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(二)‐4

 野上は車を駐めると後部ハッチを開いて死体を降ろそうとした。しかし、死体は重かったので、先に穴を掘ってから死体を降ろすことにしてハッチを閉じた。そもそも死体をどこに埋めるのか、まだ具体的に決めていなかったからだ。穴を掘る場所を探すのに、死体を連れて歩くのは大変であるに違いないとも野上は考えたのだ。

 そこで、助手席に置いてあったシャベルと懐中電灯を持って、道路の谷側と山側をそれぞれ見てみた。谷川へ降りた方が楽だと思ったものの、暗いのと草木が邪魔だった。草木の生え具合から概ねどの程度の斜面かは想像ついたが、うっかり転落すると自分が死んでしまうかもしれないという考えが頭をよぎり、怖くなって斜面の山側へ上っていくことにした。


(続く)

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