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第61話 祝・魔法!

※□※※□※※□※1行×32文字で執筆中※□※※□※※□※

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「えっとさ、そう、そう、魔法。魔法設定しよっか」


 神斗が話題を変える。

 

 祭壇の下に目を向けると板の床に水が流れている溝があり、数人が正座の格好でその水に手を浸している。

 足湯ならぬ手湯みたいだ。


「みんな、何しているの?」

「あそこで魔法の設定をしているのです。それ以外の信徒は椅子に座って祈りを捧げています。」

「なんで、こんな面倒なことにしたんだろう、虎さまは……」


 ウィルに「さぁ、やってみましょう」と言われ、水が流れている所に手を浸す。

 

「ステータス画面がでてきた。ここで魔法を選択するんだね」

「魔法は、持っている属性の全てが見えるはずです。魔法を活性化して等級をえらべば終わりです。5つの魔法が選べるはずです」

「え? 5つしか選べないの?」

「そうです」


 沢山持っている魔法が使えないじゃなくて使いづらいよ。

 でも、ルールなら仕方がない……。

 

「ここでセットしないと使えないなんて、万能ではないんだね」

「だから、前もって戦略を立てないといけないのです。でも、ある程度セットは決まってきますけどね」

「それ意外に魔法は等級があります。零級・一級・特級・無限級・神話級となっています。もちろん【収納(アイテムボックス)】にも」


 魔法の消費MPは以下の通り 生活魔法は零級のMP1しかないらしい。

 

 魔法等級    MP消費

   零級       1

   一級       5

   特級      10

   無限級     50

   神話級    500

 

 魔法にはアクティブ系とパッシブ系がある

 

 アクティブ系魔法

 生活魔法の【(スパーク)】零級使用

 MP10/10→9/10 回復すると10/10に戻る

 

 パッシブ系魔法(常時発動)

 無属性魔法の【収納(アイテムボックス)】一級使用

 MP10/10→5/10 回復しても5/10のまま


「そうだ。ヴィヴィオラってMPが231あるんだよね? だったらさ、俺の荷物も持って欲しいんだけど! だから無限級にしてよ」

「オッケー! 任せとけ! その代わりキビキビ働いてもらうから」

「あいよ」


 常にMPが181/231になるけど、まだまだ余裕がある。

 残りのMP残量で他の魔法を選ぶという事なんだろうな。

 

「次に注意事項として、等級の下位と上位は合わせては取れません」


 【治癒(ヒール)】の一級と特級を取ることは駄目と

 次の依頼に合わせて、等級も選ぶのが大切らしい。

 かすり傷なのに特級の【治癒(ヒール)】を連発してしまうとすぐにMP切れをおこしてしまう。

 

 今回は、冒険者ギルドの依頼を考えて以下の通り設定してみた。


パッシブ系魔法

 【収納(アイテムボックス)】無限級

 

アクティブ系魔法

 【治癒(ヒール)】特級

 【鑑定(アナライズ)】特級

 【探索(サーチ)】特級

 【浄化(クリーン)】零級

 

 あっと言う間に5個だ。

 できれば、攻撃魔法と【光源(ルミナリー)】も設定したかった。

 暗いのは、怖いもん。

 森の中って夜になると不気味なほど静かで、360度闇が広がってる。

 今回は夜に動くわけじゃないのであきらめよう。

 名残惜しく【光源(ルミナリー)】をタンタンタンと指でタップする。


アクティブ系魔法

 【治癒(ヒール)】特級

 【鑑定(アナライズ)】特級

 【探索(サーチ)】特級

 【浄化(クリーン)】零級

 【光源(ルミナリー)】零級

 

 あれ? セットできちゃった。

 え? バグった?

 

「ねぇ、ウィル……。ちょっと聞きたいのだけどセットできるのは全部で5個だよね?」

「そうですね。5個までです。どうしました?」

「なぜか、6個目が設定できてる」

「私はできませんね。試しにもう一個押せますか?」

「攻撃魔法を一つ欲しいから……【追尾の矢(ガイディングショット)】でいいかな」


 【追尾の矢(ガイディングショット)】特級をタップする。

 

アクティブ系魔法

 【治癒(ヒール)】特級

 【鑑定(アナライズ)】特級

 【探索(サーチ)】特級

 【浄化(クリーン)】零級

 【光源(ルミナリー)】零級

 【追尾の矢(ガイディングショット)】特級

 

「できた! 設定できるよ!」

「……。……アハハ。ヴィヴィは本当に面白いですね」

「何個まで設定できるか試そうよ」

「では、パッシブ系にしましょう。【永遠の鎧(エターナルアーマー)】防御系ですね。装甲が増えます」


 なるほど!

 私はHPが低いからこれはとっておいた方がいいよね。



ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー



 結局最終セットは、魔法10個らしい。


パッシブ系魔法

 【収納(アイテムボックス)】無限級

 【永遠の鎧(エターナルアーマー)】特級

 

アクティブ系魔法

 【追尾の矢(ガイディングショット)】特級

 【鑑定(アナライズ)】特級

 【探索(サーチ)】特級

 【治癒(ヒール)】特級

 【浄除(クレンズ)】特級

 【光源(ルミナリー)】零級

 【浄化(クリーン)】零級

 【(アクア)】零級


「10個もセットできるなんてラッキー!!」

「旧神様、虎さまにお願いしたラッキー全振りせこくない?」

「えへへ、いいでしょ」

「旧神様は、魔人族……ビースト種を愛してますからね……それにしてもやり過ぎですね」

「えこひいきが酷い!」


 立ち上がり、旧神である虎さまに感謝して神殿をでた。

 早く使ってみたい!


「神斗の属性は〖光〗属性だけなの?」

「〖火〗属性も持ってるよ」

「え? いいなぁ。魔法って言えば〖火〗属性ってイメージだもん」


 【火球(ファイヤーボール)】って、RPGだと一番初めに覚える魔法。


「ウィルは?」

「私ですか? 私は〖無〗属性と〖雷〗属性です」

「〖雷〗? かっこええ!」

「この世界の魔法属性はいくつあるの?」

「属性は光・闇・無・聖・魔・火・水・風・土・雷と生活魔法があります。世界で魔力がある人は2割ぐらいですね。そこから、魔法属性持ちは1割もいません。そして、ほとんどが生活魔法です」

「凄い貴重なんだ。魔法持ちってさ」

「そうです」


 魔法属性を複数持っているのは、ジョブの中でも少数で賢者だけがすべての魔法属性を持っているらしい。


「賢者すごいじゃん!」

「でも、魔法は5個までなんだよね? しかも、MPだって限りがある」


 やっぱり、魔法ってチートだから制限をかけているのかな?


「魔法に頼るなってことかぁ。でも、私は10個設定できる!」

「やっぱ、ヴィヴィオラってせこくない?」

【★お願い★】

こんにちは、作者のヴィオレッタです。

最後まで目を通していただきありがとうございます。

少しでも 「また読んでやるか」 と思っていただけましたら、

広告の下にある【いいね】や【☆☆☆☆☆】ポイントを入れてくださるとめっちゃ喜びます。

最後に誤字や言葉の意味が違う場合の指摘とかもお待ちしております。

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