぁぁ!
と言うわけで、その日はウナギのパスタとカレー風肉じゃがという訳の分からない夕飯のメニューとなった。
パスタにはウナギの力強さが加わり、味が適度に濃くて美味しかったし、カレー風肉じゃがもなかなかの物だった。
誰がルールゥと寝るか、じゃんけんで決める。
勝ったのはミアだった。
おやすみ、みんな!




