表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/17

(三)

 翌日、野上は仕事に行った。この日は朝から雨が降っていた。昨晩の雨は止まず、ずっと降り続いていた。

 野上は、町内を東西に走る国道の修繕の現場を担当していた。しかし、この日は雨のため、やむを得ず会社の事務所で事務仕事をした。

 建設会社で事務仕事をすることができる人間は多くない。雇われている人間はほぼ建設作業員だ。事務仕事をするよりも体を使い土木作業を長年してきた人間ばかりだった。それは野上も同じだった。だから役所に提出する工事現場関連の書類などは経営者の奥さんや跡継ぎの若い社員がやることになっていた。しかしながら、その作業は滞っており、社長は雨でヒマをもてあました作業員に処理させていった。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ